2017年12月26日(Tue)
子どもの笑顔は、ママの笑顔から<互いに助け合い育む居場所「ママンココン」オープン!>
こんにちは。スタッフの松村です。 先日、子育て支援団体「こひつじる〜む」の鈴木有希子さんにお話を伺いました。 お話を聞いて思い出したのは、自分の母のこと。3人の子どもを愛情たっぷりに育ててくれた母ですが、私が幼いころはよくイライラしていました。一方で、母の笑顔を見ると、とても安心したのを覚えています。 ママを笑顔にしたい 「こひつじる〜む」は、ママによるママのための子育て支援活動です。 拠点は仙台市太白区。コミュニティ・センターなどを借りながら、週1回ママ同士が気軽におしゃべりできるサロンを開催したり、派遣で託児ボランティアをしたりと、様々な活動をしています。「ママの笑顔が子どものしあわせ。ママの笑顔のために」をモットーに、2002年から活動しています。 ▲子育て支援イベントで抱っこひもの使い方をママたちにレクチャーする鈴木さん(写真中央) 支援ではなく助け合いの拠り所を 鈴木さんが活動を始めたきっかけは、自身の子育てでした。 15年前、鈴木さんが妊娠5ヶ月のときに、区内に住むプレママ(妊婦)たちを対象にした母親教室に通っていました。全国の自治体が開くこの教室では、プレママたちが交流しながら妊娠中の過ごし方から、産後の過ごし方まで学ぶことができます。 鈴木さんはそこで仲良くなったクラスメートたちと産後2か月はメールで、その後は会いに行って交流を続け、初めての子育ての不安や孤独を乗り越えました。「子どもと2人で家にいると、息苦しかった」と、当時を振り返ります。 「子ども中心の生活で、不自由さと不安で息が詰まる」「閉塞感や疎外感を感じで気持ちが塞ぐ」。鈴木さんと同じように、多くのママたちが悩みを抱えていました。「女性っておしゃべりするだけでも救われるんです」と、鈴木さんは自分を取り戻す時間の大切さを話します。 この頃から、公的な子育て支援が充実していく一方、共助の輪は減りつつありました。鈴木さんは「子育ては自分たち自身のこと。支援を受ける側でいていいのだろうか」と疑問を抱き、ママ同士や地域で助け合う「共助の芽」を育めないかと考えるようになりました。 鈴木さんの思いに、母親教室のメンバー10人ほどが賛同。自治体やママたちと相談しながら「ママたちの悩みを互いの助け合いで解決していく仕組み」を考えました。こうして走り出した有志の活動「こひつじる〜む」は、行政区を飛び越え、より地域に開かれた子育ての拠り所になりました。 「ママンココン」という新たな居場所 共助の活動を地道に広げてきた鈴木さん。お子さんも高校生になりました。 今後は、現役ママ仲間3人で、太白区長町に「ママンココン」という親子の居場所を構えようと奮闘中です。オープンは2018年2月15日を目指しています。「ココン」とは、フランス語で「繭」という意味です。ママにとって、子どもにとって安心でき、居心地の良い場所になるようにと願いを込めています。子育ての悩みを相談し合ったり、息抜きにお茶を飲みに来たり、託児ボランティアに子どもを預けたり…。ママのオアシスになることを目指しています。 「ママを笑顔に」というモットーは変わりません。「こひつじる〜むの活動を始めた頃は、自分も子育て真っ最中。活動は自分のためでもあり無我夢中でした」と振り返る鈴木さん。「ママンココン」オープンに向け、「子育てがちょっと落ち着いた今の私だからできることがある。少し余裕を持ってママたちをサポートしたい」と気持ちを新たにします。 ------------------------------------------------------------------------------ あなたも居場所づくりに参加しよう 現役ママが運営する、ママたちのための居場所「ママンココン」オープンに向け、 クラウドファンディングに挑戦中です! 「自分にできることで協力してみたい」「あったらいいけど、自分は作れないし」 という方は、ぜひここからサポートを。 →https://readyfor.jp/projects/mamancocon 日々のブログはこちらから →https://readyfor.jp/projects/mamancocon/announcements/68786 ------------------------------------------------------------------------------ |