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菜の花の英語名はなぜ? [2012年04月10日(Tue)]


P3220208.JPG





P3220209.JPG


  都立駒沢公園で。4月9日、撮影。


文部省唱歌『朧月夜』
(高野辰之作詞、岡野貞一作曲〉
「菜の花畠に入日薄れ・・・」と始まる。

桜の前に春を告げる花か。春の季語。

ただ、この歌詞の菜の花は
「時代から見てセイヨウアブラナまたは、
着想を得たとされる飯山市で栽培されている
野沢菜とみられる」と
ウィキペディアには出ている。

百科事典には、菜の花とはアブラナの花、
菜種の花。古く中国より渡来し、
菜食用に栽培されていたが、
16世紀に採油用として脚光を浴びると、
各地で栽培面積が急増したとある。

与謝蕪村(1716-1783年)の
「菜の花や月は東に日は西に」、
スケールの大きな句に、中学生の私は
すっかり感動したのだったが、
10年程前、
私が勤務していた大学のゼミ生が
「朧月って何月ですか?」とのたまったので、
この教授先生はおったまげ、
急遽、ゼミ本来のテーマを全面変更し、
日本の唱歌・童謡について1年間勉強した。

その成果は、拙著
『歌い継ぎたい日本の歌−
愛唱歌とっておきの話』(海竜社)となり、
幸い、メディアで好評だったせいか、
先日は定価より
はるかに高い値段でAmazonに出ていた。

蕪村は、
菜の花(堀田満によれば、在来種アブラナ)を
いくつもの句に詠みこんでいる。

菜の花や 鯨もよらず 海暮ぬ
菜の花や 摩耶を下れば 日の暮るる
菜の花を 墓に手向けん 金福寺
「なの花にうしろ下りの住居かな」(一茶)や
「菜の花の遙かに黄なり筑後川」(夏目漱石)
もそれぞれの特徴があり、いいと思う。

ところで、この菜の花、英語では何というか。
ウィキペディアには
Tenderstem broccoliとあるが、
昨夜、居酒屋でたまたま居合わせた
トロントから来たカナダ人ビジズスマンは
「rape blossoms」。
私もそれしか知らない。

しかし、rapeとはただならぬ単語。
「梅や桜の少ない国では、
菜の花が冬を突き破って春を告げるからか」
などと、(元)少年は
寝付けぬ一夜を過ごしてしまった。

どなたか、どうして菜の花を
英語ではrape blossomsなどと
激しい名前で呼ぶのか、教えてください。
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コメント
そういうことですか。勉強させていただきました。
ありがとうございます。「強姦花」ではないんですね。
ほっとしました。
Posted by: 吹浦 忠正  at 2012年04月12日(Thu) 22:22

アブラナのほうはラテン語のrapum(塊茎)が語源で、もう一つのほうはラテン語のrapere(力づくで捕まえる)が語源だとのことです。
アブラナの学名はBrassica rapaで、rapaはミズナ、白菜、カブ、大根など、多くのものに付けられているようです。
Posted by: 桃です  at 2012年04月11日(Wed) 00:44