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ノートルダム寺院 [2011年06月26日(Sun)]














































 パリに行くときは、どんなに忙しくても、
ノートルダム寺院を訪ねます。

 もとよりカトリックではありませんが、
否、正確に言えば上京直後に
足しげく高輪教会に通い、
「なりかけ」たことはありましたが、
司祭の「ケネディとニクソンによって米大統領選挙が
戦われている。カトリックのケネディの勝利のために
お祈りを」という呼びかけに、
はっと目が覚め、爾来、縁がないのです。

 国家のトップを選ぶのは宗教が何かではなく、
憲法、安全保障、外交、経済、教育といった
主要な政治課題に
どんな哲学や政策を語り、唱えてきたかが重要だと
真摯に思っていたものですから、
このひとことですっかり冷めてしまったのでした。

 もっとも、今の菅首相、そのどれをも
語っていないまま、首相になってしまい、
この体たらくです。

 閑話休題。

 ノートルダム寺院で着席し、
静かな気持ちになれば、中世以来の
キリスト教文明のエッセンスのようなものが
前後左右から押し寄せてくる
気持ちになるのです。

 これは別に私だけが言っていることでは
もちろん、ありません。

 私が最初に出会ったそうした文章は
横光利一の『旅愁』の一節でした。

 実は、たまたま若いころにその
横光家に隣接する東京・池ノ上のアパートに
住んでいたことがあり、未亡人が
毎日、お庭の手入れをしているのを眺め、
多少、言葉も交わす機会もあり、
すっかり横光ファンに
なってしまったからかもしれません。

 1968年の暮れに初めてパリに
行って以来、ノートルダム寺院に
佇んできました。

 今回もそうしましたが、
実は写真を撮ったのは初めてです。

 荘厳さを汚すような気分で、
遠慮してきたつもりですが、
今回はいつもよりずっと多い観光客が
デジカメ普及のせいでしょうか、
パチパチやっていましたので、
この、天下の俗人もまた、
少し撮らせていただきました。

 フランスに旅する人にはかならず
『旅愁』を奨めてきました。

 1930年代にパリを訪ねた
日本人作家が、どんな感性で
旅を感じてきたのか、
この一冊(特に上巻)は、何度でも
読み返したい作品です。

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コメント
いろいろご縁がありますね。
教会が、そういう経過だったとは知りませんでした。
ご教示ありがとうございます。
Posted by: 吹浦忠正  at 2011年06月27日(Mon) 23:47

 足しげく高輪教会に お通いになった、と拝読してびっくりしております。私どもはあの教会から少し先(三田方向へ)に行った「とらや」の道路を挟んだ向かい側に居りました。

 あの通りは「二本榎通り」といって、家康が天正十八年八朔の日に、江戸に入った道だと言われておりました。教会にはステンドグラスがあったと思います。

 フランク・ロイド・ライトの弟子(地元では吉田五十八、といわれてますが定かではありません)が設計し、ライトが好きだった赤色(ライトレッド)のグラスがはめ込まれていました。

 このステンドグラスについては、神父から直接説明を拝聴して、確かに見て居ります。神父が設計者の事を話されたかどうか記憶にありません。

 教会の反対側の「高輪消防署」はまだ売り出したばかりの「ラビット関根」の父が所長だったので、家族は3階に住んでいました。

 我が家(小さな民芸品店)にも何回か来て居ります。

 まだ、初々しい青年、、少年でテレビに時々顔を出し始めた頃でした。
Posted by: 石田良介  at 2011年06月27日(Mon) 23:44