時計台の町ザルtルブルクG [2008年09月30日(Tue)]
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吹浦 忠正
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政局か生活か [2008年09月30日(Tue)]
VS 「生活が第一」と掲げてきた民主党が、昨今、「国民の生活が第一」と書き換えた。
小沢党首や鳩山幹事長はいつもそう書いた表示の前で会見している。
小欄はかねて、小沢さんは「生活が第一」ではなく「政局が第一」ではないのか、と“揶揄“、もとい、”正鵠を射て“きたが、ほかに権威ある人たちからも冷やかされてきたからに違いない。
昨日の麻生首相の所信表明演説では、民主党批判に的を絞り、12回も民主党の名を挙げて、「政局第一」であり「生活第一」ではないと断じた。
従来の所信表明演説は、格調の高さからいうとこんなものではなかった。
演説の名手である三木武夫氏でさえ、推敲に推敲を重ね、最後は、安岡正篤氏に補筆してもらっていた。
わが師・末次一郎に言わせれば、池田勇人首相以降の何代かの首相の演説は、読み比べると、必ず、本体とは一味違った部分があるというのだ。実際に、一緒に比較して研究したこともある。
かの東條英機陸相が1941(昭和16)年1月に発した「戦陣訓」も、島崎藤村ほかの手を経て発表されたものである(詳しくは、拙著『聞書き 日本人捕虜』図書出版社)。
そうした文体から言えば、麻生演説は、まさに麻生流。民主党をはじめとする野党に対して、「さあ、来い!」といわんばかりの果敢な啖呵とさえ聴こえた。
内政ではきったはったが数日続くだろうが、補正予算はどうするのか。安全保障や国際関係でも、そして昨今は経済でも世界中が大騒ぎ7月以降、国政は何もしていないという現実に、国民は恥ずかしささえ覚えつつある。
さて麻生・小沢対決が、国民の政治への参画意識をどこまで高めるか、いずれ近々行なわれる総選挙で審判が下るのであるが、不毛の論戦になりはしないかと心配だ。
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吹浦 忠正
at 13:26 |
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麻生政権と時代の転換 [2008年09月29日(Mon)]
麻生政権は、 @ ご祝儀相場なのに支持率が50%行かない、 A 小泉さんの引退 B 中山国交相の「失言」
で、想定外のスタートとなりそうだ、というのが メディアのもっぱらの報道だ。
しかし、私は支持率というものの流動性とあいまいさを考えると、 日本の政治は、民主主義でいいのかと思うほど、信頼していない。
これに一喜一憂して、 目立ちたがり、 人気取り、 利益誘導、 口約束だけの 軽佻浮薄で マルドメ(国内課題にのみ取り組む)・・・
そんな政治家が増えてきているように思う。
王監督が球場から去り、 わけのわからないクライマックス・シリーズとやらでごまかし、 朝青龍があのざまで、 相撲協会では不祥事が続き、 小泉さんが退き、 大臣も国民を馬鹿にしたような布陣で・・・
これで巨人が優勝でもしたら、「改革」の灯が消えてしまう といったら、周りから顰蹙を買った。
「アンチジャイアンツ」の私としては、 日本刷新のためにも、巨人には勝ってほしくない。
こういうあちこちらから 時代が分岐点に来たなという印象を与える音が聞こえてくるというのは、 やっぱり、「日本の劣化」ではないだろうか。
白鵬の心技体がそろった、あの堂々たる土俵姿を見れば、 ここは、日教組がどうのこうのではなく、 日本全体が、いよいよ フンドシを締めなおさなくてはいけないところに来たな という印象を持つ。
正直言って、もう、森さんも、小沢さんもいい。
ああいう人たちは、顧問にでもなって「大所高所」から 言うくらいで、 活きのいい政治家を大切にしてゆきたいものだ。
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吹浦 忠正
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時計台の町ザルツブルクF [2008年09月29日(Mon)]
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吹浦 忠正
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時計台の町ザルツブルクE [2008年09月29日(Mon)]
7月のオーストリア旅行、 40年ぶりのザルツブルクに惚れ直しました。
塩の町として中世以来榮え、 モーツアルトの生まれた町で、 カラヤンの生まれたところで、 「サウンドオ・オブ・ミュージック」の撮影場所 夏の音楽祭でにぎわう欧州の中心地・・・
その気分を少しでもお伝えしたいと思います。
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吹浦 忠正
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中山前国交相の醜態 [2008年09月29日(Mon)]
辞任した中山前国交相 中山成彬さん、
私はあなたが日教組を悪く言うのは、問題にしていません。ただ、それは国土交通大臣としては余計なことです。
失礼ながら、あなたには未だ、文部科学大臣当時のクセが残っていて、 @ 記者たちに囲まれれば教育問題について話すような気分になってしまう、
A 文部科学大臣のときは日教組について言えなかった欲求不満が鬱積してつい言ってしまった、
B 今度は、自分が文部科学大臣になれるかもと思っていたら、同じ派閥の塩谷 立に回ってしまったので、未練がある・・・
そんなことから日教組に悪態をついたのでしょうか。
それとも、 C 日教組について昨今、批判の声が少なかったので、最初から職を辞す覚悟で、言いたいことを言った
のでしょうか。
でも、Cなら撤回しませんよね。
最悪なのは、撤回しておきならが、翌日、選挙区に行って同じようなことを言ったということです。二枚舌の人は、21世紀の日本の政治家にはふさわしくありません。
それも、「日教組をぶっ壊す」というのですから、国土交通大臣というより、大臣、公職には不適任というほかありません。
日教組は日本国憲法下で結社の自由に基づいて組織されているものであり、他人がぶっ壊すべきものではありません。ま、日教組は以前に比べて随分ひ弱になりましたし、かつての日本社会党のように、自壊するのはそう遠くはないのではないでしょうか。
言って置きますが、私はもちろん「反日教組」ですよ。成田空港の拡張にも賛成です。今のままでは、成田は世界のローカル空港になり、日本経済衰亡の象徴になります。
それと、日本国民は単一民族ではありません。私には、アサード・クルバンナリという日本国籍のトルコ出身者で、将棋は私よりはるかにはるかに強いし、日本語も私よりずっとうまく落語まで出来る知人がいます。
ですから、日本国民というのは、せいぜい、ある程度以上日本語が出来、日本文化を理解し尊重する人くらいでいいのではないでしょうか。
私が理事長をしている社会福祉法人さぽうと21は、そのオリジンは中国残留孤児、在日韓国朝鮮人、元日本国籍で北朝鮮に渡り脱北者になってまた日本国籍に戻った人などなど、さまざまな日本人や外国出身で日本に定住している人たちを支援しています。
そのほとんどが、成績優秀、品行方正で、かつての支援者の多くは日本と世界に貢献し、支援してきた私たちの誇りとなっています。
藤原3代の栄華の時代以来、わが秋田にはたくさんの蝦夷がいたはずです。みんなが混じってひとつの日本人になり、日本語と日本文化を醸成し、熟成したのですから、それ以上でも以下でもない、その程度の単一民族ないしは、ホモジュイニティ(同質性)の強い国民くらいの理解でいいのではないでしょうか。
これでいよいよ、日教組、成田空港、日本国民の構成といった課題に、落ち着いた議論がしにくくなってきたら、中山さん、これえもあなたの責任ですぞ。
また、こういう発言や行動が、それでなくとも危なっかしい麻生政権をさらに危うくすることの政治判断ができなかったのでしょうか。
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吹浦 忠正
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総選挙の基礎数字 [2008年09月28日(Sun)]
読売新聞(9月27日付)の「混沌・政局インタビュー」で、自民党の今や準幹部となった菅 義偉(すが・よしひで)選対副委員長は、遅くとも12月はじめまでに行なわれるであろう総選挙目標について、 「与党で過半数を取るのが最低限の目標だ」「与党で過半数を取れないことはない」と答えている。
3年前の選挙(郵政選挙)で、 自民党は296 公明党は 31 合わせて、327。
これに対して、 民主党は113(公示前勢力は177) と大敗した。
いうまでもなく衆議院の定数は480。
確かに個々の小選挙区でみると、今度は民主党がかなり善戦しそうだ。
そして、その他の政党の合わせて53を大きく変わらないと見、 公明党は硬く見ても28とするなら、 ざっと次の数字が検討されるべき数のはずだ。
<T> 与党で過半数というなら、 自民党は212、 つまり、前回より84減で、与党は過半数の241になる。
ちなみに、この212という数字は、 前回の総選挙直前に30人が自民党を離れたときの数字だ。
<U> 与党で3分の2以上というなら、 自民党は最低293 でなくてはならない。
これは前回同様の記録的大勝利と言うことであるから、 失政と失態続きの自民党に、望むべくもない。
となると・・・ 自民とは、212〜293の間ということになるのではないか。
さて、そこで、今度は民主党を見よう。
前回の113という惨敗はないとして名、公示前の177も 結構、大きな当選者数だ。
単独過半数の241には及ばないとしても、 自民党以外の当選者数を前回同様53とするなら、 188の当選が必要だ。
民主党の個々の選挙準備の状況を見たり、 小沢代表の人気度を見ると、 188は容易な数ではなさそうだ。
結論として、 与党が2つで、250 野党が全部で、230
ウチ、自民党が222程度、そして 民主党は177という、前々回の数字を出せるかどうか、 そこが見所ではあるまいか。
もし、民主党が、前回の113を上回ったとしても 170以下に留まった場合には、 与党が2つで、257 野党が全部で、233 くらいの勢力分野となり、 それでも、即、「小沢引退」という事態もありえよう。
ただ、民主党の幹部たちは、この数字では、案外、またまた 「小沢さん、何とかとどまってください」 と懇願して、意外や意外という事態になるかもしれない。
選挙戦も、その後の政局の運営も、きわめて厳しく、 目を離せないものになりそうだ。
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吹浦 忠正
at 08:42 |
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マッサージのお勧め [2008年09月28日(Sun)]
こういうところでも、資格を持ったマッサージ師が 勤務しているのだろうか。「口舌の徒」が狎れない狎れない肉体作業をしたせいか、 はたまた(加えて)宿舎のベッドが柔らかすぎたせいか、 腰に激痛。
こういうときにまず私がお世話になるのは、 乾 法行(いぬい・のりゆき)師。 僧職のような名前だがさにあらず。
40歳近くまでは出光石油のれっきとした一流企業のサラリーマン。
それが網膜色素変成症とやらで 約3年で視力を失うということになり、 還暦の今はベテランマッサージ・鍼灸師。
ここ10年、 私はその誠実な治療にすっかりお世話になっている。
ギター、ヴァイオリンにもなかなか秀で、 目黒駅前の治療院ではいつもクラシック音楽がかかっている。
ところで、私がいつも不思議に思っているのは、 マッサージ師、按摩、鍼灸師になるには、 今では3年間の勉強(座学と実技)をして 国家試験を受けなくてはいけないにもかかわらず、 カイロプラティクス、整体、手技・・・といった看板なら、 自由に治療行為をしていいというこのシステム。
事故があったらどうするのだろうか。
また、最近では、 リラクゼーション、 タイ式マッサージ、 フィリピン・マッサージ、 中国伝統治療などという“方式”の看板を出して 深夜に及ぶ「営業」をしているところが 随分増えてきているという事態だ。
これについては、是非、 厚生労働省はきちんとナットクできる説明と、 国民の身体の安全を確保できるよう、 何らかの措置をとってもらいたいものだ。
ちなみに、乾治療院の電話は、 03−3445−8556。
乾師のは「伝統的古典的日本式マッサージと鍼」。お勧めです。 1時間あまりで5千円。
おかげで、すっかり元気になり、きょうは土曜日なのに、 ユーラシア21研究所で仕事をしている。
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吹浦 忠正
at 08:21 |
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中山大臣、お辞めなさい [2008年09月27日(Sat)]
中山成彬国土交通相 中山成彬(なりあき)国土交通相さん、 日本は単一民族で、大分県は日教組が強いから学力が低く、 成田空港の拡張に反対している人は「ゴネ得」ですって?
ここは、もう、ムリです。大蔵官僚の出身で、当選6回、 文科相もやったという人の発言とは思えません。
お粗末です。
奥様(恭子)が、同じ大蔵官僚の出身で、 ウズベキスタンでは最高に評判の良かった大使を務め、 拉致問題では家族会や救う会で高い評価を受けている人の 夫君とは、思いたくないほど、お○○さんです。
あなたは確信犯なんですから、 いっそ、撤回などせずに、お詫びもしないで、 黙って辞任すべきです。
また、もし確信犯でないなら、 こんな不可解、かつ不愉快な発言をしでかす大臣は、 撤回やお詫びではなく、 辞任でもなく、 総理がクビにするのが当然です。
どちらにしても、要するに、あなたには 大臣としての「先はない」ということです。
要するに、わかっちゃいないのですから。
ついでに、ないものを言えば、 教養、センス、政治感覚、空気を読むこと・・・ そして、まだ在任しているなら、 あげつらわれた関係者、自民党、国交省、麻生内閣、 ひいては日本へ迷惑をかけたという責任感もないようですね。
これまでも、2、3日で辞めざるを得なくなった大臣は いろいろいましたね。
藤尾正行、永野茂門といった人たちです。
残念なことに、この人たちは「正論」をはいたはずなのに、 それを撤回して辞任しました。
あそこは撤回しないで辞任すべきだったのです。
さあ、中山さん、 どちらを選びますか。
撤回しての辞任じゃあまりにみっともないし、 これからあなたの言うことは一切、信用されなくなります。
撤回しないでの辞任なら、 あなたは政治家まして大臣になるべき人ではなくて、 アジテータになっていたら、 今頃“一流”と言われたのだったかもしれません。
麻生さんの任命責任はもちろん、問われます。
そして、6回も選出した宮崎県の人たちも、 どうしたんですか。いままで、選挙区ではこういうことを オクビにも出さなかったんでしょうか。
今度の選挙に間違えて立候補したら、 ようく考えてくださいね、宮崎のみなさま。
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吹浦 忠正
at 15:03 |
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グルジア問題と日本 [2008年09月27日(Sat)]
グルジア国旗。 グルジアはNATO未加盟国。「サーカシヴィリ大統領は NATOへの加盟を優先すべきではなかったか」という意見も、 国際社会では言われている。 NATOの旗。これでは、「現代版十字軍」旗ではないかという 意見もある。トルコのように、赤十字でも受け付けず、赤新月を 社名とマークにしている国では、このデザインはさぞ困るのはないか。 海上自衛隊とロシア海軍とが行っている恒例の合同捜索・救援訓練がどうやら10月はじめに、規模を縮小し、海域も米国第7艦隊のイメージが強い佐世保沖から、舞鶴沖に換えて実施される見込みになった。
グルジアを巡るロシアとNATO加盟諸国との対立のあおりで、実施されるかどうか確定していなかったが、この決定は結構なことだ。
日ロ捜索・救援訓練は1998年、当時の橋本首相とエリツィン大統領で合意したもので、船舶の火災、衝突などの海難事故を想定して行なわれてきたもの。
一時は、ロシア側の財政難などから実施されなかったこともあるが、基本的にほぼ毎年実施され、今年実施されれば10回目となる。
NATOはロシアとの共同軍事演習を中止すると発表したが、各国個別の軍事交流は、毒仏伊の3国は二国間のものは停止しないとしており、他方、米英両国はそれをも止めるとしている。
英露関係はリトビエンコ事件以来悪いままだが、その英国も政治協議は続けるとしている。
わが国にも、日米関係重視の姿勢から、この際、合同捜索・救援訓練を見合わせるべきだという主張もあるが、私は、こういう場合こそ、日本はアメリカとは違うというところを示していいのではないかと言いたい。
ラブロフ外相の10月、フリステンコ産業エネルギー相、プーチン首相が相次いで来日を予定するなど、積極化しつつある日ロ関係への影響を懸念する意見もある。
しかし、グルジア問題は「NATO拡大の中で起こった問題で、非NATOの日本は違う」という点をはっきりさせて,ここは、孤立しているロシアに少し恩を売っていい。
高村外相は談話等で日本の方針について4回ほど発表している。その基本的な考え方というのは、 @領土の一体性という考え方を守るべきである、
Aロシアによる南オセチア、アブハジア両地域の一方的な独立承認と言うのは、地域の安定を損なうものである、
B国際的に平和的に解決しようとして対話が行われているなかで、こうしたことが行われたことについては非常に遺憾である、 ということだ。
このため具体的には、メッセージを担保するものとして、当初の段階からアメリカのイニシアティブにより、「G8−ロシア(7主要国=G7)」で歩調を合わせようということで電話会談が何回も行われた。
米国のライス国務長官は早い段階でG7の強いメッセージを出そうとしていたが、これに対してはドイツとイタリアが難色を示した。
そのため、独立承認の前の段階、つまり軍事行動の最中に7カ国の共同メッセージを出すということは行われなかった。
独立承認の後、日本も加わり、7カ国は一致して「ロシアによる両地域の承認は認められない」という声明を出した。
ただ、それ以上の制裁的な措置を講じるかどうかについては、7カ国の中でも考え方が分かれている。
要は、事態の沈静化と米国の大統領選挙結果を待つというのが世界の大勢だ。
日本とロシアとの間には、基本的に北方領土問題以外に懸案はないという姿勢で、ロシアにはその解決(4島返還)で抜本的な関係改善を図ることが出来るということを、さまざまな機会に認識させるよう取り計らうことであると、言いたい。
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