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タコのパウロは赤に反応 [2010年07月15日(Thu)]


















 上から、優勝したスペイン、準優勝のオランダ、3位のドイツ、
4位のウルグアイ。
 国旗の寸法が違うのは、
ひとえに小欄のPC操作技術の乏しさによるもので、
 他意はありません。ご寛恕のほどを。







 舞鶴で2泊しました。

 わがメル友、鷲田マリさんとご主人の龍作さんはじめ、
旧友たちにすっかりお世話になりました。

 30人もの方々が営業日ではないイタリアンの
レストランを借り切って、歓迎してくれました。

 その席で、W杯の各試合を予測し、
全部を当てたタコのパウルくんの話題が出ました。

 メンバーの一人に、石井Mさんというカラーセラピストが
おられ、説明してくれました。

「好物のえさを入れた箱と国旗を見せると、
タコは赤に反応するんです。認知症の方も最後まで、
赤はわかるんです」。

 なるほど、なるほど。
まず、3位決定戦で言うと、
ウルグアイの国旗に赤はなく、ドイツの国旗は
3分の1が赤。

 決勝はスペインの国旗は半分が赤、
オランダの国旗は3分の1だけが赤。

 納得です。パウルくんがあてた他の6試合にも
そんな計算で納得できそうです。

 石井さんは国旗にも強い関心を持たれ、
ご専門の視点から
いろいろ教わることの多いこの道の「プロ」です。

85歳の名講演・小玉正任氏 [2010年07月15日(Thu)]





 沖縄への限りない愛情をもめて、熱弁をふるう
小玉正任講師。ちなみにこの日は前列の聴衆に
お歳を召した方が多かったが、いずれも小玉氏より
若輩。みなさん、感動して聞いておられた。
学問の奥深さ、面白さに老若男女が魅せられた。













   この標題も小玉講師の直筆。同じ高校の後輩として、
  これだけでも、頭が下がる。講演の成否は話し手の豊かな学識と情熱に
  よることを再認識した。





 85歳の講師の深い学識、真理探求力、話し方に、
みなさん圧倒されました。

 私が主宰するユーラシア21研究所では
毎月、虎ノ門フォーラムという公開講演会を
開催しています。

昨14日、小玉正任さんをお招きし、題して
「琉球と沖縄の呼称について」。

 小玉さんはわが師・末次一郎先生の盟友であり、
沖縄返還にあたってはその実務の中心にいた人であり、
沖縄事務局長、総理府賞勲局長、国立公文書館長などなどの
要職を経、沖縄開発庁事務次官として、
官僚としては最高の地位まで登った方である。

 しかも、退官後はいわゆる天下りなどいっさいせず、
沖縄協会の会長を務めておられる。

 77歳にして石敢當の研究論文で、
筑波大学から文学博士号を授与されてもいる。

 私は秋田高校の先輩として多年、特段のご指導を
いただいてきたが、過ぐる大戦に参加した経歴を持つ
「後期高齢者」ゆえ、広報直後には
「大丈夫かい?」という失礼な声も伝わってきた。

 ところが、どうしてどうして。

 私が言っても身びいきになってしまっては
いけない。ここは、聴衆のひとりであり、
わがユーラシア21研究所の理事である
大貫康雄前NHKヨーロッパ総局長からの
感想メールを転送させていただこう。

小玉さんが、我らが母校の誇りであることが
ご理解いただけると思う。

   ☆☆ ★ ☆ ★★ ☆ ★ ☆☆

小玉正任さん、と馴れ馴れしく呼ぶ資格は無いのですが
御挨拶もしないままに帰ってしまいました。

兎に角
色々な意味で圧倒され、
最後まで面白く、刺激に満ちた
講演でした。

虎ノ門フォーラムには数えきれないくらいに参加させて頂き
それぞれの講師の皆さん、いずれも素晴らしく
勉強になります。

しかし
小玉さんの講演は圧倒的に
私の頭脳を直撃し、官能を刺激し、
人間の可能性、想像性について既成概念を
取り払ってくれました。

発想が柔軟、意欲旺盛、安易に諦めず、視野が広く
直感を磨き、何よりもユーモアにあふれ
何という人なのだろうと
ほとほと感動のまま帰宅しました。

あのような人が官僚機構の頂点にいたとは
それも天下りもせず、
一転して学問の世界に入りなおして

原点に当たるという原則を堅持しつつ
その原点の誤りや限界をついて、
幾つもの歴史誤解を解き、
既存の常識を覆しては
埋もれた歴史の真実に迫る

このような人にお会いする事が出来ただけでも
私の人生の貴重な一瞬となりました。

それにしても
77歳で博士号をとり
御歳85歳にしてあの気力体力充実した
お話しぶり。
頭脳明晰、剛にして柔軟・・・

私の人生の模範とさせて頂く人が大きく現れました。

有難うございました。
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