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日中の佐官級が交流 [2007年10月26日(Fri)]





     歓迎の挨拶をする笹川陽平日本財団会長







        中国語でたくみに挨拶する加藤紘一元自民党幹事長






         石破防衛相が乾杯の音頭をとった





  昨夜は「第7回中国人民解放軍佐官級訪日研修団」を歓迎するレセプションに参加した。  

 笹川平和財団・笹川日中友好基金の共催になるものである。

 このプロジェクトは2000年10月、笹川平和財団の助成で、橋本龍太郎元首相を団長とする安全保障交流訪中団が時の江沢民国家主席と会談したとき、「トラック2」という形の交流を10年間行なうことで合意し、翌年から中国戦略学会をカウンターパートとして、日中両国の現役佐官級が集団で相手の国を訪問し、視察や討議を行なうというもの。

 これまでに、中国からは145名が日本を訪問し、日本からは75名が中国を訪れている。

 私も3年前にこのプロジェクトに随行し、西安、北京、杭州、上海を訪問させていただき、橋本元首相らとともに、今回の共産党大会で退任した曾国慶国家副主席や国防相、三軍のトップクラスの方々と会見、折から、中国の潜水艦が日本の領海を侵犯した直後ということもあり、率直に異見を述べさせていただいた。

 昨夜のレセプションでは、笹川陽平日本財団会長が、「この7年間には、政府間では気まずく、関係が冷え切った時期もあったが、そうしたときにでもこのトラック2が続いた」とその意義のすばらしさに触れたことが印象的であった。

 会場には、石破防衛大臣をはじめ、国会からも多数の政治家が駆けつけ、特に加藤紘一元自民党幹事長が巧みな中国語で歓迎の挨拶とこのプロジェクトの意義を述べたのがよかった。若いころ外交官であった面目躍如と言ったところか。

「継続は力なり」「国際理解や外交は政府だけの仕事ではない」ということを再認識させられたレセプションだった。
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