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ブルーバードの子供達

カンボジアで現地の子供達へ教育支援をしています。特に里子支援について、その取り組みの試行錯誤を綴っています。歴史や習慣が違って難しい事もありますが、子供達の成長を見るのはいつもとても嬉しいです。


本からのメッセージ [2019年04月23日(Tue)]
読み聞かせの際は、本のメッセージ性にこだわらないようにしています。
世界共通の倫理観はもちろん存在しますが、話によってはその国の文化的な思想も入っているし、1冊の本から学べる事は、作者が伝えるメッセージだけに限らず他にもあると考えるからです。

例えば親切心から行動を起こしたが思慮が足りず命を落とした、というような話で、「賢くなければ生き延びられない」という事だけを強調したら (それ自体は正しいかも知れませんが)、他者に対して親切に接するという美徳は軽視されてしまう懸念もあります。また、ストーリー中で出てくる解決策が、それ1つとは限りません。「皆と分け合って平和になった」というストーリーから もちろん私達は社会でのふるまい方を学び取れますが、他にどんな方法で平和を作り出せるか考える事もできます。

現に、読み聞かせプログラムに参加した子供達の作文にはなかなか興味深いものがありました。今回はまず色々な本に触れてもらう事を目的にして、本から何が学べるか という問答はあまりしませんでしたが、何かしら学んだと感じた子はそれを書き出していました。

レオ・レオニ作の「スイミー」は日本でも有名です。協力し合う事や、勇気を出す事などが学べます。ある子は、「差別をせずにお互いを敬う」と書いていました。なるほど、スイミーだけが黒い色をしていましたが、それが故に目になるという大役を果たし作戦が成功したのですから。

同じ本からでも、1人1人、気になるポイントや学ぶ事が違うのがよく分かります。イソップ童話などは最後に「この話からこういうレッスンが学べます」とまとめられていますが、それだけにとどまらず、作者が意図する事だけにとどまらず、広く柔軟に物語に接して欲しいと思っています。

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自分の発想を絵に [2019年04月21日(Sun)]
高学年の文作りゲームでも、ゲームの後は作文をしてもらいました。

どんな単語を引いて、こんな文を作った、という事をまず書いてもらいました。引いた言葉について1文しか発表しなくても、その作文の中でもっと他に考えた文を書いてくれている子もいました。
ゲームについて、こういうゲームをしたという説明や、実際やってみた感想まで書ければよかったですが、大体の子供達は作った文だけを書いていました。

そしてこちらも、自分で作った文を絵で表現してもらいました。

読み聞かせの子供達は、色ペンで描いてみる事に興味はあっても想像だけで絵を描くのがなかなか難しそうで、紙芝居になっている挿絵を描いている子が多かったです。見たものを見たように描く、というのもスキルですから、それはそれで良いのです。上手に似せて描けた事を喜んでいる子もたくさんいました。最初はそういう体験で良いのです。

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一方、作った文の情景を思い浮かべて描くのはまた違う難しさがあったと思います。しかし皆結構楽しんで、自由に表現していてよかったです。
文を発想する [2019年04月19日(Fri)]
高学年の子を対象には、ランダムな単語から文を作るゲームを行いました。
色々な単語を含んだカードの中から自由に2枚引いて、その単語を使って文を作る、という発想のゲームです。あり得ない文でも大歓迎。

名詞には「キリロム山」や「花瓶」、動詞には「つまづく」「覗く」などあまり日常会話の中に出て来ないような言葉を選んでいます。副詞や形容詞、また「ドキドキ」や「チクタク」などの擬音語はたくさん取り入れました。
「騒がしい」と「つるつる」を引いたら、一体どんな文が出来るでしょうか。

「ポタポタ(水滴の音)」と「ゆっくり」を引いた子は、「ポタポタと音のするほうをゆっくり振り向くと、真珠の上に水が落ちているのが見えました」という素敵な文を作ってくれました。水がゆっくりポタポタ落ちていた…というと至って普通の場面ですが (もちろんそういう文を作っても批判するわけではありません)、真珠を登場させるところがこの子の感性ですね。

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色ペンで表現 [2019年04月17日(Wed)]
読み聞かせの後、簡単に話し合った後は、聞いたストーリーについて作文をしてもらいました。
感想文ではありません。何を読んだのか、そのストーリーには何が登場して、どんな事をしたのか、自分はどの登場人物が好きか、など簡単なテーマを提示し、基本的に何を書いても良いようにしました。作文できる子は話の内容をたくさん書いてくれていますし、苦手な子でも、難しく考えなくても直前に話し合った内容を思い出して書けるようにしています。

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プログラムを楽しくし、更に表現力を高める練習にもなるだろうと、作文が一通りできたら色ペンでストーリーについて絵を描いてみないか勧めました。絵が嫌いな子は無理に描く必要は全くありません。あまり普段様々な色のペンを扱う機会も無いですし、興味があれば手に取って欲しいと思いました。

消極的な子は「描けない、要らない」と言うのですが、興味があるけど描いた事がないから恥ずかしい、という子も実際はたくさんいるのです。そういう子達がプレッシャーなど感じずに伸び伸び表現し、楽しめるように配慮しました。
カンボジアで読み聞かせ [2019年04月16日(Tue)]
せっかくの訪問の機会なので、国語のプログラムももちろん行いました。
まず低学年を対象には絵本の読み聞かせを行いました。

道徳的なメッセージ性の有無は関係ありません。色々なストーリーの中でたくさん疑似体験をして欲しいのです。普段出くわす事の無い状況で新しい事を感じたり、登場人物が何を考えているのかなど思い浮かべながら体験して欲しいのです。カンボジアでよく目にする子供達の本と言えば、昔話や伝説といったものが主ですが、それに加えて、小さい時から非現実な空想の世界にも大いに触れて欲しいと思っています。

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外国の本をカンボジア語にまず翻訳して、絵柄もよく見えるように紙芝居型式で読みました。
日本では読んでいる途中に通常説明などを加えませんが、私達の里子達は読書の習慣の無い子がほとんどですし集中力を切らさない為、またストーリーの流れを確認する為に、今回はその都度その都度 子供達と問答しながら進めたグループもあります。

読んだ後はあらすじの確認や感想の時間を取りました。唐突に感想などは述べにくい事もありますので、「どの登場人物は好きか、嫌いか? なぜ好きか、嫌いか?」という簡単な質問から、「なぜこの動物はこう考えたのか?」「自分ならどうするか?」とこちらから質問する形にしました。活発な子は積極的に全部自分で答えてしまうので、1人1人に質問して誰もが考える機会を得られるように心がけました。
カンボジア正月 [2019年04月14日(Sun)]
カンボジアでは今日からクメール正月です。
猪年の天使が降りて来て、犬年の天使と交代をするのです。
皆里帰りして、プノンペン市内はいつもより静かになります。

クメール正月を前に、里子を訪問してきました。定期的に訪問しますが、春はカンボジア正月の前がいいのです。子供達が楽しみにしているので、お年玉としてお正月のプレゼントも準備しました。

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一番の目玉はスタイリッシュな手帳タイプのノートです。
小学生から高校生が学校で使うノートの仕様はほぼ決まっています。しかし普段のノートは支援金の中で賄えていると報告があるので、普段自分でなかなか購入できる機会の無いものをプレゼントにしたのです。学校で使わなくても、予定を書いたり日々の出来事を書いたり、何か書いてみたい、使ってみたい、と思う事が生活の幅を広げたり、書く習慣につながるのではという期待を込めています。

そして複数カラーのボールペン、また個人から寄付のあったハンドタオルやハンカチ、ヘアアクセサリーなど入れました。
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