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生活の基礎[2018年09月02日(Sun)]
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参加する子が多いと、どうしても積極的な子ばかりが作業を進めて、他の子は見ているだけ、というケースが常です。なのでどの子も参加できるよう、極力1グループを少人数で考えていました。実際、プログラムに集まった子供達が予想外に大勢で、しかしスタッフの数も実験道具も10グループ分しかなく、まずこの大勢の子達を10に分けるのが大変でした。

座っている位置によって こちらでささっとグループ分けしても良かったのですが、通訳をしてくれた先生は几帳面な方で、子供達に順に1〜10までの番号を言わせ、1の子は1の子で集まる、という形式で10グループ作る事になりました。

子供達は順に番号を言いますが、先走って前の子と同じ番号を言う子が少なくありません。前の子が言ってから、自分が言う、という事を確認します。そして自分の言った番号をちゃんと覚えておく、という事です。小さい子は特に、他の子が何を言っているかに関心が集中し自分の番号を忘れがちになるようですから、ちゃんと覚えておいてね、とその都度念を押します。先生は子供が番号を言う合間に、「君何番だった?」とふいに尋ねたり、「5番の子手を挙げて!」と聞いてちゃんと子供達が自分の番号を認識しているか、覚えているか、確認してくれていました。

人数も多かったのもあり、これには結構な時間を費やしました。しかしこの一見単純な作業 (自分が発言するタイミングを認識したり自分の番号を覚えている) は色々な物事の基礎だと思います。時間がかかるのは、それだけ、確認しながら進行しなければならない現状があった、という事です。それがちゃんとやり切れたので、意味のある時間になったと思いました。
Posted by 高橋 at 10:29 | この記事のURL | コメント(0)
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