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僕の恋人は男? [2007年04月29日(Sun)]




 河口湖畔の久保田一竹美術館前で、2006年11月撮影。





春を愛する人は 心清き人
  スミレの花のような 僕のともだち

夏を愛する人は 心強き人
  岩を砕く波のような 僕の父親

秋を愛する人は 心深き人
  愛を語るハイネのような 僕の恋人

冬を愛する人は 心広き人
  根雪を溶かす大地のような 僕の母親


 荒木とよひさ作詞作曲のこの歌、1972年に発表され、芹洋子さんや島田祐子さんの歌声で、たちまちにして広まった。

 私はこの3番の歌詞の意味がずうっと解らなかった。

 ハイネはいうまでもなく男性です。「僕」も男なのにどうして、その恋人が男なのか。

 当時は純真だったから(?)理解できなかったのではありません。もう、お解かりですよね。

 いや、ホモの話ではありませんよ。念のため。

 詳しくは、拙著『歌い継ぐ日本の心―愛唱歌とっておきの話』(海竜社)をご参照ください。
 
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コメント

春を愛する人は 心清き人
  スミレの花のような 僕のともだち


秋を愛する人は 心深き人
  愛を語るハイネのような 僕の恋人


 とても興味深い情報をありがとうございます。私は一番と三番の最後が入れ替わればと思っていましたが、そうでないとすれば(少なくとも荒木さんはこれで訂正も何もしていないのですから了としているのでしょう)、「愛を語るハイネのような僕」の恋人なのでしょうか。

 そこまでムリして解釈してもおかしな歌詞だと思います。ですから、なんかばかばかしくて、私は秋のところ(3番)は歌いません。 

Posted by: 吹浦忠正  at 2007年05月01日(Tue) 15:46

この歌が出来てすぐの頃、荒木とよひさ氏から、電話で「本来は1番が『ぼくの恋人』で3番が『ともだち』だったのだが、ハイネのところで『恋人』と歌う人が多くなってしまった。」と聞いたことがあります。「とっておきの話」と一致するでしょうか。
Posted by: 志村建世  at 2007年04月30日(Mon) 21:58