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北方領土のロシア軍 [2011年02月27日(Sun)]




  択捉島単冠(ひとかっぷ)湾。
1941年11月末、ここに
31隻の連合艦隊が密かに集結し、
真珠湾に向かった。
 湾が深く、霧が多く、
住民が少なく、ハワイに近い・・・
といった[好条件」がそろっていた。
が、それは当時の話。






 北方領土を含む日本北東部につらなる島々を
ロシアではクリル列島と言う。

 ロシアのマカロフ軍参謀総長は、
そこに新たなタイプの駐留部隊を創設すると
明らかにしたのが一週間ほど前。

 メドベージェフ大統領の指示に沿って、
駐留部隊に新たな兵器を配備し
近代化を図るという。

 日本のメディアは
「北方四島の返還を求める日本側を
牽制した格好だ」と報じていたが、
小欄では話題にもしなかった。

 そこに、昨日は、同参謀総長が、
北方領土を含むクリル諸島に駐留する部隊の
装備を近代化する一方で、
兵員数を削減する方針を明らかにした、
と「インタファクス通信」が伝えた
というニュースが流れたる。

 時事通信によれば、
<同参謀総長は、今月末までに
メドベージェフ大統領に
クリール駐留部隊の装備近代化計画を
提出するとし、この中に
「兵員数の部分的な削減」が含まれると述べた。

 ただし、
「同時に行われる装備近代化によって
戦闘準備態勢は強化される」とも指摘した。

 同参謀総長は、
具体的な兵員削減幅は明らかにしなかったが、
クリルに現在ある五つの軍事小都市のうち
残るのは二つになる見込みとしている>。

 五つの軍事小都市が
どこを指すかは明らかではないが、
択捉島の天寧(てんねい)と
北千島の幌筵(ぱらむしる)か。

 私は3年ほど前に天寧を訪問したが、
軍事小都市というにはあまりにお粗末。
ハバロフスクの部隊の出張所ないし
出先の初任兵基礎訓練場と言う程度だった。

そもそもこの地域にロシアが
駐留部隊を置くべき軍事的な必要性は
全くない。そこを近代化したり、
強化しても何の意味もないことを
ロシアの軍事専門家なら
だれでも知っていること。

 早晩ロシア版「事業仕分け」に合うに違いない。

 費用対効率で考える人がロシアにだって必ずいる。

 日本側としては、勝手に躍らせておけばいい話。

 ただし、長期的にはきちんと領土の返還を
求め続けることなのはいうまでもない。
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