• もっと見る
«「尖閣を日中友好特区に」だって?! | Main | 安井算哲とJ.S.バッハ»
<< 2014年04月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新記事
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
23年ぶりの奇跡の再会に思う [2012年10月11日(Thu)]


PA070173.JPG

    ロアンさん(右から二人目)一家と筆者(右端)

世の中、まさに「一寸先は闇」。隣家の女性を86歳の元警視が日本刀で切り殺して自殺という信じられないような事件も我が家の近くで起こリました。ところが、私は4日前、サンフランシスコで、これこそまったく信じられないような偶然の再会をしたのです。

1989年に結婚式東京・山手通りの教会での結婚式に招かれて以来、実に23年ぶりに元ベトナム難民ブ・ティ・キム・ロアンさん一家と、航空ショウの何十万人もの雑踏の中で出会い、なんと昼食までごちそうになったのです。

同じくベトナム難民であるご主人が不動産鑑定士、ロアンさんは3人のお子様を育てつつ経済分析の仕事をしているそうです。ロアンさんは以前、小欄で紹介したコイくん(医師。西武線沿線で外国人の患者を中心に診察するクリニックを経営)とわがユーラシア21研究所の特別研究員であり、上智大学で文学博士の学位を取得したスアンさんのお姉さんです。

この3人とロアンさん(昭和女子大学卒)のお姉さんにあたるランさん(聖心女子大学卆)の4人は、1980年代はじめに、ベトナムからのODP(合法出国難民)第1号として、元南ベトナム大統領顧問だったお父さま、お母さまと来日し、難民を助ける会(相馬雪香会長=当時)がロアンさんの中学生時代から生活支援をして来たご一家です。

サンフランシスコ市内を周っていて、気まぐれにバスから降りました。海岸沿いのそこでは午後からPier 39(39番埠頭)上空を中心に航空ショーがあるというので、埠頭の最先端にあるレストランNeptuneで海鮮料理でもと思って、空を眺めながら歩いていると、いきなり、「先生っ!」といって抱きつかれました。私のあわてようをご想像ください。

13歳と15歳の二人のお嬢さんが、海軍の白い制服を着て続き、実に立派に見えました。ロアンさんはほとんど23年ぶりの日本語だと言ってましたが、互いに英語と日本語を混ぜて近況を語り合いました。

帰国すると、社会福祉法人さぽうと21の高橋敬子事務局長からのメールが来ていました。さぽうと21は1993年に難民を助ける会の国内支援活動を分離して、独立した法人(事務所は、難民を助ける会と同じ目黒駅前のみずほビル3階)とし、外国にご縁のある若者を中心に支援している団体です。不肖・吹浦忠正が現在の理事長です。

曰く
「カンボジア出身の元支援生ソム・モノラックさんが事務所をお訪ねくださいました。
樋口静子理事、堀江良彰AAR(難民を助ける会)事務局長、そしてカンボジア担当のスタッフとお迎えをしてお話を伺いました。
現在はカンボジアにご兄弟で建設会社を作っていらして、お仕事は順調に軌道に乗っているということでした。
AARの園田さんが現地で建設会社を探していらして、たまたま出会われたようです。
ご兄弟共々、難民を助ける会に大変お世話になったと恩に着てらっしゃいました。
兄弟で総額300万円以上の支援を受けられたとか・・・・少しずつでも返済し、自分たちと同じ境遇で頑張っている後輩のために使ってほしいとのお申し出でした。

難民を助ける会の支援金は貸与ではないので、返済をしていただく必要はない訳ですが、お申し出は大変ありがたく、頂戴した場合には後進の就学支援のために使わせていただくということで、さぽうと21の口座番号等ご案内させていただきました。

なお、モノラックさんの会社は、AARのカンボジアでの事業計画に公的助成金がつけば入札をなさることになっているようです。
そちらのほうも公正な審査を経て落札され、上手くいけばすばらしいと思っております。
以上、元支援生にお目にかかったご報告まで」。

カンボジアでは同じく元支援生のメヤス・アスナさんが現地法人のマルハン銀行のトップとなり、カンボジア政府の事務次官待遇で国の復興と発展に努めていると、先日、私にメールをいただき、親会社の韓社長とは親しいので、「嬉しいことです」と喜び合いました。

窮鳥として日本の懐に飛び込んできたインドシナ難民の人たちの活躍が、各地で見られます。

社会福祉法人さぽうと21ではほかにも元支援生活躍の報告がたくさん届いています。

また、年末の26日(水)13時から、日本記者クラブで現在支援している人たちの研究報告会が開催されます。
毎年のことですが、一人ひとりのあまりに優秀なことに驚嘆してしまいます。
どなたでもご参加できますので、日比谷の記者クラブ9階にお越しください。

なお、ご寄付はこのように間違いなく活用させていただいておりますので、皆様のさらなるご支援を下記にお願いいたします。
「一寸先は光明」と信じつつ、支援してきたことの満足感を保証します。

さぽうと21の活動は皆さまからの会費や寄付金によって支えられています。
活動をより充実させるために個人、企業や自治体、各種団体の皆さまのご支援が必要です。
ご協力をお願い申し上げます。

なお、さぽうと21へのご寄付は税法上の優遇措置がございます。

□■ご協力方法■□
★ 会員として・・・
さぽうと21会員の皆さまには、ニュースレター「さぽうと通信」を通して、
事業の様子やニュースを定期的にご報告いたします。
また、さぽうと21が開催するイベント等のご案内をいたします。
年会費:  個人 5000円
       法人 50.000円
※銀行(ゆうちょ銀行含む)からお振込み下さい。

★ ご寄付
支援活動をより充実させるために皆さまのご協力、ご支援をお願い
いたします。
いただいたご寄付は、大切に使わせていただくことを約束いたします。
※銀行(ゆうちょ銀行含む)からお振込み下さい。

★ 書き損じはがきや未使用切手のご寄付
さぽうと21事務局の通信費の節約にもつながるため、もしご自宅に書き損じはがきや未使用切手がございましたら、事務所までお送りください。

<<書き損じはがき・未使用切手の送付先>>
〒141-0002 東京都品川区上大崎2-12-2 ミズホビル5階
さぽうと21事務局


□■年会費・ご寄付の受付■□
《ゆうちょ銀行からお振込みの場合》
振替口座 00180-7-25470
加入者名 社会福祉法人さぽうと21
※会費をお振込みの場合は、通信欄に「会費」とご記入下さい。


《ゆうちょ銀行以外の銀行からお振込みの場合》
銀行口座 三井住友銀行目黒支店(普)851872
口座名 社会福祉法人さぽうと21
理事長 吹浦忠正
※ゆうちょ銀行意外の銀行からのお振込みの場合、当法人でお振込み人様を特定できません。 領収書をご希望の方や会費をお振込みの方はお手数ですがご連絡ください。
コメントする
コメント