創作文の為の単語カードには、新しい物を知る機会にもなるように と、カンボジアで(あまり)見られない物の名前も入れました。例えばピラミッドやクジラなどです。この地域は特に、大人の人でも島の外に出る機会が無いので、子供達にとっても、低学年であればあるほど、日々接する情報量が少ないと言えます。
くらげは、名前は知らないながらも、何かはわかるようでした。ピラミッドは、普通の緑の山を描いている事からして、知らないようです。クジラも、大きな魚の絵でしたから、見た事が無いのですね。ペンギンは描けていましたね。
虫などの名前も、それが将来役に立つとか立たないとかではなくて、たくさん知るのは楽しいと思います。小さい子供達は、自分の興味がある事について、花でも魚でも駅名でも、素敵な記憶力を発揮して覚えますよね。もっと知りたい、学びたい、という好奇心は本当に大切な学びの原動力だと思います。
ただ、なかなかその物の名前が見つからないのが課題です。地域として図書館も無く、各家庭でそのような書物を購入して置いてあるはずはなく…。身の回りの生物の名前が分かるような書籍があれば、そのような書籍に簡単にアクセスする事ができれば、 .彼らの好奇心はもっと伸びるに違いありません。