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2019年06月19日(Wed) 【超!マチノワ】市民ライター阿部哲也さんがわしん倶楽部の企画をご紹介〜マチノワプレスセンター〜

市民ライターの阿部哲也です。
仙台市市民活動サポートセンターでは、6月30日(日)仙台市民活動サポートセンター開館20周年イベント「超!マチノワ」を開催します。当日は、市民活動のこれまでとこれからを考えるシンポジウムや参加同士の交流会、市民活動団体による持ち込み企画で賑わいます。市民企画のひとつ、「参加型災害対応カードゲーム クロスロード」について、わしん倶楽部の田中勢子さんにお話を伺いました!

災害の「備え」は、楽しいカードゲームで学ぼう!

「クロスロード」って聞いたことありますか?
災害時に判断に迷った状況を、カードを使って振り返るゲームです。カードを使うといっても、参加者が使うカードは「Yes」と「No」の2枚だけ。参加者は5人程度のグループに分かれます。司会の人が読み上げた問題に対して自分の考えを「Yes」「No」で答え、グループの中でカードを出した理由について話し合います。

DSC_0360.JPG
△実際に使用するカード

たとえば、こんな問題。
被災して、家族で自宅から避難所に避難してきた状況を想像してください。

“あなたは被災者。地震で自宅は半壊状態。家族そろって避難所へ。ただ、日頃の備えが幸いして、非常持ち出し袋には水も食料も3日分ある。一方避難所には水も食料も持たない家族多数。その前で非常持出し袋を開ける?”

あなたの答えは「Yes」ですか、「No」ですか?
考えは「Yes(開ける)」でしょうか、「No(開けない)」でしょうか。

クロスロードの企画を主催するわしん倶楽部代表の田中勢子さんは「クロスロードの問題に正解はありません。YesにもNoにもそれぞれメリットとデメリットがあります」と教えてくれました。
災害時は不確かな情報を頼りにその場で決断しなければいけません。情報が集まってきたら「あっちの方がよかった」なんてこともあります。実際に災害が起きたら、ゆっくり話し合う時間も気持ちの余裕もありません。

「正解がないから間違いを気にせずに自分の意見を言える、安心して話し合えるのもクロスロードならでは。災害が発生する前に他の参加者の意見に耳を傾け、多くの選択肢があることに気づいてほしい」と田中さんは続けました。

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△「気軽にどうぞ」と参加を呼びかける田中さん

わしん倶楽部で大切にしていることは楽しい時間を提供するということ。"専門的で難しい"とか"真剣に取り組まなければいけない"と感じて距離をおいてしまいがちな防災を、身近に感じてもらえるよう「参加」できるゲーム形式や体を動かし楽しめる題材を選んでいます。

ゲームで使うカードを用意する都合で要申込としていますが、イベント当日は飛び入り参加も大歓迎とのこと。会場のサポセンは「ぶらんど〜む一番町商店街」のすぐ近くですので、ショッピングの途中にふらっと立ち寄るのもアリです。
防災のイメージが変わること間違いなしです。

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参加型災害対応カードゲーム クロスロード
時間:13:30-15:00
会場:1階 マチノワひろば
定員:20名 
参加費:無料
要申込み
申込み先:sendai.washinculb☆gmail.com(☆を@に変えて)
問合せ先:090-7663-6895(田中勢子)
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(取材・文 市民ライター阿部哲也)