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ロシア人読者への返信 [2009年07月30日(Thu)]





   択捉島の紗那の学校から散布山を臨む








    この本は誠意を持って学者たちが回答しているものです。私も執筆者の一人です。






「吹浦さんのブログにコメントしたアレクです」と名乗って、
以下のような、日露関係を真剣に考えようとするメールを
いただきました。うれしいことです。

賛成するかどうかはともかく、誠実なアプローチにはこちらも誠意をもって
お答えしたいと思います。

   ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

ブログのサイトではなぜか
「投稿内容に禁止されている文字列が含まれているため
投稿できません」とあって、
コメントを送信できませんので、e-mailで失礼します。

丁寧なご返答、ありがとうございました。

始めに、簡単に自己紹介をさせていただきたいと存じます。
私はアレクと申しまして、
ロシアの国立大学で学んでから、日本に留学し、
日露関係の発展について非常に興味を持つようになった者です。

ロシアと日本に関わる者として、
両国が強硬な姿勢を取り続けていることは
非常に残念に思います。

解決を急いでいるというよりは、
交渉が再び袋小路に入ってしまった今こそ
独創的なアプローチを検討する時が来たと私は思います。

将来に向けてのビジョンが足りないのです。

吹浦さんの仰る「苦しくとも耐える」ことの重要さも
一種の消耗作戦としか映りません。

言ってみれば、ロシアの極東開発がうまく行くかどうかにかけた
策のようです。こういう状況は日本企業の極東進出を遅らせ、
ロシアの極東経済が韓国と中国の企業に偏ってしまう結果に
なりかねません。

領土を共有する案は確かに実行が多くの困難を伴うのですが、
そこで起きるさまざまな問題を
両国が制定する手続法でもって法廷で解決することが可能です。

むしろ、そういった係争がさまざまなレベルでの交流を促し、
両国間の関係をもっと密接にしていくことでしょう。

「衛生基準、建築基準、もろもろの資格、税制、選挙法、
教育、銃砲刀剣類の諸事」を比較検討する作業が本格的に始まれば、
そこで多くの専門家が育ち、
さまざま分野での交流に拍車がかかります。

今の段階ではこの案が非現実的かもしれませんが、
両国にとって重要なのは強硬な姿勢を取らず、
解決する意欲があることを表明することです。
そうすれば、ロシア大使館に車を突っ込んで「
北方領土返せ」なんて叫ぶ人が出てこないはずです。

もうひとつ考えられるのは、これらの島々を
ロシアと日本だけでなく、その他の多くに国々に開放された地域に
することです。大胆な解決策ですが、何に使うかによれば、
大きく東アジアの安全と繁栄に貢献できると存じます。

ここら辺はまだ真剣に考えたことがありませんが、
一考に価する案でしょう。

長々と書きましたが、よろしければまた
ご意見をお聞かせください。

                   アレク

   ☆☆☆  ★★★  ☆☆☆  ★★★

アレクさんを存じ上げませんが、コメントありがとうございます。

「投稿内容に禁止されている文字列が含まれているため」というのは、
なんのことか私には分かりません。いただいたメールの文章には、
別に卑猥とか公序良俗に反することがないように思いますが。

ま、それはともかく、
私たちは約80の解決案を検討してきました。国際管理ももちろんその1つです。
しかし、北方領土は5千平方キロ余り、
そういう特別地域にしなくてはいけないほどの
広い面積もないのではないでしょうか。

最終的には、あっさり日本に引き渡して、
両国による共通の利益を飛躍的に伸ばすのが、
ロシアのためにもなるでしょう。

たぶん、日本は名をとって実を少し払うでしょう。それで、
お互いにとってのプラスサムゲームです

「ロシアの極東経済が韓国と中国の企業に偏ってしまう結果」になっても、
ロシアがそれを望むならいいじゃありませんか。

私は日本が欧州部のロシアに投資することには消極的です。しかし、
ロシアにとって極東部の発展は至上命令でしょうから、これには、
基本的に協力していいと思います。中韓両国と先を争うほどのことはありませんが。

30年も前から、
「早くわが国(ソ連、ロシア)に投資しなくてはバスに乗り遅れるぞ」と
ロシア側から何度も聞かされ(脅され)てきましたが、
「どうぞ、さきにバスを発車させてくださって結構です」と申し上げてきました。
日本の投資を待っている国で、
より投資価値のある国や地域が世界には山ほどあるのですから。

大使館に車を突っ込んだというバカな話は、
日露双方ともそれ以上の問題にはしていません。
どこの国にもそういう人はいるものです。

どうぞ、いつでもコメントなりメールしてください。
私もできるだけ、誠意を持ってお返事したいと思っています。

なお、私たちは『ロシアへの反論』という書を出しています。
必要なら日本語版をお送りしますので、送り先を
お知らせください(非航海)。

また年内には
その全てをロシア語にし、
ユーラシア21研究所のHPで掲載する予定です。
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コメント
大幅に削除しました。このコメントは数日中に両方とも削除します。
本の送り先はe-mailか手紙ででもお知らせください。
Posted by: 吹浦忠正  at 2009年08月05日(Wed) 00:26

大幅に削除しました。このコメントは数日中に両方とも削除します。
本の送り先はe-mailか手紙ででもお知らせください。
Posted by: 吹浦忠正  at 2009年08月05日(Wed) 00:26

ご返答ありがとうございます。

吹浦さん、メールの内容を転載したことについては特に異論がありませんが、自己紹介のところだけ削除していただきませんでしょうか。

お書きになった本を贈ってくださるとのことはとても嬉しく存じます。
Posted by: アレク  at 2009年08月04日(Tue) 23:53