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これからの独立国候補 [2009年09月06日(Sun)]






       グリーンランドの旗






「これから独立しそうな地域はどこか?」
「その国旗は決まっているのですか?」という質問を、
8月末に、世田谷区在住の
「可愛いミカ」さんと「ミッキー」さんからいただきました。

 夏休みの宿題かなと思いつつも、この親切かつイジわるな
おじ(い)さんは、忙しさにかまけて返事が遅れてしまいした。

 でも、東京の中学生、結構難しいことを勉強させられるんですね。

     ☆☆ ★ ☆ ★★ ☆ ★ ☆☆

 グリーンランド(デンマーク領)では、
1979年5月に高度な自治政府が発足した。その6年後、
旗のデザイン・コンペトが実施され、
ヌーク在住のデザイナー、
トゥエ・クリスチャンセン(Thue Christiansen)という人の作品が
選定された。一面、氷で覆われた氷の大地から昇る朝日を
象徴するものということだ。

 2008年11月、より広範な自治拡大を問う住民投票が実施され、
賛成75.54%、反対23.57%(投票率は71.96%)だった。
エノクセン首相は
「遠くない将来に完全独立が実現することを望む」と語った。
これにより公用語はグリーンランド語、
警察、司法、沿岸警備などの権限を中央政府から
移譲されることとなり、2009年6月21日から施行された。

 また、これまで
デンマーク本国と二分していた地下資源の収入について、
7500万デンマーク・クローネまでを自治政府の取り分として、
これを超える分を本国と折半するということになった。

 膨大な石油資源が埋設されていると推定されつつも、
実際には、自然条件の厳しさから採掘は至難と言われている。

 しかし、これが、地球の温暖化や石油価格の上昇などにより
条件が緩和されれば、
経済的には特段に注目される“国”になるであろう。

 他方、フィリピンのミンダナオの独立を叫ぶ武装勢力に
モロ・イスラム解放戦線(MILF)がある。この地域では
1960年代後半から武力闘争が盛んになり、MILFは
78年にモロ民族解放戦線(MNLF)から分離した。

 96年、MNLFが政府と和平協定を結んだが、
それ以降もMILFの活動は継続している。

 マレーシアを仲介者としての和平交渉には日本をはじめ、
国際社会の立会いが求められているが、見通しは立っていない。

 1815年のウィーン会議で
オランダから移譲されたセイロン(現スリランカ)では
英国人は少数民族タミル人を重用して多数派のシンハラ人を
統治させる分割統治を進めた。

 独立後、多数派シンハラ人が主導権を握り、
反発したタミル人過激派がスリランカ北東部の独立を求め
1972年に「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」を結成し、
1983年以降、内戦が展開され、
政府・LTTE双方で7万人以上が死亡したとされる。

 ノルウェー政府の仲介により
2002年に両者間の停戦合意が行われたが、その後、
停戦合意は事実上崩壊。

 07年7月、政府は東部のLTTE支配地域を奪回、
09年3月にはLTTE最後の拠点プドゥックディイルップを奪取し、
5月18日、LTTEの指導者プラバカランを殺害し、
ラージャパクサ大統領は戦闘終結を宣言した。

 戦闘に伴う多数の国内避難民の帰還問題など懸案は残っているが、
独立運動は鎮静化している。

 これらの交戦団体や政治運動団体はいずれもその旗を持っている。

 ほかには、南米の仏領ギアナ、
太平洋上のクック諸島、ニウエ、
ミューカレドニア(ヌーヴォカレドニー)、
大西洋のプエルトリコなどで将来的な現状変更が
考えられないことはないが、あまりに詳細になるので、
ここでは省略することとする。
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