プーチンがHP開く [2008年11月05日(Wed)]
プーチン首相 11月2日付の朝日新聞によれば、ロシアのプーチン首相が、 自らのHPを開いたようだ。 ★.。.:*・゜★.。.:*・゜★.。.:*・゜ 【モスクワ=副島英樹】 ロシアのプーチン首相の言動が 隅々までわかるインターネットサイト (http://premier.gov.ru)が10月31日、登場した。 英語版にも変換でき、首相あてのメールも受け付ける。 速記録を基にした「語録」や写真、 訪問先一覧、関係記事へのアクセスも可能。 反プーチンの立場で知られる新聞の記事も含まれており、 「西側」の目を意識している様子がうかがえる。 ★ .。.:*・゜★.。.:*・゜★.。. 実は、2年半ほど前、 プーチン大統領(当時)の“密使”が 私のところにやってきた。 周知かつ旧知の人物だが、 本人が「密使」というのであるから、 名前を伏せておこう。 当時、東京財団ではじめたロシア語によるHPについて “密使”が @ どういう経緯ではじめたのか、 A 何が狙いなのか、 B どういう編集方針か、 C 誰が執筆し、誰が翻訳しているのか、 D どういう反応があるか E 費用はどのようにして調達しているのか、 F 日本政府とどういう関係か・・・ など、質問は具体的で、態度も真摯だった。 答えても問題ないものについてのみ、私も真摯に答えた。 しかし、最後に、 「大統領もたまには読んでいる。そして、 あなたのHPにロシア語の情報を恒常的に送るので、 それを日本語にして掲載してくれないか」 と言ってきたので、 「苦労はお互いにしよう。互恵の精神で」 と、お答えした。 そのことと今回の出来事がどう関係するかは わからないが、 ロシアないしプーチン首相周辺が、情報の発信について 真剣に取り組んでいることだけは、 しかと頭に入れて、日本側も対応しなくてはなるまい。 日本側からのロシア語での発信は、駐露日本大使館の あまりに公式的なものと、 今、ユーラシア21研究所に受け継がれているものの 2つしかない。 わがユーラシア21研究所の活動は、 所詮は、「蟷螂の斧」に過ぎないかも知れないが、 斧を振らないものに対しては、ロシアという国は 目もくれないのだ。 |