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2015年07月29日(Wed) 非常食の冊子、震災想起のきっかけに


東日本大震災の翌年2012年に災害に役立つ非常食を紹介する冊子「バーラちゃんの非常食ブック」を発行し、これまでに1600部を販売した。栄養士でつくる「仙台市地域活動栄養士会」の子どもの食事研究グループが取り組む活動。冊子発行をけん引した木村喜久恵さん(59歳)は「非常食の冊子に触れることで、震災への準備をしてほしい」と話す。

タイトルの「バーラちゃん」は冊子に登場するキャラクター。名前は「バランスの良い食事」から付けた。冊子はA5版36ページで、家庭の非常時である災害時と母親がインフルエンザに罹患した時に分けて、缶詰や乾物などの保存食を使ったレシピや、非常時の栄養バランスの良い調理方法について、写真とともに解説している。

会の歴史は古く、結成は1969年、管理栄養士や栄養士の資格を持つ30代から70代の女性会員69人が所属する。乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層への食育活動や栄養指導をおもに行っている。これまで糖尿病予防の食事療法教室や高齢者介護食の講座などを開催している。

冊子の製作は2009年から始まったが、2011年3月の東日本大震災には発行は間に合わなかった。一方で、木村さんは被災した経験を糧に、備蓄量の目安などの情報も追加し内容の充実を図った。「その結果が全国からの発送依頼につながっている」と木村さんは感じている。

東日本大震災から4年以上がたち、木村さんは「災害に対する準備の気持ちが薄れているのでは」と記憶の風化を心配する。

現在、新たに「バーラちゃんの非常食BOOKパート2離乳食」の作製に取り組む。A5版4ページで、赤ちゃんの成長に合わせた離乳食の回数や量、硬さの目安を紹介する。「子どもを持つ母親が災害への備えをするという気づきになれば」と木村さんは話す。これからも子どもの栄養相談、サポートに関わり、備えの大切さを伝え続ける。

(宮近重徳 仙台市宮城野区)


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▲乳幼児向けの非常食冊子を持ち、栄養士仲間2人に囲まれた木村さん