外務省「統一見解」はおかしい [2009年04月19日(Sun)]
外務省は北方領土の帰属に関する今回の 谷内(やち)正太郎政府代表(前外務事務次官)の発言について、 事実関係を否定する「統一見解」をまとめて対応している。 これはきわめて遺憾なことだ。 毎日新聞の記者にそう語っていないというなら、 訪米中とはいえ、まずもって本人が メディアで堂々と否定すべきである。 記事によれば「個人的には」と断って、 事実上の面積2等分で解決という案を 出したのではないというなら、 外務省ではなく、 谷内さん個人が、 事実無根として明確に否定するなり、 場合によっては毎日新聞を訴えるなりすべきである。 少なくとも、毎日新聞は首相官邸や外務省に出入り禁止でいい。 主権に関わる重要事項を、 政府関係者がこのように軽々に扱ってはいけない。 仮に、こういう考えが政府ないし谷内さんにおありなら、 それはロシア側から言わせるべきことであり、 日本側から言い出すメリットは一つもない。 あせりと功をあげようという気持ちの強すぎのなせる 大失敗である。 幸い、私の友人たちは国会で糾弾してくれると言っている。 ここで頑張らなくては国会議員も鼎の軽重を問われるというもの。 学者専門家も手をこまねいている場合ではない。即刻、 こぞって打倒しなくてはならない動きである。 |