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お正月のカード工作 (2)[2022年04月17日(Sun)]
カードの花(4つの花で1セット)の周りにはハート型(こちらも対称図形の応用)を散りばめてカードを飾ります。花に使う折り紙は各自ランダムに配っていますので、どの色をどのように配置するか、そしてどのようにハートを飛ばすか、というのは本当にその子だけの感性です。

そして年齢が高くなると、ハート型だけでなくそのハートを合わせて花形にして貼ったり、ハート以外の対称図形を作って貼ったりする子もいました。貼っているうちに考えつくのですね。このように培われる創造力に、感動します。

カードの内側はこのように、極力ハサミとノリでデコレーションしてもらったのですが、表紙用にだけクーピーを準備しました。そこでHappy New Year(カンボジア語で)の文字など積極的な子は色んな色でデザインしています。前回名前パネル作りでカラーペンを使い字や絵を描いたのですが、それで色を扱う事や描画に慣れてきた子もいたようです。

このような体験1つ1つが、次の新しい体験の礎になっていくと信じています。

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お正月のカード工作 (1)[2022年04月15日(Fri)]
里子を訪問しました。カンボジアの今年のお正月は4月の中旬です。
カンボジアでは季節にあわせ挨拶を送る習慣は無いようですが、支援して下さっている日本やアメリカにはその習慣があります。そのような文化の違いを紹介し、お正月のグリーティングカードを作る事にしました。

簡単な工作は日本では未就学の頃から体験し始めますが、こちらの特に農村地域では違います。折り紙を折ってみる事、はさみで曲線に切ってみる事、のりを使って貼り合わせる事の1つ1つが目新しいという子がたくさんいます。工作は学びが多いのです。特に今回、花が飛び出すタイプのカードで、重ねて折ったものが 切り方によって対称図形になる事、平面から三次元に作り上げる概念なども盛り込みました。

色とりどりの折り紙や普段家で目にしないハサミを前に、子供達はとても意欲的でした。見本を見ても、どのようにその形を作るのか、どのように貼るのか わからない子もいましたが、それはこれまでそういう視点で物事を見た体験が少なければ当然です。空間認知力などは 練習や慣れで育つのですから。でも失敗を重ねながら、完成させたい、綺麗なものを作りたい、という思いで黙々と取り組んでくれていました。予定していたより時間がかかったのですが、皆飽きる様子もなく作っていて微笑ましく思いました。

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将来の選択肢[2022年02月16日(Wed)]
高校を卒業した里子の中に、里子プログラムに参加し始めた初期の頃から 〇〇の先生になりたい、と明確に自分の得意分野を書いていた子がいます。中学1年からの支援だったので、中学で小学校よりもたくさんの科目を習うようになって、2、3年くらいになってそういう意志が固まってきたように記憶しています。

こちらの子は、特に農村の子供達ですが、色々な職業の選択肢がある、という情報にあまり関わらずに育ちます。消防士、車掌さん、音楽家、花屋さん、ケーキ屋さん…国の情勢などで職業になり得ないものもありますが、こういった答えを小学生から聞いた事がありません。なので農業を営むほかに目や耳にするのは学校か病院か近所で自営業しているお店が主。子供達に将来の夢を聞いてもなかなか教師か医者以外の答えが出てきません。「夢」という言葉自体当てはまらないかも知れません。

他の子達が教師や医者の間でしばしば思いが変わる中、彼は早いうちから自分の夢が明確でした。しかし卒業試験は通過できませんでした。学習の機会を広める為、カンボジア政府は高校卒業試験が受からなくても専門校などに勧めるシステムを構築しています。その場合大学の学業が終わるまでに高卒試験を通過する事が求められますが。彼にもその道を勧めました。

結果、彼は全く別の分野で専門校に進む事にしたようです。好きではないけど将来の為に、と言って馴染みがなかったり苦手な専攻を取る学生達がたくさんいます。でも、得意分野で学び得た知識を使う機会は、職業以外でも将来きっとあるはずです。今大学でその専門を深められなくても、将来の可能性を最大限に広げる為、学びを続ける選択を彼とその家族がしてくれた事を嬉しく思います。

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高校卒業[2022年02月10日(Thu)]
カンボジアでは本来夏に学年末試験があり秋まで夏休みです。しかしコロナ以降長く休校が続いた事もあり、ここ2年は学校行事の日程が大幅に変更されてきました。昨年度は昨年末にやっと学年末試験があり、高校3年生は卒業試験に臨みました。

通常高校3年の年で私達の里子プログラムは終了するのですが、里子達の中に今回卒業生が多く、卒業前に食事会をして生徒達の進路について話し合ったりした事もあり、プログラム終了後も彼らの事は気に留めていました。

卒業試験の結果は1月に発表されたようですが、地方の厳しい教育現状を目にする事となりました。卒業試験では定員数だけが合格できるといったシステムではなく、合格点以上なら卒業できます。しかし不合格という生徒が思いのほかたくさんいました。地方の教育水準を上げる為にどのように支援できるか考え直す必要性を痛感した次第です。

卒業試験が不合格だった場合生徒達には選択肢があり、高校3年をもう一度やり直す、働く、もしくは不合格でも入学できる大学や専門学校はあるようで、学びを続ける事は可能のようです。(最後の場合、大卒の資格は高卒試験を合格しないと得られませんが。)

しかし多くはそのまま社会に出て働くのでしょう。一方、勉強がよくできても、進学するより働いて欲しいという親御さんもまだまだ多いようです、地方では特に…。心苦しく、難しい問題です。

そんな中進学を決め、更に奨学金に応募したいという里子達には申請手続きの情報を案内するなどして応援しているところです。

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友達の刺激[2021年11月02日(Tue)]
作文の練習をする際に、やはりお互い文章を真似し合うのは本当はやめて欲しいです。学校のテストではないので間違いというのは無いのですから、気を張る必要もなく、苦手なら苦手なりに考えて自分でやってみる機会にして欲しいです。それで、何かを書いてもらう際は必ず、人の真似はしないでね、とまずは伝えます。

ただ、友達がどういうふうに書いているのか気になるのは、何を書けばよいか分からない子です。分からないから見るのですね。なので、文章が似通っているのは大目にみています。なるほど、そういう事を書けばよいのか、と気づいて、そこに自分なりの言葉や表現を加えているのです。そのような点は評価してあげたいと思うのです。

そして今回、友達とある程度交流しながら書いていたようですが、それにより嬉しい事も起こっていました。以前表面的でシンプルだった作文が、今回やや深くなった感じの子が何人か出てきたのです。もちろんテーマはその都度違いますが、近くの友達、お兄さんお姉さんの書く内容に刺激を受けたのが見受けられました。

実は今回から支援してあげられる里子達が更に増え、活動に参加する子供達の人数が増えたのです。子供達同士で良い刺激が共有できる輪が大きくなったのも、良かったと思います。

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得意な事[2021年10月27日(Wed)]
得意な事を書いてもらった作文なんですが…

これまで自分の特技を考えた事があったのかなかったのか、なかなか手が動かないようだったので、例を挙げました。例えば、「走るのが早い」「牛の世話は家族の中で自分が一番うまい」「バナナを育てるのが上手」「魚の酸っぱいスープを作るのが得意」等々。こちらで言った事をただ真似してもらっても困るので、ややマイナーな例も入れながら。

しかし、子供達の大半の答えは、「字を書くのが早くて綺麗」「本を早く正確に読める」のような文章でした。大抵の家事の内容や、優しい、といった性格などは生活の中で当たり前すぎて、「特技」には結びつかなかったのでしょうか。何か学習に関連した事でないと特技と言えない、と考えているようにも感じました。

一方、「早い」という事はたくさんの子が使っていました。例の「走る」という動作は自分に当てはまらなかったけど、何かを早くできる事は良い事、と思っているのですね。それでそこだけ、自分に当てはまるものに応用したのですね。

自分で、「これは得意です!」と言える事は素晴らしい事です。子供達の今回の答えは、それはそれで尊重したいと思います。そしてこれからもっと、1人1人の素敵なところを、見つけて伝えてあげられたらな、と思います。

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低学年の子達の作文[2021年10月21日(Thu)]
小学生以下の子達には、特技について書いてもらうよう伝えました。今回初めてプログラムに参加する里子も多かったので、書きやすいテーマを考えたつもりです。実際はその特技を思いつくのが難しかったようですが…。

一方、子供達の中には、中学のお兄さんお姉さんが、学校ではどんな教科を習い、その中で何が好きで、その授業の中ではどんな事を習い…といった作文をしているのを聞いて、そのフォーマットに合わせ自分の事を書いている子が何人かいました。その応用力にはとても驚きました。

また、夏の時点で字が書けなかった小さい子がいるのですが、今回、2行ほどですが頑張ってちゃんと自分の字で書いていました。これも大きな感激です!

高学年の子達の作文[2021年10月20日(Wed)]
クラチェの里子達は、パネル装飾の後、作文の時間を取りました。

この夏、新しい里子達が増える前ですが、作文をしてもらったのですが、子供達の書いたものは全体的にシンプルな文章でした。そこで中学生以上の子達には今回1人1人に付き添って、以前書いた内容をより詳細に書いてもらう事にしたのです。

例えば「私は数学が好きです。」と以前の作文で書いていた子には、まず学校でどんな教科を勉強するのか書き出してもらい、その中で数学が好きです、と続けてもらいます。そして数学ではどんな事を習うのかをまた書き出してもらい(計算、方程式、図形、角度など…)、その中で得意な問題などを答えてもらう、という感じです。「読書が好き」と書いていたなら、これまで読んだ本の中で印象に残っている題名を書き出してもらい、その中で一番好きなストーリーを答え、そのあらすじや自分の好きな場面を描写してもらう、など。

もちろんこのような書き方が正しいというのではありませんが、「詳しく書いて」と言っても何をどう詳しくすれば良いか分からなかった子が大半でしたから、こちらでまず順序だてて質問をして、それに対し自分でまず答え、考えをまとめてもらい、それを文章にする、という形を取ったのです。こんなふうに掘り下げて説明する事もできるのだな、と学んでくれたらよいなと思った次第です。

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名前パネルの装飾[2021年10月16日(Sat)]
里子達には、写真を撮る時に使う自分の名前パネルを作ってもらいました。

画用紙に自分の名前を書いて、色ペンで好きなように装飾するのです。他の支援地域では数年前から始めたのですが、クラチェでは初めてです。普段学校では図工の授業も無いですし、色鉛筆などは生活必需品ではない為、持っている子はほとんどいません。以前一度だけこの地域で絵画プログラムをしてみましたが、絵を描いてみたいけど、どんなふうに描けばよいかわからない、と言っていた子供もいました。

どんなふうに描けばよいかわからないものの、色ペンを配り始めると、とても積極的に色んな色を手に取ろうとしていました。実際、あの色もこの色も!とあらゆる色や種類の花を並べてみたり、1つのものをとりどりの色で塗ったりして 楽しんで描いてくれている様子でした。作文は苦手だとか、言葉遊びの時は大人しかったりする子も、絵は黙々と取り組んでいたり繊細でとても上手な絵を描くなど、それぞれの個性や特技が垣間見えて頼もしいです。

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新学期のギフト[2021年10月13日(Wed)]
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今回の里子訪問にはギフトを持って行きました。里子が互いに差を感じないように、同じ商品が全員の人数分あれば良いのですが、寄付で頂くものも様々ですし、文具店でも同じ種類ばかり揃えてあるわけではありません。そこで年齢や性別にあわせ、できるだけ同じ学年や出身村同士で大きな差がないように気を配りながらギフトバッグを作りました。

時間はかかりますが、やっぱりバッグを開けた時に喜んで欲しいものです。男の子に女の子もものが渡っても、家族で使えばいい、というものではないと思うのです。色々考えながら準備するのも楽しいですしね。

コロナ休校がやっと終わり、子供達の学校は徐々に再開しているようです。可愛いペンケースや新しいノートで、意欲的に新学期を始めて欲しいです。

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