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ミールズオンホィールズ南オーストラリア協会の訪問 [2024年09月30日(Mon)]
9月25日(水)、配食サービスの厨房がある「食事サービスサポートセンターだんらん」に
「ミールズオンホィールズ南オーストラリア協会」の方たちが視察にいらっしゃいました飛行機

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ミールズ・オン・ホイールズ南オーストラリア協会(MoWSA)と日本の食支援活動団体との交流は今年で40周年になります。

1983年、MoWSAのボランティアの関係者が東京世田谷の「ふきのとう」の会食会を見学したことがきっかけで交流がスタート。1985年にはMoWSAの理事メンバーを招いて日豪食事サービスシンポジウムを開催、この場で全国老人給食連絡協議会(全国食支援活動協力会の前身)発足が決定しました。以来、オーストラリア視察ツアーを実施するなど相互交流を重ね、2001年に南オーストラリア州厚生大臣立会いのもと友好協定を締結しました。定期的に連絡を取り合い、両国を訪問するなど交流が続いています。

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お互いの国の配食サービスの共通点や違いを見つけては話が盛り合っていました!

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食事作りの作業工程や利用者さん対応のことなど、質問が飛び交いました

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MoWSAは使い捨て容器なので、ふきのとうのお弁当箱に興味深々

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ふきのとうのお弁当でランチ交流会るんるん
MoWSA(CEO)シャリーンさんから「皆さんのボランティアに参加したきっかけと、ボランティアを続けている理由を教えて」との質問に一人ずつ答えていきました。
きっかけは様々でしたが、続けているのは仲間と一緒に活動することが楽しい、それが生活の一部になっていてる、もう一つの家族のようなものだと伝えたら、「私たちも同じね」と、とても共感されていました。
また、配食サービスの抱える課題はオーストラリアでもボランティアの高齢化、参加者の減少(特に配達は若者の車離れが進み少ないとのこと)、物価の高騰、活動継続のための運営力など、私たちの現状と同じで驚きました。

翌日9月26日には日豪交流40周年記念イベントのシンポジウムを開催。
去年は平野代表らがオーストラリアを訪問してMOWSAを視察するなど、長年交流を重ねてきました。これからも国は違えど地域に根差す「配食サービス」の役割を担い、お互いに切磋琢磨して未来に繋げていくことを固く約束しました。

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Meals on Wheelsとは
直訳は「台車にのった食事」。自分で食事を用意できない人のために食事を届ける活動をさし、1940年代の第二次世界大戦中のロンドンで誕生しました。空襲による火災の消火活動にあたる人々に、婦人会がボランティアで食事を提供したことから始まり、オーストラリアのほか、カナダ、アメリカなどにひろがりました。

Meals on South Australia
ミールズ・オン・ホイールズ南オーストラリア協会(Meals on wheels SA)は、南オーストラリア州の州都アデレードで1954年設立されました。創設者のドリス・テーラー女史は手足に障害があり、車椅子の生活でしたが、隣人同士の助け合いの一環として高齢者に温かい食事を届けようと呼びかけ、有志者の寄付を受けて7人のボランティアがはじめたのが始まりです。
その後ボランティアによる食事サービスのしくみを順次整え、地域の実情にあわせながら支部(サービス拠点)を増やしてきました。現在はクックチル工場や病院を含む80か所の拠点から1日4000食以上の昼食を配達しています。
Posted by ふきのとう at 00:00