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スーチーさんと福田首相 [2007年09月29日(Sat)]







 
 まずもって、ヤンゴンで亡くなられた9人(当局発表)のみなさまの
ご冥福をお祈りし、
負傷された方々の全快を祈念する。

 アウンサン・スーチーさんは民主主義の原則から言ったら、
もう、20年近く前に
「国父」とされるアウンサン将軍の「2代目」の
国家最高首脳となり、
世界政治に大きな発言力を持ったに違いない人だ。

 京都大学で、矢野暢(とおる)先生に師事したこともある。
矢野先生とは特別親しくさせていただいたこともあり、
今回のことも、はるか「外国」のはなしとは到底、思えない。

 先日、福田首相誕生の際、アメリカのブッシュ、北朝鮮のキム、
アゼルバイジャンのアリエフ親子が現役の最高首脳で、
以前には、インドのネルーとインデラ・ガンジー、
そして台湾の蒋介石、蒋経国などと小欄で書いたが、
さらに、パキスタンのブット親子、バングラデシュのジア父娘
など、インド亜大陸には親子、夫婦、次次世代など、
家族間の政権継承が結構ある。

 今、パキスタン、バングラデシュも
娘の政権復活にからんで政局が混迷しているが、
さて、ビルマ(ミャンマー)、
日本がなぜもっと積極的に政治判断をともなった外交が出来ないのか。
2代目首相の福田さんの最初の腕の見せ所ではないか。

 米欧は資産凍結をして自由、民主主義、人権を守ろうとする
というのに、
日本は「慎重に各国の様子を見る」というのは、
なんともはがゆい。

 制裁にはさまざまなやり方がある。
目下はそのどれにも手をつけていないに等しい。

「慎重」が、国際社会ではしばしば
「怠慢」や「無関心」「手抜き」に等しく見られることを
再確認すべきだ。

「われらが2代目」にも
ここはしっかりしてもらわなくてはいけない。


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