マッサージのお勧め [2008年09月28日(Sun)]
こういうところでも、資格を持ったマッサージ師が 勤務しているのだろうか。 「口舌の徒」が狎れない狎れない肉体作業をしたせいか、 はたまた(加えて)宿舎のベッドが柔らかすぎたせいか、 腰に激痛。 こういうときにまず私がお世話になるのは、 乾 法行(いぬい・のりゆき)師。 僧職のような名前だがさにあらず。 40歳近くまでは出光石油のれっきとした一流企業のサラリーマン。 それが網膜色素変成症とやらで 約3年で視力を失うということになり、 還暦の今はベテランマッサージ・鍼灸師。 ここ10年、 私はその誠実な治療にすっかりお世話になっている。 ギター、ヴァイオリンにもなかなか秀で、 目黒駅前の治療院ではいつもクラシック音楽がかかっている。 ところで、私がいつも不思議に思っているのは、 マッサージ師、按摩、鍼灸師になるには、 今では3年間の勉強(座学と実技)をして 国家試験を受けなくてはいけないにもかかわらず、 カイロプラティクス、整体、手技・・・といった看板なら、 自由に治療行為をしていいというこのシステム。 事故があったらどうするのだろうか。 また、最近では、 リラクゼーション、 タイ式マッサージ、 フィリピン・マッサージ、 中国伝統治療などという“方式”の看板を出して 深夜に及ぶ「営業」をしているところが 随分増えてきているという事態だ。 これについては、是非、 厚生労働省はきちんとナットクできる説明と、 国民の身体の安全を確保できるよう、 何らかの措置をとってもらいたいものだ。 ちなみに、乾治療院の電話は、 03−3445−8556。 乾師のは「伝統的古典的日本式マッサージと鍼」。お勧めです。 1時間あまりで5千円。 おかげで、すっかり元気になり、きょうは土曜日なのに、 ユーラシア21研究所で仕事をしている。 |