2020年11月03日(Tue)
『私たちにできることは何だろう?!』第3回いづいっちゃんねる<「宮城のLGBT今とこれから」をLive配信しました>
スタッフの大坪です。 第3回いづいっちゃんねる「宮城のLGBT 今とこれから」をご覧いただきましてありがとうございました。 ![]() ゲストとしてお話をいただきました内田有美さん(性と人権ネットワークESTO)、小野寺真さん(にじいろCANVAS)、インタビューアを務めていただいたTOHOKU360通信員の前川 雅尚さんありがとうございました。 また、番組のはじまりにトラブルがあり、広報でお伝えしていたURLとは別の場所で配信が始まってしまいました。番組をご覧いただくために待機していてくださった方、最初の部分を見ることができなかったと思います。大変申し訳ございませんでした。 番組動画URLはコチラです ![]() ![]() ■ゲストのお二人が所属する団体をご紹介 <にじいろCANVAS> 小野寺真さんが共同代表つとめています。 宮城県をキャンバスに、にじいろの人の繋がりを描きたい! 『誰もが自分らしく暮らせる地域』を目指し多様な性を生きる者として主体的に活動しています。 Twitter→https://twitter.com/2416canvas Facebook→https://www.facebook.com/2416canvas/ <性と人権ネットワークESTO> 内田有美さんが所属されています。 セクシュアリティの尊重とジェンダーの平等をめざして活動しています。 HP→http://estonet.info/ ■私たちにできることは何だろう… ![]() ※アライとは、LGBTsに理解があり「活動を支援する人」という意味で使用される言葉です。 LGBTを表す6色の何かを身につけているとアライを表明することになり、応援の一つにもなります。 ![]() 小野寺さんはトランスジェンダーですが、それ以外のセクシュアルマイノリティ―の人が、どんな悩みを持っているかは知らなかったそうです。セクシュアルマイノリティ―のアライでもありたいと、胸には「I'm ALLY」と書かれたレインボーのバッジをつけていました。 ![]() 小野寺さんが所属する、にじいろCANVASが企画運営するイベント 『多様な性を発信 にじキャス!サテライト放送局』 日時:2020年11月15日(日) 13:30〜16:30 場所:エル・パーク仙台 ギャラリーホール https://m.facebook.com/2416canvas/photos/pb.100229121568011.-2207520000../175131140744475/?type=3 サポセンブログでも紹介しています ⇒11/15放送!オンラインラジオ<多様な性を発信>ニジキャス! 『宮城県でも制服を選べるようにしてください』 →オンライン署名はこちら 小野寺さんが発信者となっている活動です。 番組内でも、「らしさ」を強要されると苦しい、選べることは尊厳だというお話がありました。スカートかズボンかを子どもたちが選べるということは、性別だけではなく、宗教、健康状態、民族的なバックグラウンド、多様性を生きることを選ぶ、という一つの変化になるのではではないかというメッセージも込められています。 サポセンブログでも紹介しています。 ⇒オンライン署名で参加しよう<宮城県でも制服を選べるようにしてください>自分”らしさ”を選択できる社会へ 小野寺さんと「にじいろCANVAS」で活動している 「レインボー・アドボケイツ東北」代表の小浜耕治さんが、 「パートナーシップ宣誓証明制度の創設を」と、仙台市市議会に陳述書を提出しています。 河北新報 2020年10月22日 木曜日 掲載 https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201022_11015.html また、小浜さんからは、番組に「にじのひろば もよろしく」とコメントをいただいておりました。 コミュニティースペース「にじのひろば」は、自身のセクシュアリティに関わらず、安心して過ごせるコミュニティスペースです。 コミュニティースペース「にじのひろば」 開催日時は、仙台市のHPからご確認ください。 ⇒https://www.city.sendai.jp/danjo-kikaku/kurashi/manabu/danjo/torikumi/tayounaseinoarikata.html ![]() ゲストの内田さんがまとめられた報告書がサポセンの蔵書にあります。 「東日本大震災におけるセクシュアルマイノリティ当事者の被災状況およびニーズ・課題に関する調査」報告書 発行日 2015年3月9日 性と人権ネットワークESTO 内田有美 当時、セクシュアルマイノリティーも被災しました。その事実は、あまり報道されてきませんでしたが、そこに、どのような不安や困難があったのか、内田さんは当事者への聞き取り調査も実施されています。 事前打ち合わせでは、内田さんから震災時のセクシュアルマイノリティーの状況を伺いました。 それまで、自身のセクシュアリティーを隠して生活してきたのに、避難所に行くことで、それが脅かされるくらいなら、避難所に行かない、という人が多かったのだそうです。お風呂に入らず、消臭剤を髪にふって生活していたという人もいたというお話もうかがいました。 内田さんは、番組内でご自身の夢を話してくださいました。 「壮大な夢ですが… どういうセクシュアリティーであっても、その人がそのままで生きていける社会、その人らしくいられる社会になれば、そういう日が来たら一番良い」。 現在、内田さんがまとめられた報告書は、入口からすぐの図書コーナーで関連図書とともに展示中です。貸出不可の図書ですが、館内でご覧いただくことは可能です。 ぜひ、お手にとってご覧ください。 ■番組の中で出た用語など ○SOGI Sexual Orientation(性的指向) Gender Identity(性自認、性同一性) ※性の多様性を表す言葉 ○セクシュアリティ 「人々があるモノ・コトを性的と感じている有様そのもの」を指す言葉 ・生物的な性別・性自認 「性自認」自分の性別をどう感じるかということ 「性的指向」どのような対象に性的に惹かれるかを表す。 ○セクシュアルマイノリティ ・性的少数者 ○カミングアウト 秘密にしていたことを告白すること。 ○クローゼット 自分がマイノリティであることを「言えない」「言わない」で生活している人たちの状態。 ○アウティング 本人の了解を得ずに、その人の秘密にしていることを他の人に話すこと。 ・ ・ ・ ■いづいっちゃんねる動画について 今回放送いたしましたいづいっちゃんねるのアーカイブはTOHOKU360のYouTubeページより第1回の放送からご覧いただけます。 見逃した方、一部聞き逃したという方、また今回からいづいっちゃんねるを知ったという方は過去の放送を含めぜひご覧ください。 〇いづいっちゃんねる動画再生リスト →https://www.youtube.com/c/TOHOKU360 番組中に小野寺さんが面白いことを言って、みんな良い笑顔の写真をお届けします。 ![]() ご出演いただきました皆さま、ご覧いただきました皆さま、誠にありがとうございました ![]() |