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食でつながる [2024年06月27日(Thu)]
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配食サービスの厨房では、去年あたりから世田谷ボランティア協会を通じて外国籍の方のボランティア参加が増えています。ご主人が日本転勤になった中国や韓国の子育て中のお母さんたちが、料理を通じて語学や文化、地域交流を深めたいという思いで、ボランティアを選択されるようです。

教えるボランティアさんたちも、漢字や英語、ジェスチャーを交えながら熱心に伝えていきます。そうして出来上がったお弁当を一緒に食べれば、自然と気持ちが通じ合う気になるのが「食」の持つ不思議な力。

そんな中、去年の暮れにフランスから一通のメールが届きました。「仕事の長期休暇で年明けから日本へ旅行します。滞在中に調理ボランティアをしたいです。私は日本が好きで日本料理も作ります。」と、30代のパリジェンヌMさん。出会ってすぐに親近感がわいてしまうほど親日で、聞くとお仕事はSEで、学生時代に日本語を学びインターンで日本企業で働いた経験もあり。子どもの頃に観たアニメがきっかけで日本に興味を持ち、料理好きが高じて独学で麹や味噌を仕込む程の日本通でした!

そんな訳でボランティアさんたちともすぐに意気投合して、厨房を飛び出しての食文化交流が展開→民家園の味噌づくり行事に参加したり、笹原小学校の生徒さんと昔遊びの体験をして給食を一緒に食べたり、Mさんからは本場フランスの焼き菓子レシピを教えてもらうなどなど。
わずか2か月間でしたが、日本の食や文化を興味津々に楽しむMさんとの交流は、私たちにとっても思い出深い時間となりました。

話はそこで終わらず…、Mさんが日本在住の友人たちに「ふきのとう」の話をしたところ、「私も参加してみたい」というアメリカ人のIさんが先月から参加されています!

みんなで食事を作って一緒に食べるという場の魅力が、様々な人をつないでいくことをあらためて実感する今日この頃です。

写真はMさんとIさん、20代の学生さんから80代のベテランさんまで、年齢、性別、人種、ちょっとしたハンディも、すべてひっくるめて受け入れる多様な居場所となった配食サービスの厨房の一コマ。
Posted by ふきのとう at 11:13
この記事のURL
https://blog.canpan.info/fukinotou/archive/338
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