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サハリンは北の隣人 [2006年08月28日(Mon)]



実りの秋近し?



  サハリンはこの季節、急速に気温が下降する。数年前には、9月16日に吹雪に出会ったこともあった。

 1990年代にサハリン(樺太)が外国人に公開されてから、私はおそらく20回近く同地を訪問しているかと思う。今般、30日から行くのは、「サハリン・フォーラム2006」に参加するためである。

  故・末次一郎が主宰してきた安全保障問題研究会は1973年以来の日露(ソ)専門家会議(今春で24回目)とは別に、97年10月以来、ロシア連邦サハリン州行政府とともに「サハリン・フォーラム」を共同開催してきた。

  この「サハリン・フォーラム」は、

@ サハリン州の行政幹部、学者、専門家をはじめとする有識者に日ロ関係改善に建設的な姿勢で正面から取り組むべく、理解の促進を図る 
A サハリン州の日本研究者や日ロ関係研究者に機会や情報を提供し、研究促進のインセンティブとする 
B 北方領土の返還を実現して日ロ平和条約を締結するという、わが国官民挙げての悲願ともいうべき外交課題の達成に、学者・専門家として役割を果たすことを目的とし、ひいては日本とロシアの懸案の問題である北方領土を管轄下に置くサハリン州の頑なな態度を緩和させる可能性を探り、領土問題解決による日ロ平和条約締結への一助となることを目指している。

  第9回目となる今回のフォーラムは、下記の要領にてサハリン州のユジノ・サハリンスクにて開催する。

  と き:2006年8月31日(木)、9月1日(金)
  ところ:ユジノ・サハリンスク市、サヒンセンター内会議室
  主 催:安全保障問題研究会
       ロシア連邦サハリン州行政府
  テーマ:日本とサハリン州 ― 協力の展望
  第1セッション = 日本とサハリン州の間の経済関係の現状と展望
  第2セッション = 日本とサハリン州の間の友好関係の深化
  第3セッション = 日ロ平和条約締結の問題と展望

【日本側参加者】   順不同・敬称略
吹浦 忠正  団長、東京財団常務理事
木村  汎  安全保障問題研究会座長、
   拓殖大学教授
袴田 茂樹 同上、青山学院大学教授
西原   正   前防大校長、
   平和・安全保障研究所理事長
渥美 正洋  財団法人世界平和研究所
   客員研究員
兵藤 長雄  東京経済大学教授、
   元ベルギー大使
松村 英二  北海道サハリン事務所長
原田 義昭  衆議院議員、
   自民党、外務委員長
篠原 孝    衆議院議員、民主党

【サハリン側参加者】
ヴァジム A.ロコトフ サハリン州国際・対外
   経済・地域間関係委員長
セルゲイ A.カルペンコ 州経済委員会
   副委員長
ニコライ M.ゾトフ 地域団体『サハリン・
   日本』議長
ヴィクトル K.ミトローヒン ユジノ・サハリン
   スク経済・法律・情報大学法科助教授
ユーリイ N.ベルジューギン 独立サハリン・
   クリルコサック協会 隊長・中佐
イーゴリ V.アンドレーエフ サハリン地域
   社会運動『アジア太平洋協力発展を
   めざすサハリンフォーラム』会議議長、
   政党『統一ロシア』サハリン支部地域
   管理・監査委員会委員長
ヴャチェスラフ V.ヴラーソフ  コンサルティ
   ング会社ARCG分析グループ主任
セルゲイ A.ポノマリョフ 州議会議員、
   超党派議連『ロシアのクリルの
   ために!』コーディネーター
ボリス R.ミシコフ 州議会議員、
   サハリン国立大学学長
アレクサンドル I.マリソフ 地域社会団体
   『ロシア東部国境保全のために』議長
ゲンナージイ V.グレバ サハリン国立大学
   東洋文学・文化学部助教授
ナターリヤ I.ボンダレヴァ 『今日のユジノ・
   サハリンスク』紙編集長

この他、在ユジノ・サハリンスク日本国総領事館より、オブザーバーとして数名参加していただく予定。

先般の銃撃事件、北朝鮮をめぐる一連の問題、露中、米中問題が話し合われるのは当然であるが、懸案の「北方領土問題」について、いつもながら熱い議論が交わされるのは必至である。

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