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笙の演奏を初めて目前で見ました [2011年12月13日(Tue)]

   

   12月10日、青山斎場での、松田トシ先生の通夜式で。









    笙。ウィキペデァより。岐阜城資料館のもの。






 一昨日(12月11日)に行われた
高橋重宏日本社会事業大学学長の
家族葬の通夜式では、近衞忠W社長、
吉備 健アンリー・デュナン教育研究所代表幹事
らとともに、(年の功で)最前列に着席しました。

 道灌山会館(西日暮里)は
それほど大きなところではなかったので、
私は目の前で神職の人が
笙を吹くのを見るという初めての経験をしました。

 同じ日の松田トシ先生の告別式、前日の通夜式でも
離れていましたが、すばらしい雅楽の演奏を
聞かせていただきました。

 故人はお二人とも、宮司の家に生まれた方ですので、
当然、神道の司式によるものでした。

 そこで、目前で見、聴いた笙について
不謹慎にも少し考え込んでしまいました。

 笙についてウィキでは
次のように説明しています。

    ✾  ✾  ✾  ✾  ✾

匏(ふくべ)と呼ばれる部分の上に

17本の細い竹管を円形に配置し、
竹管に空けられた指穴を押さえ、
匏の横側に空けられた吹口より
息を吸ったり吐いたりして、
17本のうち15本の竹管の
下部に付けられた
金属製の簧(した:リード)を振動させて
音を出す。

音程は簧の固有振動数によって決定し、
竹管で共鳴させて発音する。

パイプオルガンのリード管と同じ原理である。

いくつかの竹管には屏上(びょうじょう)と
呼ばれる長方形の穴があり、
共鳴管としての管長は
全長ではなくこの穴で決まる。

そのため見かけの竹管の長さと
音程の並びは一致しない。

屏上は表の場合と裏の場合があるが、
表の場合は装飾が施されている。

指穴を押さえていない管で音が出ないのは、
共鳴しない位置に
指穴が開けられているためである。

ハーモニカと異なり、吸っても吹いても
同じ音が出せるので、
他の吹奏楽器のような息継ぎが不要であり、
同じ音をずっと鳴らし続けることも
出来る(呼吸を替える時に瞬間的に
音量が低下するのみ)。

押さえる穴の組み合わせを変えることで
11種類の合竹(あいたけ)と呼ばれる
和音を出すことができる。

通常は基本の合竹による奏法が中心であるが、
調子、音取、催馬楽、朗詠では
一竹(いっちく:単音で旋律を奏すること)や
特殊な合竹も用いる。

その音色は天から差し込む光を表す
といわれている。

 構造上、呼気によって内部が結露しやすく、
そのまま演奏し続けると簧に
水滴が付いて音高が狂い、
やがて音そのものが出なくなる。

そのため、火鉢やコンロなどで
演奏前や間に楽器を暖めることが
必要である。

   ✾  ✾  ✾  ✾  ✾

 なるほど、開式の前に演奏する神主さんは、
小さな電気コンロを目前に置き、
しきりに温めていました。

 そのことはこの説明でよくわかりました。

 それにしてもあの何とも不思議な
ハーモニーはまさに「天からさしこむ光」
ですね。

 西洋の楽譜にして見せてほしいものです。

 ひとりであんなにも和音がいろいろ演奏できる、
そんな邦楽の楽器ってほかに何があるのでしょう。

 概して日本の音楽はメロディか複雑ですが、
ハーモニーのない、あるいは少ないものと
思っていましたが、
笙では、ここに説明のある「合竹」という
すごい演奏ができるのだと
つくづく感心しました。

 なるほど、こんなに表現力があるなら、
クラシックや現代音楽にもとりいれられている
ということがよくわかりました。

 またまた大事な儀式の最中に
妙なことを考えてしまったことを
霊前にお詫びします。
           合掌
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