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花粉症? 風邪? それとも・・・ [2009年05月31日(Sun)]



















    拙宅のゼラニウムよ、原因はキミにありや?
  ことと次第では全部処分しちゃうぞ。









 昨日は1万数千歩の早足散歩をし、昼食後、15分ほど昼寝そし、
全体として久々にのんびりした1日でした。

 ところが夕方になって、突然、体調がおかしくなりました。

 右の鼻穴から鼻水が突然流れ出し、寒気がし、倦怠感が襲ったのです。

 拙宅のベランダには狭いながらもゼラニウムの鉢がいくつかあり、
指やハサミで枯れた花を取り除いたときの、
アレルギーではないかと、自己診断しました。

 そこで、まず葛根蕩を飲み、
寝る前にルルを服用しました。ところが寝付けません。

 やむなく、ハルシオン(誘眠剤)も飲みましたが、まったくだめ。

 それでも夜明け方には少し眠ることができました。

 あけて今朝、多少緩和したようではありますが、だるいのです。

 午後は、半世紀以上前に卒業した秋田大学付属中学校の同期会、
上野公園の韻松亭まで出かけました。出がけに駅前の薬局で、
花粉症用の飲み薬と鼻中への噴射薬を入手しました。

それでも、せっかくの上野ですから、
国旗に登場する鳥を見ようと、以前調べておいた場所まで行こうと
少し早めに上野動物園に到着、
なんとか写真を撮影することもできました。

 会合がはじまってすぐまたおかしくなり、
そのあと見ようと思っていた阿修羅像どころではなくなり、
大雨の中を早々に、帰宅しました。

 それから約2時間、眠ってしまいました。

 ふと、「これって新型インフルエンザかな」とも思いました。

 ただ、熱がありません。脈も落ち着いています。
自慢の食欲もありです。

「昼酒は飲むな」という父の遺言にさからって、
勧められるままに多少、飲んでいました。

 どなたか、御診断を。また、ゼラニウムで
こんなことってあるのでしょうか。

 ちなみに、私は花粉症などアレルギーはこれまで全く
ありません。

 ご助言やお返事は、fukiura@eri-21.jpへ。
日露関係、あせりは禁物 [2009年05月30日(Sat)]






  択捉島散布山(ちりっぷさん)。







 ロシアのメドべージェフ大統領は
5月29日、クレムリンで行われた
河野雅治駐ロシア大使の信任状奉呈式で、
「クリール(千島)諸島に対するロシアの主権を疑問視するような
日本のパートナーの企ては受け入れられない」と述べ、
日本側を強くけん制した。

 これに対し、麻生首相は翌30日、横浜市内で記者団の質問に答え、
「ロシアによる北方領土の不法占拠が続いている」とした
先の自らの発言にロシア側が反発していることについて、
「日本の公式見解だから、わたしが改めて言ったからといって、
ごちゃごちゃするようなことはない」と述べ、
日露の平和条約締結交渉などに影響することはない
との認識を示した。
 
 これは実に正しい。

 北方4島のロシアの実効支配が不法占拠でないとするなら、
ロシア側は明快なな反論を公式に発表するがいい。

 7月のイタリア・マッダレーナでの
主要国首脳会議(サミット)の際に行われる予定の
日露首脳会談への影響に関しても、麻生首相は
「私とメドべージェフ大統領との間で
、話がこじれることはない」と
語ったというが、このくらいの自信は当然だ。

 問題はその先、今のロシアの政治状況は、残念なことに、
日本の正当な返還要求を受け入れる余裕はない。すなわち
「機会の窓」は開かれていないのだ。

 返還交渉が本格化するのは、
両国の政治が安定し、すぐれたリーダーの下で、
ともに経済が良好で、
両国関係がよく、
国民の相互理解が相当に進むことによってもたらされる
互恵関係が成立していることが必要条件である。

 また、周辺の国際環境の健全な形での安定も必要だ。

 しかし、今のロシアはタンデム(双頭)政権がいまいち不安定で、
経済の根幹である石油の価格は大幅に下落し、
通貨のルーブルもまたがくんと下がったままだ。

 石油・天然ガスに頼ってきた「ものづくり」は壊滅的な状況にある。

 このため、メイド・イン・ロシアの工業製品は、
武器を除けばマトリョーシカ(組みこみ人形)くらいしか、
国際市場では通用しない。

 故郷を失った人々(旧島民)や
根室など経済的な不振が続く道東の人々には
別途振興対策が図られるべきであるが、今の日本は、
自分からカードを切る必要はない。

 7月の首脳会談でも、
Show your cards, first.(あんたのカードを見せな!)でいい。

 間違えても、
解散・総選挙を前に外交で点数を上げようとするあまり、
無意味な(またはマイナスになるような)妥協案の提出は
一切必要はない。

 日本は一貫して主張してきている、
「四島返還」を貫くことで十分だ。
それによって、日本が国際社会において法と正義を貫く
信頼できる国あることを示すだけでいい。

 それ以外のことをしては、1993年10月の「東京宣言」で
確立された、解決のための3原則みずから放棄して、
せっかく勝ち得た交渉の橋頭保を失うことになる。

 あわてるべからず。ロシア人より気長に、かつ真摯に
天の時、地の利を待てばいい。
難解な名前の読み [2009年05月30日(Sat)]












 某女子大学の学生名簿から。

 いやはやみなさま結構なお名前で、浅学非才の私には
読めやしません。これで、みなさん日本人なのですから、
親も「音」を中心に考えたようですね。

日本語の美しい発音の名前と、よくある外国人女性の名前に
漢字をあてたものが多いようです。

グローバリゼーションもついにここまで来たという感じがします。

彩乃
愛莉
愛奈
衿香
玲奈
紗綾
愛里沙
佳央里
十百香
絢香
言意
知佳
沙穂
沙由里
理央
紗也乃
初杏
麻衣菜
真波
英里
令奈
有里沙
園弥
千翔

 そうした中にまじって
ももこ
かおる
いずみ
めぐみ
あゆみ
アンナ

といった、仮名の名前があると、
ほっとします。

 全部、正確に読めたら、
「カップルでハワイへ」級の難問ではないでしょうか。

 しかし、近所の幼稚園の名簿には
こんな生易しい名前ではないのがずらり。
それはいずれ・・・

 あと10年か20年したら、日本でも、
マリーナ
ナターシャ
オードリ
エリザベス
マリリン・・・
といった名前がずらっと並ぶようになるのでしょうか。
山季布枝のピアノトーク・コンサー [2009年05月30日(Sat)]












 山季布枝(やまきのぶえ)さんの
「ピアノトーク・コンサート2009」のご案内をしたところ、
山季さんのファンの方から、
もっと具体的に紹介せよとのお叱りメールを頂きました。

 負けじ劣らじのファンとしての私としたことが、
なんと手抜きの案内をしたことかとわが身を恥じるとともに、
以下に、詳しくご紹介しなおします。

主 催:NHK放送博物館

 と き:6月から3月までの

原則として第3金曜日(午後2時から1時間半)。
8月は要注意。最終土曜日 

ところ:NHK放送博物館愛宕山ホール

 定 員:先着100名まで

 入 場:無 料

 予 定:
  6月19日 クラシック・ピアノ音楽の聴き方、楽しみ方
  7月17日 ピアノ名曲で世界一周の旅
  8月29日 親子で楽しむ「ピアノってどういう楽器なの?」
10月16日 秋の名曲鑑賞会「秋風と名月に寄せて」
11月20日 徳川15代将軍たちとクラシック・ピアノ音楽
12月18日 ピアノ音楽で楽しむ2009年のクリスマス
2月19日  ピアノ曲で知る「作曲家の戦い」
3月19日  春の名曲鑑賞会「花鳥風月」
ピアノ音楽の楽しみを! [2009年05月30日(Sat)]













 ピアニスト・山季布枝(やまき・のぶえ)さんが、
6月から毎月、第3金曜日に
NHK放送博物館の主催により、
愛宕山ホール(地下鉄神谷町、御成門から7,8分)で、
ピアノの演奏と、
音楽にまつわるさまざまなお話をする
サロンコンサートを開催する。

 NHKもいいことをするな、
という好感を持てる企画だ。数年前、
NHKの大貫康雄前欧州総局長からお引き合わせいただき、
東京財団の虎ノ門DOJO(毎週一回の講演会)で一度、
同じ企画を開催したところ、大変な好評で、
2,3ヶ月後にまたまたご登場いただいたということもある。

 右脳と左脳との関係で、
本来、
演奏とお話の並行は決して楽なものではない。

世界的ピアニストである中村紘子さんは、
「これをやると、小犬のワルツさえ楽譜が必要になる」と
おっしゃっていた。

しかも、山季さんの御話は時代考証、
作曲理論に及ぶし、話は、時の日本では・・・とまでなる。

第一回目は6月19日2時から、残念ながら私は
三重県に出かけていて聴くことはできないが、
次回からは必ず出かけようと思う。

 わがユーラシア21研究所からもすぐなのだから。

 問い合わせは、NHK放送博物館03−5400−6900へ。
 入場無料。

種差海岸と文人たち [2009年05月29日(Fri)]












 先日、小欄で八戸市種差海岸について
「著名な文豪、作家、詩人、画家など、
ここを好んだ文士は多く、
さまざまな作品としてのこされている」と書いたところ、
「もう少し具体的に」「誰が、何を?」というご質問を
お二人からいただきました。

 私も断片的な知識しかなく、
詳しいわけではないのですが、
ちょうど、同市の教育委員会からいただいた資料がありますので、
それをもとにご紹介します。

東山魁夷の代表作「道」のことは既に書きました。
吉田初三郎という鳥瞰図作家が種差海岸に住み着いて
ここを拠点に全国の鳥瞰図を
描いたのだそうです。この海岸を国の名勝に指定させた
功労者といわれています。

草野心平はなんどか散策し、「種差海岸」という詩を残しています。

宮沢賢治は「八戸」という文語詩のほか、このあたりを含めて
「イーハトーブ海岸北端の町サーモ」と呼んでいます。

 井伏鱒二は紀行文「種差海岸」を、佐藤春夫は種差小学校の校歌を
作詞しています。

 水上勉は魁夷「道」にひかれ、小説「父と子」の舞台にしています。

 小杉放庵は紀行文や短歌をつくり、大町桂月は種差海岸を
「一望二十万石の眺め」と絶賛しています。

 三浦哲郎、夏堀正元、北村小松は八戸出身でもあり随筆、小説で
たくさん描いています。

司馬遼太郎は「どこか宇宙からの来訪者があったら
一番先に案内したい海岸」と表現しているそうです。

 ほかにも、谷川俊太郎、柳田国男、釈超空、棟方志功、井出孫六、
色川大吉、林望・・・多くの方々が種差海岸を訪れ、作品に書き記したり
描いたりしているということです。

 私はこの海岸を歩いて、択捉島の単冠(ひとかっぷ)湾と
あまりに似ていて驚いたほどです。真珠湾攻撃に向うため
連合艦隊の31隻の軍艦が集結した、あの単冠湾です。

 種差海岸に行くには東北新幹線の終点・八戸で乗り換え、
本八戸で下車すると、ウミネコで有名な蕪島からいったいを散策し、
みることが出来ます。ハマナスの季節がお勧めかな。

ヴォルテールって面白い! [2009年05月29日(Fri)]


















 小林善彦著
『「知」の革命家ヴォルテール 卑劣なやつを叩きつぶせ』
(柘植書房新社、2520円)をきょうまでにようやく
拝読することが出来た。

 著者は1927年生まれの碩学。東大名誉教授で、多年、
日仏文化交流にも努め、多くの俊才を育てた人。

 はたしてご自身がヴォルテールのように知性の人でありながら
金儲けに巧みな人生を送っておられるかは
寡聞にして測りえないが(笑)、
ヴォルテールが金持ちということだけは、
僻みに満ちた性格ゆえか、私もかねて知ってはいた。

 ただ、それが何と、
若き日に女優を巡る鞘当から
貴族の手下に棒で殴られるという屈辱を味わったことから、
蓄財に走ったということは本書で初めて知った。

 教科書に出てくるあの偉大な(人らしい)ヴォルテールって
こんな親しみ易い人物だったんだ。

 このトラブルから、ヴォルテールは
貴族に規制するような文士ではなく、
自由を確保し、世間と対等に付き合える人間になろうとする。

 そして亡命先の英国で、またジュネーブで苦境にもたち、
フランスに戻ってからは土地を購入し、
経済的自由と思考・表現の自由を自ら拓いてゆく。

 日本ではルソーがはるかにポピュラーだが、
私の知る幾人かのフランス人は決まって
ヴォルテールを推す。この歳になって、なるほど、
この人が西欧思想の根本を構築し、
現代世界に決定的な影響を与えてきたのだということを、
本書で、よ〜く理解できた(つもりである)。

 せめて著者かヴォルテールに叩き潰されないよう、
卑劣な道は歩まないようにしたい。
「戦争詐欺師」、凄いよ! [2009年05月29日(Fri)]









『戦争詐欺師』という本を、
著者である若き畏友・菅原 出(いずる)氏からいただいた。

 わがユーラシア21研究所の
若手安全保障問題研究会の代表である。

 いただいてすぐ、GWあけまでに拝読させていただいた。
興奮、興奮、また興奮という、
これは心臓に悪い本である。真面目に読めば。

 そこで、健康上、この種の本に弱い私は
通勤電車のなかで読み、あまり集中しないようにした。

 それでも実は、電車を一度、乗り越してしまった。

 率直に言って、題が悪い。これは著者がつけたのか、
それとも編集者か。

 まるで、著者まで戦争詐欺師のように読者を
引っ張りまわす。但し、中身は文字通り、抜群。

 全9章は21世紀最初の9年をぎゅっと握り締めたような
迫力だ。よくぞこれだけの内外の書を読みこなした、
よくぞ、リチャード・アーミテージ前国務副長官をはじめ、
直接関わった人々とのインタビューを実現し、
しかも、さまざまな秘話と率直な答えを引き出すことができたものだ。

 菅原氏は第一に「行動する人」である。かつ、一流の学者、専門家、
ジャーナリスト、指導者、経営者・・・である。

「9.11事件」に始まるブッシュ政権の内部抗争がここまで
明らかにされるとうのは怖いものがある。

だからそれを、世界政治、米国の内部抗争、軍事現場、
学者と政治家のかかわりなどにわたって分析している8章までは
まさに“詐欺師”同士の知恵と力を読み解いたもので、
すさまじいというほかない。

 それに対して第9章「オバマ政権の行方」は、
こうしたドロドロしたブッシュ政権内部の悪化と劣化の後を受けた
オバマ体制がどう展望を描いてゆくかということについて、
主として人事面から見た著者の見通しである。

オバマ政権は100日を過ぎた。さて、今、この見通しがどうかと
9章を読み直して、うんうん、そうだと肯定できた。

 6月10日、アーミテージを囲む会合があり、私も出席する。

 その前に、もう一度、せめて菅原氏の彼へのインタビューだけでも、
読み直してから出かけねばなるまい。絶対のお薦め本です。

講談社、1890円。アマゾンでも買えますよ。
どうする日本外交―BS11で [2009年05月29日(Fri)]














 関係団体の会議続きで忙しかった一週間がようやく終わりです。

 そんななかで、今週月曜日にBS11の番組の収録をしました。

「本格闘論FACEスペシャル どうする日本の外交」
という2時間番組で、司会者兼コメンテータを務めました。

日本国際フォーラムの伊藤憲一理事長、杏林大学の田久保忠衛客員教授、
そして世界開発協力機構の半田晴久総裁の3人がゲストでした。

 話題は、北方領土返還問題、日本国民と外交、
アジアをどう見るか、日本人の価値観、教育などに及び、
活発な議論が出来たと思います。

 オンエアはマッダレーナ(イタリア)でのG8サミットを目前にした
7月5日(日)の午後2〜4時です。

BS11は開設してまだ日が浅いですが、
じっくり時間をかけてこういう番組を作れるなら
すばらしいではないですか。申し込めば無料で見ることが
出来るそうです。
アマリリスは4輪? 6輪? [2009年05月29日(Fri)]










さきに小欄では
千葉県市のSさんから
「華やかに咲き始めました。今年は
6個の花が開きそうです。昨年5個の花を開いてびっくりしましたが
それ以上です。普通は2〜4個ですし、
一昨年までその通りでしたから…
いいことがあると期待しますね」とのメールとともに
5輪と6輪のアマリリスの写真をおおくりいただ来ました。

今度は4輪のものが咲いたそうです。

もっと多くの数の花をつけるのもあるのですか?

アマリリスって、本当は何輪の花なのでしょうか。
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