こんにちは。スタッフの橋本です。
サポセン図書コーナーには、市民活動やまちづくりのヒントになる本がたくさんあります。
今回ご紹介する本はこちらです。
社会をちょっとかえてみたふつうの人が政治を動かした七つの物語

政治を動かす方法の一つに、「議員・行政への陳情と交渉」があります。これが市民活動にも有効であることを、七つの実話と詳細な手引で教えてくれる本です。
保育園が足りない、障害者だって自立して生活がしたい、性的マイノリティが生きやすい社会になったらいいのに…。
登場するのは、暮らしの中の身近な課題に向き合う、議員でも行政でもない「ふつうのひと」。
最初から、政治との関わりを考えていた訳では無く、「何とかしたい!」と追求し行動し続けた結果、政治を動かし社会を変ていった人たちです。
そこには、どんな考え方や工夫が隠されてるのか。
例えば…、交渉相手や世間、時には「自分たちに反感を持つ人達」にまで、問題や解決策を理解してもおうと考えます。そのために、客観的で説得力の有る資料作ったり、忙しい議員に短時間で説明する方法を考えたり、参考になる手法を知ることができます。
また、丹念に計画しながらも、わざと相手の嫌がる時を選んだり、素人っぽさを強調するなど、抜け目ない演出もあり、これには思わずニンマリしてしまいます。
一人ではしんどいけど、仲間と知恵を絞りあったら、なんとかなる。
市民活動の様々な場面でヒントが一杯あります。勿論ノンフィクションとしても十分面白い本です。
////////////////////////////駒崎弘樹、秋山訓子・共著
岩波書店・発行
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