この国では学校はあっても教師や教材が不十分な地域がまだまだたくさんあります。
国語と算数しか習わない子供達が本当にたくさんいます。環境的な条件がそろっていれば、1人の先生が専門以外の教科も複数教えたり、教えられない教科を遠くから依頼して教えに来てもらう形をとっている学校もありますが、容易ではありません。
一方子供達は子供達で、家庭が貧しいと中学校を卒業する前に都市に働きに出る為に学校をやめるケースも少なくありません。
私達は普段子供達が学校で習えない学習内容を提供できる機会を模索しながら、子供達の好奇心を刺激し、自分で発想し表現する習慣をできるだけつけてもらいたいと考えています。そのような経験は、例え学校に通えない事情があっても、また学校で学べる内容が少なかったとしても、その後自分の道を切り開く基礎的な力になっていくと考えるからです。