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ドゥードゥル・アート[2026年05月29日(Fri)]
模様をひたすら書き込んだり、そのような細かいものに色を塗ったりする作業は心を落ち着かせたり集中力を高めるのにも有効だと言いますね。ですので家や近所でも こういう集中方法があるよ、と必要な人に紹介してもらえたら良いなと考えていましたが、プログラムの中では子供達自身がまず集中の域まで達しませんでした。それは全く悪い意味ではありません。そのような模様でできた絵柄を見るのが初めてだった為に、どうやってあのような模様を作ろう?と逆に頭を使ったり、またはこんな模様はどうだろう?と友達と言い合って賑やかにすらなりました。

よく分からないと感じた子は自分の描き易いものを描いていましたが、それでもいいです。以前は何を描くか思いつけなかった子でも、友達に描いてもらっていた子でも、今は身の回りの風景なら描けるという事です。

挑戦した子達はなかなか素晴らしい出来栄えでした。見本を見ながらというケースはもちろん多かったですが、徐々に自分の絵の中に取り込んでいけた子が多かったと思います。里子達の中でアートセンスの光る子が何人かいるのですが、その内1人は普通の絵と模様としてのデザインを絶妙に合わせた作品を描いていて驚愕しました。この子にとっては、伸ばせる才能の1つですね。

パズルなので家で活用してもらうべく各自持ち帰ってもらったのですが、写真を見返して、子供達の作品に感動しています。実際の活動中はいつもスタッフは諸作業に追われているのですが、そのプログラムの時間内でもっとそれぞれの子の作品に目を通す時間を作りたいと切に思いました。その時その場で、君の作品すごいね!!と伝えるべきだと感じました。

doodle02.jpg
ミニ・ジグソーパズル[2026年05月23日(Sat)]
パズル作りではA6サイズの用紙を予め準備しましたが、枠のあるパズル台紙にしたかったので、まず枠を定規で測るところから始めます。

段ボール紙をカッターで切って…というやり方が簡単なパズル工作としてよく紹介されていると思いますが (それにより厚みのあるピースを作る事ができる)、無地のボール紙を準備するにはそのような理想の段ボールを探してそこから切り抜く必要がありましたし、またボール紙くらいの厚さだとはさみでは切りにくく、大勢の子供達に目が届かない恐れがあり カッターを各自に持たせて作業してもらうのも避けたいと考えました。こんな物が作れるんだ、という概念を伝える事が一番だったので。

結果、165gsmの厚紙を準備し、A6サイズに分けて1人に3枚配る事にしました。1枚目2枚目を貼り合わせて厚みを増し、そこから枠とパズル部分を作ります。枠だけ3枚目に貼り付け、そこにピースをはめ込むというかたち。

絵柄は、絵の好きな子は抵抗なく書き始められると思いますが、絵の苦手な子もいるので一旦全員にドゥードゥルやゼンタングルを紹介しました。これならただ模様を繋げていくだけなので、絵の上手下手など関係無く誰でもできると思ったのです。

家では枠まで作らなくても、紙さえあれば1枚で簡単なものが作れます。ピースの数を少数にすれば小さい子から遊べますし、弟妹に是非新しい遊びを教えてあげて欲しいです。

puzzle01.jpg
スライドカード[2026年05月20日(Wed)]
4月にはクラチェの島の里子達を訪問しました。春のプログラムはスライド仕掛けカードと簡単なジグソーパズル作りです。

スライド仕掛けカードは、帯を引くと窓が開きメッセージが現れます。その際、帯を引くと同時に窓の一方に配置した絵柄がもう片方へ移動する仕組みです。ですから、2つの絵柄を用意すれば、帯を引くとそれらが最終的に出会う事になります。

まずカードを組み立てる為に長さを測ります。これまで定規で長さを測る経験を重ねてきましたが、紙を1枚渡して「上から3p、右から2.5pの地点から、縦2px横10pの窓を作る。」と言っても (説明図を示しても) どこからどう始めるのかピンと来ない子が多かったです。まずはここから3pを測って…と1つ1つ順序立て説明していく課程を、まだまだおろそかにせず十分に経るべきだと改めて思いました。

何と何が出会うのか、それは発想の練習です。提示した見本が「小瓶に星屑が入る」というものだった為、コップに水を入れる、花が植木鉢に収まる、というスタイルが多くなりました。1人が ハートの欠片が本体のハートと合体する というものを作ると、それを真似る子が急増しました。自分のアイデアを大切にして欲しいので これはあまり嬉しい結果ではありませんでしたが、「それ面白いな!いいアイデアだな!」と子供達が純粋に感じたという事実は重んじたいと思います。

他に、ロケットが惑星に向かう、蝶が花にとまる、水牛が草地に行く、近づくばい菌をパンチで撃退 など、自分の発想を形にしてくれていました。全体的に、アイデアを出すのに苦労はあったようですが、何が出会うのかその短いストーリーを考えるのも楽しかったようです。

また人から人へ、色とりどりのハートを送っている、という作品もありました。準備する2つの絵柄の他にもカード全体に細かいハートを飛ばすなど、ストーリーを越えた、愛情の溢れるカードになっていました。もともとカンボジア正月や来る母の日に際しての挨拶を送る為の工作だったわけですが、そのカード本来の目的を有した美しい作品の1つです。

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