2019年06月17日(Mon)
【超!マチノワ】市民ライター鈴木はるみさんがWorKafe(ワーカフェ)の企画をご紹介〜マチノワプレスセンター〜
市民ライターの鈴木はるみです。 あなたは、職場の悩みを誰にも打ち明けられずに、ひとりで抱え込んでいませんか? 悩みをわかちあい、共に解決への道すじを考えてくれる相手がいたら、どんなに心強いことでしょう。・・・そんなニーズに応えてくれるのが、WorKafeです。WorKafeは、仙台市市民活動サポートセンターで6月30日(日)に開催される、仙台市民活動サポートセンター開館20周年イベント「超!マチノワ」で座談会を行います。 開催に先がけ取材をさせていただきました。取材に応じてくださったのは、メンバーの阿部岳史さんと菊池加与子さんです。 5月19日、インタビューに応じるWorKafeメンバーの阿部岳史さんと菊池加与子さん。 お二人の温かい笑顔が印象的でした。 悩みを抱えながら働く人たちが、 それぞれの一歩をふみだせるように WorKafeを創設した前代表も仕事の悩みを誰にも相談できず、我慢するか退職するかで転職を繰り返した・・・という経験があったとか。『問題が深刻になる前に、働く人たちが集まって気軽に悩みを打ち明けられる場があれば』との思いから仲間3人と立ち上げたそうです。 WorKafeの活動の柱は次の3つです。 一つ目の活動は、毎月定期開催する『座談カフェ』で、働く人が気軽に悩みを打ち明ける場です。実は私も一度、おじゃましたことがありますが、人をあたたかく受容してくれる雰囲気の中で、ありのままの自分で話をすることができました。 相談する時にどうしても陥りがちな、相談する側とされる側の《上下関係》は、ここにはありません。互いの関係がとてもフラットです。それもそのはず、次の菊池さんの言葉を聞いて納得しました。 「安心して話をしていただけるようにルールを設けているんです。ここでの話はこの場限り。“秘密は守られる”という共通理解で話をします。それから、基本的に発言者の意見を否定しないようにします。“誰にも裁かれない”ことが大事だからです。最後に、上から目線のアドバイスを押し付けないよう心がけています。ここではのびのびと自分を出していただきたいのです。」 二つ目の活動は、専門家の力を借りて問題解決する必要がある場合に、別途開催する『相談カフェ』で、弁護士や労働組合へと橋渡しします。 三つ目は、労働問題の知見を広げ、解決法を身に付けるための『勉強カフェ』です。 テーマは参加者のニーズに合わせて設定します。例えば最近は、メンタルヘルスマネジメントの資格を持っているメンバーが《メンタルヘルス・ケア講座》を開催しました。 WorKafeには、学生から70代の方まで、年齢、性別を問わず様々な方が相談に来ます。 ある方は、職場にいることが辛く転職するべきか悩みながら参加し、親身に話を聞いてもらううちに心と思考が整理できて、実際に転職へと踏み切ることができたそうです。「相談後は、自分を肯定できるようになったと言う方も多いです。」と菊池さん。「長年、職場の問題点に悩んできた方が、ここへの参加がきっかけで、職場に労働組合を立ち上げ、改善活動を実践することができた例もあります。」と阿部さん。 それぞれの方が前に進むきっかけをつかんでいます。 「社会人になると、自分の悩みを話せる場は少ないですよね。気軽に悩みを話せる場として、多くの人にWorKafeのことを知って欲しいです。ここに来ればきっと、自分は一人じゃない、仲間がいると感じてもらえるはずです」と二人は力を込めます。 6月30日の「超!マチノワ」では、WorKafeの『座談カフェ』を体験できます。 悩みの大小にかかわらず、職場の悩み事がある方は、気軽に参加してみてはいかがでしょうか? ------------------------------------------------------------- 働く人の座談会〜職場の垣根をこえて悩みをシェアしよう〜 日時:6月30日 13:00-15:00 会場:4階 研修室3(床座) 定員:24名 参加費:無料 申込み不要 主催:Workafe(ワーカフェ) 問い合わせ先 080-1841-0084 workafe219☆yahoo.co.jp(☆を@に変えて)(中林昭弘) ------------------------------------------------------------- (取材・文:市民ライター鈴木はるみ) ※2022年7月、都合により一部修正 |