里子達も交え小学校で教育プログラムを幾つか行う計画を立てました。
1つ目は、折り紙を使った工作です。中身が飛び出すカードを一緒に作る作業になります。飛び出す部分をブーケにして、対称図形の概念を使って折り紙で切って作ったものを花に見立てて貼っていきます。
このプログラムの目的は、
@ 1枚の紙の平面な紙から立体が作り出せる事を知る。
A 対称図形の確認。
紙を2つ折りにして片側をある形に切りぬいた時、広げるとどんな形になるのか? 4つ折りにしたらどうか? をまず各自の頭の中で考えてもらいます。そして答え合わせして確認。
B はさみを使って切る。
例題を用意して、折り紙を皆で同じように折って同じように自分で実際に切ってみます。半分に折る事からじっくりやります。端と端、角と角を合わせて折るという概念が普段の生活に無いからです。またさみを使う機会も少ないですから (歯で噛み切ったり、とがったペンなどで穴をあけて割いたりするのです) たくさん練習して欲しいです。そして、どの部分が対称になっているか確認できれば理想です。
C 自分独自のアイデアで切ってみる。
自由に使える折り紙を渡して、好きなように試行錯誤して発見を重ねてもらいます。
D 糊で貼る。
ブーケになった台紙に、自分の切り紙作品からお気に入りを選んで貼っていってもらいます。糊自体も家庭に常備してあるものではありませんから、新しい体験だと思います。
このような流れで計画を立てました。