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日露関係についての基本 [2011年06月01日(Wed)]









 当面の日露関係についての基本的な考え方について
まとめてみた。

<結 論>
 日露両国の政治状況が安定するのが「天の時」。

それまでは「人の和」を図り、
さまざまなシミュレーションをし、
叡智を結集しながら、
両国関係を総合的に促進しつつ、
時を待つべきである。

<背 景>
政 治・・・日本は毎年、内閣がかわり、
与党が揺らいでいる状況であり、
露では来春の大統領選挙を前に、
諸勢力の駆け引きが続いている。

 メドヴェージェフ、プーチン周辺には
「確執」があり、国民には政治倦怠感。

 プーチンの支持基盤である
「統一ロシア」への支持も低下中。

外 交・・・露では大統領選挙前らしく、
必要以上に「愛国的」発言や動きが目立つ。
東日本大震災で対日感情が
たまたま一時的に好転(首脳やメディア)

北方領土・・・相次ぐ政権幹部の訪問、
支援の増額。軍備増強の発表。

但し、驚くほどの額ではない。
露への知見を広めようという日本人に
心理的な制約を課している。

安全保障・・・国威を損なわない範囲で
軍縮を指向するが至難。装備の近代化、
少子化、予算不足が制約。

軍人への敬意は存続。

ウラル山脈以東のシベリア・極東での
人口急減による衰退が課題。

社会情勢・・・「ものつくり」の崩壊に歯止め。
それでも生活雑貨、電気製品などは
ほとんど生産力がない。

治安の悪さ、離婚、売春、汚職が多い。

対露貿易・・・日本が資源を輸入し
機械類を輸出するというに基本的な
貿易構造は変わらず。
露による中古自動車の大幅輸入制限で減額。
総額241億ドル(輸出80、輸入161億ドル。2010年)

大型ガスタービン、太い鋼管まで
露が製造できるようになり、
電子機器や船舶は中韓両国製が
日本製に迫ってきている。

 10年後には石油・GSの輸入が
増えよう。

輸送コストの負担が少ないハイテク部門、
ソフト、原子力分野などが有望。

露には対中韓への嫌悪感あり。

準備すべきは・・・対露総合戦略の立案。
平和条約交渉のあり方・内容に関する検討、
北方領土返還後の対応(地権者、年金、
安全保障上のあり方)。相互理解の促進。
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