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安倍さんらに緊急提言 [2006年09月14日(Thu)]


写真は自民党HPより


 東京財団では、「次期政権に対する外交・安全保障政策に関する緊急提言―21世紀のパワーゲームを戦える国家体制を構築せよ」をまとめ、今朝ほど、3人の自民党総裁候補のもとに提出した。

 これは東京財団の「若手安全保障研究実力派集団」(吉崎達彦代表=双日研究所副所長)が続けてきたここ数年の議論をベースに、3ヶ月ほどの期間をかけ、特別緊急研究プロジェクト(リーダー=菅原出東京財団リサーチフェロー)としてまとめたもの。昨日の東京財団政策フォーラムで32人の虎ノ門DOJO講師経験者に提示、その意見も加味して完成した内容である。

 3人の総裁候補に連絡したが、直接、おめにかかってお渡しできたのは、安倍晋太郎官房長官。本日、10時30分過ぎに、菅原リーダーとこのプロジェクトを発案し、顧問として参画した私が自民党本部を訪問して提示した。

 こうした場合におけるこれまでの安倍さんの誠実さと人間関係から言って、必ずや、精読し、内容についてもご賛同いただけるのではないかと確信する。

全体は表紙からメンバー表まで入れてA4で14頁。全部で8つの提言から構成されている。

まず、<グローバル>な課題として、

提言@ 日米同盟の抑止力維持・強化に努め、共通の東アジア戦略を構築せよ
提言A 「文明の衝突」抑制・解消に向けた外交を展開し、アジアへのテロ戦争の波及阻止のために主導的な役割を果たせ
提言B 拒否権の有無を問わずに安保理常任理事国入りを目指せ

を挙げ、次に、<アジア>との関係における提言として、

提言C 「アジア・ドクトリン」を発表しアジアの秩序形成へイニシアティブを発揮せよ
提言D 中国が国際的秩序を維持する責任を分担する大国として行動するよう、日本は国際的な合意形成に努めよ

を提示した。

こうした課題への取り組みを推進するためにも、<国内>的に、国の情報機能の重要性に留意し、

提言E 情報機能強化を最優先課題とせよ
提言F 国際情勢分析に長けた情報要員の育成を急げ
提言G 国家戦略文書を発表し外交・安保政策の理念を世界に向けて発信せよ

としている。

もちろん、こうした提言を発表するための「背景認識」と、個々の提言のより具体的で詳細な説明が附記されているが、それはここでは省略したい。

 超多忙の安倍さんではあるが、きわめて余裕のある態度で、元気いっぱいの様子だった。
 
 なお、谷垣禎三財務大臣には自民党本部にある、同候補の選対本部で宏池会の寺西弘行事務局長に、麻生太郎外務大臣には第1議員会館で村松一郎秘書にお渡しした。いずれも事前に申し入れたところ、先方の都合によりこのようになったもので、必ず両候補にお渡しすると確約してくださった。

提言をまとめたメンバーは以下の通り。

東京財団若手外交・安保研究会メンバー
<プロジェクト・リーダー>
菅原 出 (東京財団リサーチ・フェロー)

<メンバー>
畔蒜 泰助 (東京財団リサーチ・フェロー)
櫻田  淳 (東洋学園大学兼任講師)
神保  謙 (慶応義塾大学専任講師)
鈴木 邦子 (東京大学先端科学技術研究センター特任助教授)
田代 秀敏 (みずほインベスターズ エコノミスト)
吉崎 達彦 (双日総研副所長)

<顧問>
坂本 正弘 (元中央大学総合政策学部教授)
吹浦 忠正 (東京財団研究推進担当常務理事)


美女も工場で生産? [2006年09月14日(Thu)]





  田代秀敏さんからは、さらに興味深いメールが来ました。感謝とともに、みなさまにもお勧めします。何を? いや、もちろん、美容整形!! じゃなくて、ご笑覧を!!!

  ☆―――・・・・・・  ☆―――・・・・・・

  それでは現在の中国美女基準はどうなのかというと、
ちゃんと中国共産党が
アメリカやフランスの化粧品会社の協力を得て
眼、眉、鼻、唇、齒、耳、發、胸、腰、臀、頸、肩、臂、手、腿、足、膚
の各部位について中国美女基準を定めております。

首個中國美女標準出爐 引發網友熱議[組圖]
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/photo/2006-08/09/content_4939970.htm

そんなわけで美容整形が大流行です。
「人造美女」が中国全土に出現しています。

人造美女大賽専--天九美女網
http://www.miss2008.com/zhuanti/rzmn/index.html

美容整形が一大ブームとなっているので、
「美女経済」という言葉も流行しております。

美女経済
http://www.miss2008.com/economy/index.html

六カ国協議が行われる釣魚台は北京の迎賓館です。
その釣魚台にある国家正規病院が美容整形で大儲けしています。

人造美女---北京釣魚台医院整形外科!
http://www.haoquchu.net/renzaomeinv/

上記URL掲載のある写真のキャプション
「在釣魚台——美女是可以再造的!」
が言い得て妙です。
http://www.51zhengxing.com.cn/image/shou.jpg

中国共産党の指導によって
中国は世界の工場となり
美女も造れるようになったのです!

好い一日をお過ごしくださいませ。
美醜が大きな価値基準 [2006年09月14日(Thu)]




美しいものはすばらしい。それはそれでいいのですが・・・




  田代秀敏さんからの追伸@です。中国社会はずいぶん住みにくそうですね。

  ☆―――・・・・・・  ☆―――・・・・・・

  ちなみに中国には敬老心は皆無です。
  大江健三郎だけでなく老人は全て馬鹿にされます。

北京のバスや地下鉄で
若者が高齢者に席を譲る光景を
見たことがありません。

しかし,
子供と子供連れの母親には優しいです。
バスがどんなに混んでいても、
夏だと風通しの好い席に座っている若い男を
おばさんたちが叱りつけて立たせ、
空いた席に幼児とその母親とを座らせてくれます。

中国には敬老心がないどころか
侮老心に満ちていることは、
次の新華社電を
ご覧になれば明らかです。

中国の著名な女優10人の老衰ぶりを
「衰老指数」なる指標で数値化して
評価したものです。

中國十大美女明星衰老照片對比[組圖]
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/photo/2006-06/04/content_4643497.htm

ちなみに中国人は女性の美醜を公然と話題にします。

歴史の国だけであって
時代と供に美女の基準が変遷したことも
話題になっています。

中國百年間美女標準變遷[組圖]
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/photo/2006-08/23/content_4998060.htm
大江健三郎と浜崎あゆみ [2006年09月14日(Thu)]



   


日中友好は大賛成なのですが・・・



 尊敬する友人でエコノミストの田代秀敏氏から、次のような、実に興味深いメールをいただいた。同氏の了解をいただいたので、みなさまに「おすそ分け」したい。

 中国はダライ・ラマのノーベル平和賞受賞のこともあり、ノーベル賞には敬意を払わないのでしょうか。それとも、きわめて単純に老人を愚弄し、かわいい女性をチヤホヤしているのでしょうか。

  それとも文学と芸能の価値が違うのでしょうか。

  ☆―――・・・・・・  ☆―――・・・・・・

 新華社電によると、
9月12日に大江健三郎が南京の
侵華日軍南京大屠殺同胞紀念館
を訪れたそうです。
写真が政治的に実に見事なアングルです。

 30萬冤魂前 諾獎得主一言不發
(「30万の『冤魂』(罪なくして死んだ犠牲者の魂)の前でノーベル受賞者は一言も発せず」)
> http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/newmedia/2006-09/13/content_5084008.htm

 記事のリードには、
「頂著花白頭髮、戴副黒框眼鏡的71歳老人大江健三郎如期出現在館内,
但在全程參觀中,這位老人始終未發一言,只是不停地點頭。」
と、
さえない姿の老人が参観し一言も発しないままうろうろしていたと書いてあり、
ノーベル文学賞の受賞者に対する敬意は皆無です。

 しかし、それは
「中国人民的抗日感情」
が背後にあるからではありません。

 そんなものは中国のどこにも存在しません。
たとえば、新華社ネット版の写真欄には
浜崎あゆみ
の写真が大きく掲載されています。
日付は2006年08月28日です。

 中国共産党中央宣伝部は、
8月15日を頂点として抗日戦争ドラマを延々と放映した後、
28日に浜崎あゆみの写真を配信しているのです。

「濱崎歩寫真變精靈公主[組圖] 」

http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/photo/2006-08/28/content_5016996.htm

 上記URLを開いてページの下の「下一頁」をクリックすると写真が替わります。
それにしても肖像権や著作権はどうしたのでしょう?

 浜崎あゆみに対する
「精霊公主」
という評価は
女性に対する最上級のものです。

 大江健三郎に対する
「頂著花白頭髮、戴副黒框眼鏡的71歳老人」
(白髪頭で幅広の黒縁メガネをかけた71歳の老人)
という評価とは大違いです。

 老体に鞭打って、
猛暑の南京まで出かけて
虐殺記念館を見たのに
お気の毒なことです。
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