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シリア難民支援コンサートのご案内 [2013年06月12日(Wed)]



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音楽を楽しみながら、国際協力について考えてみませんか?

認定NPO法人難民を助ける会(柳瀬房子会長)の加藤タキ副理事長が中心になり、これまで7回「加藤タキ チャリティ・サロンコンサート」を開催してきました。

今回も日本ロレックスの特別協賛で、若手の3人・フルートの上野由恵さんと北側森央さん(横浜シンフォニエッタ首席奏者)、そしてピアノは薄井俊樹(同 シンフォニエッタ・ジェネラル・マネージャー)さんの出演です。私は「一姫二太郎コンサート」と言っているのですが、今度はとくに、シリア難民への支援がテーマです。

出演者の一人・碓井 俊樹さんは、なんとそのシリアで数々のリサイタルやコンサートに出演してきた ピアニストで、実は、横浜シンフォニエッタを指揮者の山田和樹さんとともに立ち上げた人で、現在、同管弦楽団の有能なジェネラル・マネージャーとして2月にはフランス・ナントでの招待講演をプロデュースしました。 北川森央さんも同じく横浜シンフォニエッタの事務局長です。

私は3人のそれぞれの演奏会にも足を運びましたし、3人一緒の飲み会もやりました。横浜シンフォニエッタの大ファンでもありますし、去年は皇后陛下ご臨席のもと、サントリーホールで、モーツアルトの「メサイア」ほかをえんそうしていただいたこともあります。

本論に戻ります。

第7回 加藤タキ チャリティ・サロンコンサートは今年2013年の10月8日、紀尾井ホールでです。

どうぞご期待ください。詳しくは、http://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2013/1008_1173.html

コンサートの収益は、AARのシリア難民支援活動に充てさせていただきます。
多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

【日時】2013年10月8日(火)午後7時開演(午後6時30分開場)
【会場】紀尾井ホール(東京都千代田区紀尾井町6-5)
   http://www.kioi-hall.or.jp/access.html
【出演】
- 加藤 タキ(司会)
- 碓井 俊樹(ピアノ)
- 上野 由恵(フルート)
- 北川 森央(フルート)
【曲目】
- ベートーベン『ピアノソナタ第14番「月光」』
- 細川俊夫『線I』
- J.S.バッハ『パルティータ BWV997』
- ドップラー『アンダンテとロンド』ほか(予定)
【料金】S席:4,000円/A席:3,000円
【主催】AAR Japan[難民を助ける会]
【共催】社会福祉法人 さぽうと21(理事長は私、吹浦忠正です)
【特別協賛】日本ロレックス株式会社
【お申込】AARまでお電話(03-5423-4511)で、
   またはホームページからどうぞ
http://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2013/1008_1173.html
被災地での天満敦子・吉武雅子さんの映像をU tubeで [2013年05月06日(Mon)]


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バイオリン天満敦子さん、ピアノ吉武雅子さんによる東日本大震災の被災地4市町6か所での無料公演の様子をお伝えする映像をU tube(下記アドレス)で見ることができます。

3月24日から27日までの公演の後、29日には東京・浜離宮ホールに皇后陛下をお迎えしてのチャリティコンサートを開催しました。


http://youtu.be/QWptJ_XzTxs
被災地支援コンサートの映像をご覧ください [2013年05月06日(Mon)]
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バイオリンの天満敦子さんとピアノの吉武雅子さんとの東日本大震災被災地各地での無料コンサートにつき、主催者の難民を助ける会では短い報告をu tube用に作成しました。

3月24日から4市町6か所で演奏を行い、29日には皇后陛下のご臨席を仰ぎ、東京・浜離宮ホールでチャリティコンサートを行いました。
以下の報告をご覧ください。


http://youtu.be/QWptJ_XzTxs
皇后陛下、被災地支援天満敦子リサイタルへ [2013年04月18日(Thu)]
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『皇后さまは3月29日夜、東京都中央区のホールで、バイオリニストの天満敦子さんによる東日本大震災被災地復興支援チャリティコンサート「明日に繋ぐ祈り」を鑑賞された。

 コンサートは「難民を助ける会」の主催。東北地方での公演報告の映像を会場に流した後、天満さんはピアノの演奏に合わせて「ジュピター」や、皇后さまが作詞された「ねむの木の子守歌」などを熱演。主催者側によると、終了後に皇后さまは天満さんと懇談し、「感動的でした」などと話されたという。』


 以上は30日の産経新聞の記事から。
私は共催した社会福祉法人さぽうと21の理事長として、皇后様の御成りから御発まで、ご案内役をさせていただきました。昨年9月にサントリーホールで開催したチャリティコンサート以来、半年に4回もお話させていただく機会を賜り、光栄に思います。

 天満さんは3月末に、東日本大震災による被災地・岩手、宮城、福島の3市町のホールや障害者施設など6ヶ所で連日で無料招待コンサートを行い、いずれも満員の聴衆を感涙に浸らしめるほどの熱演でした。

 記事になった朝日新聞浜離宮ホールでの演奏は、被災地での無料招待ツアーの総決算として行われたもので、東京でのみ、有料のチャリテイーコンサートとなったものです。
 
 この一連のツアーは日本ロレックスの協賛で実現することができましたが、すでに来春の「再会コンサート」も企画され、今から約束しておりますので、今年チケットが取れなかったという方には、期待して戴ければと思います。
 
 来春、再びの感動を皆様と共にできますことを楽しみに、私も様々、一層精進して参ります。
諸事情によりブログの更新は激減しておりますが(ご容赦を!)どうか変わらぬご支援とご鞭撻、様々な支援活動へのご理解とご協力を、心優しい皆さまにお願い申し上げます。

在日外国人の学習発表会で ― 野口英世の結婚詐欺 [2012年12月17日(Mon)]


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まずは写真の説明です。ミャンマー人の太鼓の名手に合わせて、学習支援室に通うミャンマー人と日本人の合奏と合唱。そしてミャンマー(カチン族)の民族舞踊を踊るのはなぜか、全員日本人のボランティア教師の「きれいどころ」。顔が見えない? 個人情報保護のため? でも、みなさんほんとに美しくも楽しそうに戻っておられました。

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ところで、「野口英世の結婚詐欺」って知ってますか?
収入がなくて困った末、婚約相手の家から結納金をもらいながらも、その女性とは結婚せず、そのお金で渡米したのだとか。

かねて野口には放蕩時代があったとは聞いていましたが、千円札になるくらいですから、まさかそこまで金銭感覚がいい加減だったとは知りませんでした。浅学菲才に加えて、先入観の塊であることを恥じ入ります。

というのは、昨日、社会福祉法人さぽうと21の学習発表会で中学2年生のミャンマー人の男の子が、そんなスピーチをしたのです。

この日は、約30人のミャンマー人と一人のスーダン人がそれぞれに工夫をこらして、3時間余にわたって「学習発表」をしました。小学生のクイズも楽しめたし、中学生が英語でした「ゲティスバーグ演説」の暗誦もよかったです。さらに、『世界が100人の村だったら』をかいつまんで説明する中年男性にも感心したし、6人が民族衣装を着ながら誇りを持って、カチン族の文化を説明してくれた女性たちも、魅力的でした。

寿司屋でアルバイトしている女性は、イクラの注文を「(勘定は)いくら?」と訊かれたと思い、それまでの客の食べた分を計算してお伝えし怒られたという笑い話を披露しました。

昔、ベトナム難民で聖心女子大の英文科に在籍していたベトナム難民の女性が、バイト先で「ウズラのタマゴを買って来い」といわれ、店頭で「クジラのたまごをください」と言って「そんなものはない」と追い返された失敗談を話していたのを思い出した。その時は、「ゴジラのたまごって言わなかっただけましだよ」と励まして笑いあったことを思い出しました。

別の寿司屋で働く男性は、オヤジさんに、「キミはよく働くが、寿司屋、特にウチでは外国人は出前の使いや洗い物をさせたりはするが、職人にはしないんだ」と言われて挫折し、涙にくれていたのをもて、女将さんが優しく、「もう少し日本語の勉強をしなさい。そしたらかならず職人にしてあげるから」と励まされ、さぽうと21の学習支援室に熱心に通っているという話は、会場のみんなを泣かせました。近く、そのお店に何人かで行って、財布の底をはたいて来よう、私は明日からでも財布の底をはたいてでも、彼が一人前になるまでその店の常連になろうと、密かに決めました。

日頃、思いもよらない視点での体験談や苦労話に、今年も新鮮な思いで感動させられました。次回はさらに続けます。

国際交流は、日常の視点とは違う刺激を楽しめるので、理事長という私の役割も、結局は、自分のためになってるなと実感するばかりです。美談ばかりの偉人伝も視点を変えて、冷静に読まなくてはということをミャンマー人の少年に教わったのでした。
                                   (つづく)
国際協力NGOのカレンダー2013 [2012年12月14日(Fri)]


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AAR国際協力カレンダー3013の表紙


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 たまたま開いた10月の写真





AAR(認定NPO法人難民を助ける会)が募金と広報を兼ねたカレンダーを刊行しました。1部400円(送料別)。

AARはこれまでの33年間に55カ国、現在15カ国で国際救援・復興・開発関係の活動をしていますが、その最近の活動現場での写真を取り込んだ、なかなかの出来のカレンダーです。

若い人たちはいい仕事をしますね。

惜しむらくは、9月に刊行することです。私が同じく多年関わってきている社団法人協力隊を育てる会はも最初は12月にカレンダーを出して、まったく売れずに困ったものでしたが、今では9月に500円の定価で出し、4,000部以上販売されています。

チャリティグッズというのは、智慧と努力の産物です。頑張ってください。

お問合せ・お申し込みは、難民を助ける会へ。電話=03-5423-4511



元難民支援生が後輩にと大型寄付 [2012年11月28日(Wed)]


11月3日の読売新聞に開催されましたので、ご存知の方もおられるでしょうが、私の周りでこんな「いい話」がありました。
子どもの頃、私が長らく代表幹事や副会長をしていた難民を助ける会の支援で、家族のみんなが日本で初等教育や高校、さらには上級学校に進むことが出来たカンボジア難民の一人が、ソン・モノラックくんが祖国カンボジアで事業に成功し、毎月5万円ずつ、返金したいといってお金を持ってやってきたのです。

彼が小学生だった頃、銚子市で開催した「難民合宿」のとき、お風呂の入り方を教え、背中を流し合った仲の私としては、こんな嬉しいことはありません。

まず、記事をご覧ください。<元難民 奨学金の恩返し カンボジア人男性 支援組織に300万円寄付>というのが見出しです。

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 32年前、インドシナ難民として来日し、奨学金を受けながら都立三田高校を卒業して、母国で建設会社を設立したカンボジア人のソム・モノラックさん(43)が、国内にいる難民らの教育支援に役立ててほしいと、都内の難民支援団体に寄付を申し出た。今月から5年間、毎月5万円ずつを払い、かつて、奨学金として自分や兄弟が受け取った300万円を寄付する予定という。
 ソムさんが、寄付を申し出たのは、品川区のNPO法人「難民を助ける会」(AAR)。AARによると、ソムさんは1980年、ポル・ポト派の迫害を逃れて家族11人で来日。港区内に住み、奨学金を受けながら、区立檜町小(現・赤坂小)、区立赤坂中、都立三田高校を卒業した。ソムさんの兄、弟2人、妹2人も奨学金を受けた。
 ソムさんは94年に帰国し、兄と建設会社を設立。会社経営は軌道に乗っていた。今年9月、カンボジアを訪れたAAR職員と偶然出会い、寄付を申し出た。ソムさんは「私たちが、あの支援にどれだけ助けられたことか。ようやく恩返しができる」と話したという。

 ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

この事業は、1993年にAARと同じビル内に設立された社会福祉法人さぽうと21(現在の理事長は不肖・吹浦忠正)が引き継ぎ、こうした日本と縁のある在日外国人を支援しています。

そして、来たる12月26日(水)14:00から、日比谷内幸町の日本記者クラブで現在、支援を受けている人やかつての支援生たちが集まり、研究発表とシンポジウムを行います。これは年賀状の寄付金による助成事業です。使用言語は日本語のみ。レセプション参加費を含む。

どうぞお越しください。

なお、準備の都合上、あらかじめ、社会福祉法人さぽうと21事務局にお申し込みください。残席10人分くらいですので、お急ぎください。電話:03−5449−1331

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絶対感動する催しです 在日外国人の実力を示します [2012年11月06日(Tue)]


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詳しい説明はあえて省きます。不肖・吹浦が理事長(もちろん無給)をしている社会福祉法人さぽうと21では多年、優秀な在日外国人を支援してきました。

そして、毎年、その人たちが貴重な意見を発表する機会を作ってきました。

今年は、年末の12月26日、内幸町の日本記者クラブで開催します。

老若男女、善男善女、美男美女・・・みなさんお越しください。入場無料。

目が覚めるほどの感動をご一緒しませんか?
シンポジウム「人道支援と危機管理」へどうぞ [2012年10月30日(Tue)]



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人道支援にはさまざまな危機が伴うことは、私自身、国際赤十字の駐在代表として印パ戦争(1972年)やベトナム戦争で何度か生命の危険を感じたことがあるので、よく自覚しています。

また、長年関わってきた難民を助ける会(AAR)でも、亡くなったり、大怪我をしたりという人が何人もいます。

そんな重要な課題を討議しようと、立教大学の教授で難民を助ける会の理事長でもある長(おさ)有紀枝さんが中心になって、シンポジウム「人道支援と危機管理」を開催します。11月16日(金)18時40分から21時まで、立教大学池袋キャンパス(池袋駅西口から7分)、入場無料。

これは何度でも開催してほしいテーマ。是非、海外ボランティアに関心のある方や支援者の方々には参加してほしいシンポジウムです。

お申し込み、お問合せは電話:03−5423−4450(難民を助ける会へ)
ミャンマー少数民族に積極支援 日本財団 [2012年10月20日(Sat)]




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 一昨年11月に全面改訂されたミャンマー政府の国旗。


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  カレン民族解放軍(KNLA)の旗。最近でも日本人の参画もあったし、旗ももしかして、
  日本の旭日旗の影響かもしれない。ただ、なぜかテキサス州旗ともそっくりだ。




 こんな気分のいい記者会見に久々に出席させていただいた。

 日本財団はミャンマーで長く政府軍と戦闘を続けてきた少数民族系の武装勢力10団体の代表を招聘した。
18日、笹川陽平会長は、11の少数民族武装勢力で作る「統一民族連邦評議会」(UNFC)に対して、医薬品や食料など総額300万ドル(約2億4000万円)分の人道支援を行うと発表した。12月にも1回目として30万ドル分の医薬品などを輸送する。

支援は、ミャンマー政府から「和平プロセスの一環」として合意を得たもので、政府と武装勢力との和平交渉への足がかりになるものと思われる。

ミャンマーでは長年、少数民族との紛争が続いており、本来の居住地域に住めなくなった国内避難民は100万人に上るとされる。避難民は僻地にいるケースが多いため、タイ、中国、バングラデシュなど隣接する国々から陸路で支援物資を搬送することも検討するという。

笹川会長は「ミャンマーは民主化が進む半面、少数民族との争いは終わっていない」と支援の必要性を強調した。

他方、笹川会長とともに会見したクン・オカーUNFC副議長は「少数民族は武力衝突の悲劇的な被害者。人道的な支援を必要としている」と話し、改革を進めるミャンマー政府との恒久的な和平の必要性や少数民族の経済的な窮状を訴え、「政府が政治的目的を放棄させようと少数民族を説得するかもしれない。国際社会が監視役になってほしい。日本政府は諸事情で私たちの問題を内政問題として関わりできないとしているが、教育、福祉、保健衛生など緊急かつ重要な人道問題が山積している中で、日本財団には援助、和平の仲介・保証をしてくれるよう大きく期待している」と訴えた。

 援助から平和構築まで、こうした分野での日本財団への期待は各方面にあり、かつ、その力量が試されているように思う。ただ、日本政府がそれを傍観するだけではなく、必要な便宜を与え、協力してこそ、わが国への評価と信頼を一層高めることができるのではないか。また、日本財団はさらに実力・経験豊かな人材を充実し、この大事業を達成してほしいと願う。

 私にととっても単に「気分のいい」だけではなく、日本のNGOのあり方について、大いに示唆を受けた記者会見だった。
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