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早すぎた?ノーベル平和賞 [2009年12月11日(Fri)]














 ノーベル平和賞授与式での受賞者・オバマ大統領、
「早すぎた」と思うのが正常ではないか。

 イラクやアフガニスタンでの戦争を肯定することになりはせぬか。

 紛争当事国の元首に平和賞って、何なのだろうか?
永田町の3K・かみさん? [2009年12月11日(Fri)]





            鳩山由紀夫首相夫人・幸(みゆき)さん。
       つまり、首相の「かみさん」。「母の世話になってもかみさんの世話
       にはなっていない・・・」、そんなウソは言いませんよね。両方にた
       っぷりお世話になっている、でいいのに。
       11月4日、憲政記念館での「相馬雪香さん1周忌のつどい」で。










 畏友・花岡信昭拓殖大学大学院教授(政治評論家)からのメールです。

      ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

政権発足100日を前に、鳩山政権は何やら窮地に追い込まれている。支持率は依然として60%前後を維持しているが、今後の対応によっては急落の可能性もなしとしない。

 鳩山政権が直面している難問は「3K」というのだそうだ。「基地」「献金」「経済」である。首相の3Kというのは、永田町では昔からあって、首相がウソをついても許されるものとしての3Kが有名だ。

「解散」「公定歩合」、そして最後のKは半ばジョークなのだが「かみさん」である。首相夫人、つまりファーストレディーの実態については、仮に悪妻であろうとウソをついてもかまわない。ファーストレディーの人柄がどうであるかは国益を左右する場合があるからだ。

     ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

永田町周辺に29年いるものとして、私が聞いている「かみさん」は、「解散」「公定歩合」のようなテーマではなく、「かみさん」に、であって、つまりうそをついてもいい対象、相手と聞いていましたが、如何?
アメリカの人権意識だけでは× [2009年12月11日(Fri)]













 1948年の今日、第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されました。そこで1950
年、国連総会は12月10日を「世界人権デー」としました。

 潘基文・国連事務総長は、世界中各地で見られる差別の現状に言及しながら、「これら差別の犠牲者は孤立しているわけではありません。国連はその味方となり、すべての人々、特にもっとも弱い立場にある人々の人権擁護に全力で取り組んでいます。それが私たち
のアイデンティティであり、使命でもあるのです」というメッセージを発しました。

 そんな中で行なわれた人権についての講演会があり、参加しました。

 3日前にアメリカ大使館の東京アメリカン・センターで、アメリカの人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のワシントン事務所代表の講演を聴きましたが、人権問題は本当に複雑で難しいと思いました。

 総論的には、このHRWはすばらしい活動をしています。

「創立30年、独立性を確保するため政府からの資金援助をいっさい受けず」「世界80カ国にネットワークを持ち」「最先端のテクノロジーを駆使して証拠を発掘しながら」「国際機関や世界各地の政治リーダーに働きかけ、変革への道筋をつけてゆきます」といただいたパンフレットにはあります。

 現在の具体的な人権状況について、北朝鮮、ミャンマー(ビルマ)、中国などを例にして報告してくれました。旧友・土井香苗弁護士(HRWの東京事務所代表)の名コーディネータぶりもあって、なかなか内容のある話で、私はもちろんのこと、20数名の聴衆はみなさん傾聴していました。

 質疑応答になって、最初に私が質問しました。

「確かにすばらしい使命を持って活動しているのは高く評価したいし、敬意を表します。しかし、心配なのはアメリカの価値観で物事を判断してしまうことはないのでしょうか。

 例えば、この講演会、<独立性を確保するため政府からの資金援助をいっさい受けず>と言いながら、大使館の施設で開催しては、HRWの立場を信頼しない、ないしはHRWに何らかの反感を持っている人たちにしては、あまり好ましいこととは思えないのではないないでしょうか。

 また、講演ではかの国を終始、ビルマと呼んでいました。

 私ども日本ではメディアはミャンマー(ビルマ)と表記します。

 軍事政権側にしてみれば、HRWに政治目的を感じかねません。

 それでは必要以上に殻を閉ざしてしまうのではないでしょうか。

 一言、前もって説明があって、きょうはビルマと呼ぶというほうがいいかと思います。先日、サントリーホールでオバマ大統領のすばらしいスピーチを聴きました。

 このときも大統領はビルマと呼んでいました。

 あの人は政治家として、それでいいのです。

 HRWは政治団体とは違うのではないでしょうか。

 純粋に、人権の保護を働きかけるならば、
政治的中立にもう少し協力を配ってもいいのではないでしょうか」。

 女性自衛官の方や、朝日新聞の記者、学者、アメリカ人の若い女性などが続いて立ち、内容のある講演会だったと思います。
 
 ある方は、「HRWはイスラエルに対してはダブル・スタンダードで、イスラエルがガザでやっていることには事実上、目をつぶっているのはないか」という鋭い質問を浴びせていました。

 心配なのはただ1つ。

 HRWはせっかくいい仕事をしているのです。アメリカ政府の代弁者と見られたり、アメリカ人の価値観を押し付ける団体と「誤解」されては、せっかくの、活動が効果半減となるやも知れません。

 アジアに生を受けた老生の「老爺心」がお解かりいただけないかもしれませんが、心にとどめておいてほしいのです。世界の人権のために。
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