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文章作り遊び-ポイント[2021年02月22日(Mon)]
あくまで私達の活動の中においてですが、このゲームを有効にするポイントは、できるだけ長い文章を書いてもらうよう頑張ってもらう事です。

以前違う地域で行った際、子供達はそれなりに一生懸命取り組んでくれ、中には思いもよらない詩的な文章を作ってくれた子もいました。しかし慣れないと、例えば「キリロム山」と「青」だったら、「僕は青いキリロム山を見ました」で終わる子もたくさんいたのです。

発想し、そして実際に文章を書く練習をして欲しいので、できるだけ長い文章、文を作ってね、と指示するつもりです。僕は青い山を見ました、に、「昨日」と付けるだけで長くなります。「昨日、友達と」と付ければ更に長くなります。長くして!とだけ言っても困惑するかも知れませんが、付け足すだけなら楽しんでできるのではないでしょうか。

このような具体的な説明も、先に子供達にしてあげようと思います。これまでの活動を通して、「例」は重要だと改めて感じてきました。例が子供達に発想を促すヒントになります。例をそのまま自分の作文にコピーする子もいますが、例が与えられなければその子の作文はもっと限られたものでした。その子はそのような経験を積み重ねながら、例が無くても自分で考えられるようになると思っています。

「青」と「山」で必ずしも「青い山」にしなくてもいい事も予め伝えたいです。山に入ると青いカエルがいた、とか。その日は晴れで空も青かった、とか。これで遊びの内容がかなり明確になるでしょう。ちなみに、実際には色は単語カードには入れていませんが!

wordgame03.jpg
文章作り遊び-準備[2021年02月20日(Sat)]
次の島の里子達との活動では、言葉遊びをしようと思います。単語群のカードの中から好きなカードを引いて、その単語を使って文章を作るのです。里子達は作文となると、書く内容がごく一般的な事柄でとどまっている傾向があるので、徐々に語彙を増やし、文章を書く事に慣れ、考える力を養ってもらえるような活動を提供したいと思っています。

発想に富んだ文章を作ってもらうには、本来は擬音語や擬態語、形容動詞などをたくさん集めたかったのですが、カンボジアでは文法や表現方法が違い、なかなか「ふわふわ」や「ガチャガチャ」、「そろりそろり」などにぴったり合った言葉が見つかりませんでした。表現方法はあるのですが、単語ではなく最初からフレーズになっていたりして、子供達が自分で文章を作るという趣旨が生かせなくなります。またこの子供達の地域の教育システムも限られているので、あまり難易度を上げない事にしました。

名詞には、アンコール王朝を築いた王様の名前や、カンボジアには生息しない動物の名前などを入れてみました。知らなければ新しい言葉を覚える機会になるでしょう。後ろや中など場所を表す副詞も入れています。作る文章の幅を広げてくれると思います。

そのほか、見るや行くなど一般的な動詞ばかりで文章が終わるのを避けたかったので、掘る、転がす、巻くなどやや変わった動詞も用意しました。何回か練習をして、慣れてきたらこれらも含めてカードを引いてもらおうと思います。

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