輿石幹事長の暴論 [2012年08月09日(Thu)]
永田町を離れると、今、日本はこんなに花も身もなる季節だというのに。 おっと、ここは輿石幹事長の出身県だ。産経新聞電子版によると、民主党の輿石東幹事長が9日の記者会見で、野田佳彦首相と谷垣禎一・自民党総裁、山口那津男・公明党代表による党首会談の合意に関し、9月の民主党代表選や自民党総裁選で党首が再選されなかった場合は無効になるとの認識を示したのだそうだ。
こういう感覚の人は信用できない。暴論というほかない。例えば、1945年2月のヤルタ会談、ルーズベルト、チャーチル、スターリンの三巨頭が話合って決めたこと、別に国会で批准したわけでもない。これは、3人がいなくなった今、無効なのか。
1993年10月の「東京宣言」、細川護煕首相とエリツィン大統領が政権を離れた瞬間に無意味になるのか。
それでは単なる野合ではないか。今回は、日本の2大政党と公明党の党首会談で一致した話ではないか。それは3人とも公党を代表してのことではないのか。
あまりに乱暴で、こういう人が政界の中心的な位置にいることは日本の恥であるというほかない。老害とだけいわれては、われら高齢者の立場がない。
民主党員にはこういう酷い、お粗末な幹事長に従順に従う人しかいないのか。
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Posted by
吹浦 忠正
at 22:00 |
政治・社会 |
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