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ブルーバードの子供達

カンボジアで現地の子供達へ教育支援をしています。特に里子支援について、その取り組みの試行錯誤を綴っています。歴史や習慣が違って難しい事もありますが、子供達の成長を見るのはいつもとても嬉しいです。


冬のグリーティングカード (1) [2024年12月25日(Wed)]
この冬は2つの地域で子供達とグリーティングカード作りをしました。
これまで支援活動を行っているクラチェ州と、この秋から新たに別の州の田舎でも里子プログラムを行える事が決まり、今年2度目の訪問をしました。

この新しい田舎のほうは、具体的な活動としては今回が初めてです。今回、紙を折ったり、切ったり、絵を描いたりと幾つか作業がありましたが、あらゆる事に慣れていないようでした。

カードのメッセ―ジとして、まずお便りの習慣が無いので、今年の一番楽しい思い出をテーマにして書いてもらう事にしました。ですが、その楽しい思い出がまずすぐに思い浮かばないようでした。日々、同じ生活の繰り返しなのかも知れません。それでも、お正月やお盆は家族や親戚が集まる特別な行事なので、そういった時の出来事を書いてみるのはどう?と同伴して下さっていた先生に提案してもらい、なんとか書いていました。

挿絵としては、日本やアメリカなど海外のクリスマスカードや年賀状はこんなものがあります、と幾つか紹介しました。冬景色を描きたければ参考にしてもらえば良いと思っていたのですが、そもそも絵を普段描かない、描いた事もない、という子達が多く、まずは身近なものを描いてみる事にしました。家1つにしても、人1人にしても、描き方がわからず先生に教えてもらっていました。

人の書いた事・描いたものをそのまま写す、というのはプログラム中では通常NGにしていますが、例えば日本であれば小さい頃から様々な情報に囲まれ、見て描きながらそれがどんなものか覚えたりするものです。もっと上手に描こうと思って真似する事もあります。この子供達にはその過程が抜けているので、色々考慮しながら進めています。

折り方も、目の前で実演しても違う方向に折ったりして。普段の生活の中で空間認知力などを育む機会、環境が無かったのだなと思います。このような子達がまだあらゆる場所にたくさんいるでしょう。できるだけ広く多くの子供達に、機会を提供できるようにしたいと思いました。

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