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美しさを感じる[2020年12月15日(Tue)]
島の里子にも会いに行きました。こちらでも徐々に書いたり物を作ったりという活動を取り入れていきたいのですが、今回はまず自分の中の好きなところ、長所、特技などをメインに書いてもらう事にしました。一般的な事は支援開始時、最初の聞き取りで分かっているので、それ以外の子供達の一面を知る為です。

ここで気づいた事… 便せんやはがきを、上下逆に書く子がいるのですが…。どう向きに書くかなどという事はあまり大切な事ではないのかも知れません。そしてそれは、実用的なものを常に重視せざるを得ない環境の中にいるからかも知れません。

以前、これはまた別の地域ですが、子供達のモチベーションが上がれば、と とても美しいイラスト入りの用紙を準備した事があったのですが、イラストの存在などお構い無しに文字が横切っていた事がありました。そこに絶対書かなければもう余白が無い、という状況ではなかったのですが。国によっても何を優先するかなどの捉え方が違うかも知れません。実際他の国ではどうなのか知りません。ただ日本だと、それが背景というわけでなければ、心持ち避けたりする事が多いのかなと思いました。装飾としての価値を認めているから。それが、イラストとして美しいから。落書き防止の為に壁に予め絵を描くというケースもあるほどですし。

便箋やはがきの上下についても、絵に関心を向ければ、それがどちら向きに描かれているのか一目瞭然です。文化は国で違っても、美しいものにささやかに心を動かす、という体験を増やしていって欲しいなぁと思った出来事でした。

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将来の夢 2020[2020年12月11日(Fri)]
数年前、または近年でも農村などでは、将来の夢を聞いても大抵教師か医師と子供達は答えていました。それ以外に答えを知らないという印象でした。

しかし時代も変わって来て、また情報にアクセスする機会も増え、子供達の答えが変わってきていました。作文では新学期の目標を書いてもらったのですが、続けて将来の目標を書いている子が多かったのですが、お客さんや友達がたくさん来てくれる花屋であるとか、皆で助け合い国を守る事ができる警察官だとか、道徳的で社会に優しい良い仕事とか、そんなふうに視野を広げ回答してくれる子が出てきました。

教師も多いですが、ただ何となくや親がそう言うから ではなくて、自分がこの科目を勉強してみてとても面白かった、生徒達にも自分の知識をたくさん提供できる生徒達に一番人気のその科目の先生になりたい、というふうに具体的に説明できています。

また支援開始直後、工場で働くと言っていた子は、私達が定期的に里子訪問する時 必ず通訳スタッフとして学生が一緒に来てくれるのですが、その学生達が活発に英語を話す様子を見て、自分も通訳のような仕事をしたいと思うようになったと書いていました。とても嬉しい変化です。

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できた事、できなかった事[2020年12月10日(Thu)]
作文ですが、テーマは学校で最も好きな(もしくは退屈な)授業内容とその理由です。好きな科目ではなく、その科目の中でどんな授業内容が好きなのかを聞きました。好きな科目の説明でとどまる子が多かったですが、テーマに関する詳細をどんどん説明して、素晴らしい作文を書いている子もいました。

一方、全般的によく目についたのは、段落の構成が一貫していないという点です。例えば「私の好きな科目は国語と地理です。」と始まった後、通常は国語について、次に地理についての説明が続くと予想されますが、実際は国語の説明 → 地理の説明→もう一度国語 とか、国語の説明→時間がある時家でやっている事→地理 など、文章の流れが一定でない事が多い印象です。

下書きなしでは、なかなか一回で完璧に書くのは難しいと思いますが、実際はそういう構成になってもおかしいと思っていない子が多いようです。よく書ける子はこういう構成についても教えてあげられると良いですが、まずはたくさん書き出してみる事に慣れる、というコンセプトの活動だったので、今回はこれでよし、です。たくさんの子が頑張れたと思います。

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継続する事[2020年12月06日(Sun)]
子供達の作文の翻訳が返ってきました。

タケオ州の中でも近年支援を始めた里子達に注目していたのですが、里子開始直後は全くと言っていいほどペンが進まなかった子達が、なかなかよく書けるようになったと思いました。用紙をぱっとみただけでも、たくさんの行数を書いていたので期待していたのですが、内容を読んでも、ちゃんとテーマに沿って詳細を文章にしている子が多かったです。とても嬉しい驚きです。

私達ももちろん訪問の度に、子供達の学習能力の助けになるようなプログラムを行っていますが、これは学校での勉学の功績が大きいなと改めて感じました。貧しい村の学校では、様々な科目で常勤の先生がいなかったり教科書や教材が足りていなかったりしますが、そんな中でも継続した教養はやはり価値があると思いました。

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