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ブルーバードの子供達

カンボジアで現地の子供達へ教育支援をしています。特に里子支援について、その取り組みの試行錯誤を綴っています。歴史や習慣が違って難しい事もありますが、子供達の成長を見るのはいつもとても嬉しいです。


前年の思い出 [2026年01月19日(Mon)]
12月頃のプログラムでは、1年の反省や印象深かった体験を書いてもらう事が多いです。

他の支援地で書いてもらう時には、「学校の成績が良かった事が嬉しい」、「良い成績を取る事が目標」で、「それが達成できた」と書く子が本当に多く、9割くらいはそんな感じです。同等に「家 (家事や農業などの稼業) 手伝いができた」も多いです。

「学校成績以外で!」と伝えても、ほかに書く事が思い浮かばない様子。勉学以外の事を書くべきではない、という思いを持っているのかも知れません。高校生になると社会見学に違う州まで引率する事もありますが、1年の思い出として 過去その旅の事に触れた生徒はこれまで1人か2人しかいませんでした…。都市から離れ毎日の生活が変わり映えしない土地、あらゆる情報などが限られている土地では、なかなか子供達の視点を変えるのは難しいと痛感しています。

一方この地では、書いている内容に少し違いが見られました。印象に残っている事として、
・新しい服が買えた事が嬉しかった
・今日工作ができた事がとても楽しかった
・日本の人に会って話せた事が楽しかった
もちろん国境紛争について書いている子達もいました。
このように、わずか15人の中でも それぞれに内容が違うのです。とても興味深いと思いました。

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冬の工作カード [2026年01月17日(Sat)]
先のカード工作ですが、簡単に折り込むだけの作業でも、できない子がいる現状でした。

折り込む部分は自動的に対称になるわけなので、2つ目のカードはこの対称図形になる事を利用して切る、対称図形になる事を利用した絵を描く、という実践要素も含んでいました。すなわち、紙を半分に折って、片面を切り抜く事で対称図形ができる事を体験してもらい、また対称になるような絵をその部分に描いてもらう目的がありました。

対称の絵というと、簡単なものでは例えばハートです。動物の顔などでも良かったのですが、工作自体の習慣が無い場所では、発想する為の基盤が無いのと同じなので、まずはこちらで用意した見本 (ハート型) を真似てみる事になりました。

折り込んで開くその部分の対称の形として 、ハートのように山2つができるもののほかに、山1つ、山3つなど数種類見本を準備していたのですが、それらを示した事でハート型以外を切り抜いた子も数人いました。ただ、そこにどんな絵を描こう、と考えて切り抜いたわけではないので、絵を描くのに困っていました。あまり困っていたので「花束はどうか」とこちらから提案して解決しましたが、この子達は予期せず新しい視点を学ぶ機会を得たわけです。

時間が十分でなくそのような流れになってしまいましたが、最初から、山1つの形には何が描けるか?こんな形なら何が描けるか、と全員に問いかけ考えてもらう時間を まずは持つのが理想だなと反省しました。

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コンポンスプーの里子達 [2026年01月11日(Sun)]
2024年、教育の機会が得られる子供を増やすべく新しい活動地を選出し里子3人から始まったコンポンスプー州での里子教育プログラムですが、支援してくださる方の輪が広がり2025年の春には10人増え、冬からは更に4人新しい子供がプログラムに参加する事ができました。

この地で工作をするのは3度目です。これまで切って貼る事プログラムはありましたが、今回は仕掛けカードを作ってみます。新しい子達もいるので、とても簡単なものを作りました。カードを広げると、中の折り込みが外に広がるタイプのものです。まず1つは折り込みを腕・手に見立て、雪だるまが腕を広げるカードを作ります。もちろん、発想できる子は雪だるま以外、人物でも動物でも何を書いても構いません。

それができると、同じ仕組みを利用したカードをもう1つ、復習代わりに作ってみます。この2つ目のほうには、2025年の最も印象的だった体験や思い出を書いてもらいました。

まず改めて分かった事は、定規で長さを測るという事に慣れていないという事でした。この地に限らず、低学年で定規を使い始めても、使い方を習ったとしても、それを応用する場が無いのです。そのような教育現場の状況を補完する事は、私達ができる活動の大切な1つです。

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