南京事件への取り組みG [2008年01月03日(Thu)]
![]() 「南京事件の事実の解明ではなく、南京事件が日本および中国によって、それぞれどのように利用されてきたか、という問題が重要だ」 「米国には、日本政府は<歴史的事実を隠蔽しようとする企みを持っている>と疑う者がかなりいる。他方、戦後の中国政府が南京問題を政治的に利用してきたことを認める学者もいる。しかし、このことと歴史的事実とは別問題だ」 「アジア研究学会(Association for Asian Studies)の年次総会でシンポジウムのようなことをやってはどうか」 「西洋の男性歴史家は、世界史の中でレイプ(rape)という言葉を2度使った。一度は、ローマに滅ぼされたカルタゴ、次は日本軍に占領された南京だ。この言葉には、陵辱のニュアンスが込められており、単なる虐殺とは異なる」 「日本は対外広報(Public Diplomacy)の面で大きな遅れをとっている。特に歴史認識の問題では中国の方がはるかに強力な対外広報を展開しており、米国民の理解と共感を勝ち取っている。米国にとって、日本が中国に比べてはるかに好ましいパートナーである点をアピールすることが重要だ」 「中国は現代日本を過去の日本と結び付けて批判する。日本が対抗できるのは、日本の現在を日本の未来へ向けて主張することだ。軍国主義の過去へ戻るようなことはありえないことを米国民に確信させることだ。中国の未来は不確実性に満ちているのに対して、日本の未来は豊さとで安定性に満ちている。日本は決して過去の歴史を否定してはならない。過去は過去として潔く認めた上で、現在と未来を強調すべきだ。中国政府が日本の歴史認識を問題視するのは、決してその問題の解決を望んでいるからではなく、政治的に利用しようとしているだけだ。中国は日本に対して、対外広報戦という戦い挑んでいるのだ」。 (つづく) |






