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笹川会長からのお祝辞 [2007年02月25日(Sun)]



日本財団笹川陽平会長。
わがユーラシア21研究所の最大の恩人。
同会長のブログから写真を転載しました。




 2月19日に行なわれたユーラシア21研究所の内覧と記念レセプションの席上、中曽根康弘元首相に続いてご登壇いただいた笹川陽平日本財団会長スピーチを、感謝と共に、ご紹介させていただきます。

  ☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃

 ご紹介を受けました日本財団の笹川でございます。大先生が挨拶をなさった後でまさに蛇足の部類になるわけでございますが、ご指名を賜りまして大変光栄でございますし、吹浦さんの熱い情熱を実現するため少しでもお手伝いができますことを喜んでおります。

 中曽根先生からお話がございましたように、わが日本の国士でいらっしゃった末次一郎先生、今日は未亡人もお越しでございますが、皆様ご承知のように沖縄返還でも汗をかかれ、そして、ロシアとの間の北方領土に人生の最後をかけてご尽力をいただいたのでございました。しかし、思い半ばでご他界なさったというのは、もう皆様がご承知の通りでございます。

 吹浦さんには、日本財団の兄弟財団である東京財団の常務理事として長くお働きいただいていおりました。しかし、昨今の日ロ関係を見ましたときに、鳩山一郎先生から始まって歴代の政治家がついに成し得ないまま今日まで至り、なおかつ展望が開けないのであります。そうしたなかで特に民間の立場からの、問題解決へのサポートというものが、このままでは途切れてしまうのではないかと私はかねて考えて参りました。

 そこで、末次先生のご遺志を実現するためにも、吹浦さんひとつここはあなたの人生の最後をかけて、この日ロ問題の打開のために民間の立場からご尽力をいただきたい、お願いできないだろうかということを申し上げたのでございます。

 吹浦さんからは「承知しました。末次先生の墓前に胸を張って報告できるように、自分の人生をかけたい」というご快諾をいただけたわけでございます。

 したがって、私自身にも責任が生じているわけでございますが、ともすれば日ロ関係の、特に民間の交流が手薄になってきているわけでございます。そうしたなかで、東京財団で吹浦さんは、ロシア語による日本の情報発信を計画されてずっとやってこられました。

 これも今回のユーラシア21研究所の創設により、こちらで引き継いでいただきますが、今やクレムリンの高官の方々もこの吹浦さんのところから発信する情報に注目をして回覧なさっているということも伺っております。

 ユーラシア21研究所は大変小さな組織ではございますけれども、大きな志を持ってこの日本の国益実現のために命をかけたいという吹浦さんに、ぜひ皆様のご声援とお力添えをいただきたいのです。そして、今一度、北方領土問題の解決と同時に戦後残されたロシアとの平和条約の調印というところまでいくように、ぜひご協力を賜りたいと願っております。

 繰り返しになりますが、この研究所は小さな組織ではございますが、あふれるような情熱を持って仕事をしたいという吹浦さんに、ぜひ皆様方のサポートをお願い申し上げたいと思います。ありがとうございました。

  ☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆〃☆

 拳拳服膺し、身を引き締めて日露関係の打開に微力をそそぎたいと念じております。引き続き、ご指導・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

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