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スライドカード[2026年05月20日(Wed)]
4月にはクラチェの島の里子達を訪問しました。春のプログラムはスライド仕掛けカードと簡単なジグソーパズル作りです。

スライド仕掛けカードは、帯を引くと窓が開きメッセージが現れます。その際、帯を引くと同時に窓の一方に配置した絵柄がもう片方へ移動する仕組みです。ですから、2つの絵柄を用意すれば、帯を引くとそれらが最終的に出会う事になります。

まずカードを組み立てる為に長さを測ります。これまで定規で長さを測る経験を重ねてきましたが、紙を1枚渡して「上から3p、右から2.5pの地点から、縦2px横10pの窓を作る。」と言っても (説明図を示しても) どこからどう始めるのかピンと来ない子が多かったです。まずはここから3pを測って…と1つ1つ順序立て説明していく課程を、まだまだおろそかにせず十分に経るべきだと改めて思いました。

何と何が出会うのか、それは発想の練習です。提示した見本が「小瓶に星屑が入る」というものだった為、コップに水を入れる、花が植木鉢に収まる、というスタイルが多くなりました。1人が ハートの欠片が本体のハートと合体する というものを作ると、それを真似る子が急増しました。自分のアイデアを大切にして欲しいので これはあまり嬉しい結果ではありませんでしたが、「それ面白いな!いいアイデアだな!」と子供達が純粋に感じたという事実は重んじたいと思います。

他に、ロケットが惑星に向かう、蝶が花にとまる、水牛が草地に行く、近づくばい菌をパンチで撃退 など、自分の発想を形にしてくれていました。全体的に、アイデアを出すのに苦労はあったようですが、何が出会うのかその短いストーリーを考えるのも楽しかったようです。

また人から人へ、色とりどりのハートを送っている、という作品もありました。準備する2つの絵柄の他にもカード全体に細かいハートを飛ばすなど、ストーリーを越えた、愛情の溢れるカードになっていました。もともとカンボジア正月や来る母の日に際しての挨拶を送る為の工作だったわけですが、そのカード本来の目的を有した美しい作品の1つです。

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