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東アジアの独立国など [2009年08月29日(Sat)]












     
       
 韓国と北朝鮮の国旗。





北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は
大韓民国(韓国)と同時に国連加盟を果たし、
160カ国と外交関係を持っている(うち156ヶ国は
南北双方と外交関係を有する)。

日本は1965年の日韓基本条約に基づき、
北朝鮮を承認していない。また、国連安保理常任理事国中、
アメリカとフランスは同様に、承認していない。

韓国は北朝鮮を承認していないし、
北朝鮮は韓国を承認していないが、
相互に特殊な実務的関係を維持している。

2009年8月の金大中元大統領の国葬には
北朝鮮から正式な弔問団がソウルを訪問、
李明博大統領と約30分間面会した。

今後も紆余曲折の話し合いが続き、
いつの日か朝鮮半島には核のない統一国家が誕生することを
期待したい。

このほか歴史的には、
1940年にソ連によって事実上崩壊させられて以降の
バルト3国(米国は3国の在米大使館などを戦後一貫して支持し、
ワシントンでは国旗の掲揚を認めてきた)、
ドゴールの自由フランスをはじめとする亡命政権、
日本が創った満州国や汪兆銘政権の中華民国、
西側からはベトコン(越共)と呼ばれたベトナム民族解放戦線など、
国家に準ずる機構が存在したことは周知のことだ。

 いずれも独自に“国旗”を掲げ、
一定の政治的力量を保持してはいた。

 ちなみに、満州国の場合は、
1932(昭和7)年3月1日の“建国”直後に「日満議定書」を結んで
日本が実質的な国家承認を行い、以後、
エルサルバドル、ヴァチカン、イタリア、スペインがこれを承認、
38年5月にドイツ、
同年10月にポーランド、翌年1月にハンガリーと続き、その後、
フィンランド、タイなど日本やドイツの勢力範囲に入った国々が
承認したが、仮政府を含めても23カ国に留まった。
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