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「20ミリシーベルト」撤回に向けて、国会議員を動かそう! [2011年04月30日(Sat)]

「20ミリシーベルト」撤回に向けて、国会議員を動かそう!

日本政府が子どもに対して、年間20ミリシーベルトという基準を強要するような決定を行ったことに関して、現在、撤回を求める緊急署名活動を行っています。
http://www.foejapan.org/infomation/news/110425.html

また、この事態を憂慮し、撤回を求める声が世界中の専門家から上がっています(注1)。

しかし、本件に関して、私たちが、全国会議員722名に対して、賛同を呼びかけたのにもかかわらず、現在、賛同を表明した議員は、たったの17名です(注2)。

国際的にも明らかにおかしく(注3)、子どもの健康を危機にさらすようなこの「20ミリシーベルト」基準を、政府に撤回させるには、私たちの代表たる国会議員の断固たる行動が必要です。

みなさま、ぜひ、あなたの地元選出の国会議員の事務所に電話をかけ、FAXを送ってください。電話で本人と話せなくても、秘書に「20ミリシーベルト撤回要請に、ぜひ賛同署名を」「国会で質問を」と、あなたの声で伝えてください。

いま、福島の子どもたちは非常に危険な状況にさらされています。一刻も早い、この決定の撤回が必要とされています。ご協力をお願いします。(文責:満田夏花)

>国会議員の名簿はこちらをご参照ください。
 衆議院議員参議院議員(ウィキペディアより)

「20ミリシーベルト」撤回要請 第2弾はこちら

FAXを送る際のサンプルは、本記事の末尾をご覧ください。


(注1)ノーベル賞も受賞した国際的な医師の団体Physicians for Social Responsibility(本部:ワシントン)は会見を開き、20ミリシーベルトという基準を日本政府が採用したことに憂慮を表明、許容される被曝量の基準を引き下げるように要請した。

ドイツのオットーハーグ放射線研究所のエドムント・レンクフェルダー氏は「明らかにがん発症の確率が高まる。基準設定により政府は法的には責任を逃れるが、道徳的には全くそうではない」とコメントしている(4月21日付ドイツシュピーゲル誌)。

豪メルボルン大准教授 ティルマン・ラフ氏は、広く認められた科学的知見として健康への放射線のリスクは線量に比例することを指摘した上で、「親として、また医師として、福島の子供たちに、このような有害なレベルの放射線被ばくをさせることを許す決定は、われわれの子供と将来の世代を守る責任の放棄であり、受け入れられない」としている(共同通信英語版4月26日付 英文オリジナル記事 日本語訳

(注2)現在、賛同してくださっている議員は下記の方々です。ありがとうございます。

阿部 知子 衆議院議員
有田芳生 参議院議員 
石田三示 衆議院議員
いなみ哲男 衆議院議員 
今野 東 参議院議員
大島九州男 参議院議員
川田 龍平 参議院議員
服部 良一  衆議院議員
平山誠 参議院議員
福島 みずほ 参議院議員
森 ゆうこ 衆議院議員
森山浩行 衆議院議員 
山崎 誠 衆議院議員
吉田 忠智 参議院議員
初鹿明博 衆議院議員
櫛渕 万里 衆議院議員
大河原 雅子 参議院議員

※翌日、下記の3名の議員の方々からも連名のご連絡をいただきました。
ありがとうございました。

姫井 由美子 参議院議員
馳 浩 衆議院議員
三宅 雪子 衆議院議員

連名議員:20名

(注3)基準が甘いと批判もある国際放射線防護委員会(ICRP)においても、すべての放射線被曝はできるかぎり低く抑えられるべきであり、一般人については自然放射線と医療措置によるものを含めても年間1mSvを超過すべきではない、とは勧告している。また原子力産業で働く労働者については5年間の平均線量として年間最大20mSvまでとし、かつ年間50mSvを超える年があってはならない、としている。

>国会議員あてファックスのサンプル
 ワード版のダウンロードはこちらから


<日付>
<宛先>

私たちの代表として、福島の子どもたちを守ってください!
「学校等の校舎・校庭等の利用判断」=年20ミリシーベルト 撤回に向けた
緊急要請への連名のお願い


XXXX県に居住する有権者の一人としてお願いがあり、ファックスをお送りいたします。

ご承知の通り、4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知しました。年20ミリシーベルトは、ドイツやアメリカの原発労働者に適用される最大線量に相当するものです。また、原発労働者が白血病を発症し労災認定を受けている線量に匹敵するそうです。国際的にも、多くの専門家が憂慮の声をあげています。

しかし、多くの非難の声にも関わらず、日本政府は頑強に、この基準を維持しています。
福島の学校では、この基準が出る前には、自主的に、子どもたちを守るための防護を行っていたのですが、この基準のせいで、取り組みを行わなくなってしまっています。マスクさえつけずに、子どもたちが、場所によっては、放射線管理区域(0.6マイクロシーベルト/時以上)の6倍もの線量を計測しているような場所で、遊んでいるのです。

今の世代をいき、次世代の子どもたちを守り育む責任をもつ大人として、私はこの状況を看過することはできません。

あなたは私たちの代表です。ぜひ、福島の子どもたちを守るために、政府に対して、声をあげてください。

「政治主導」を唱えるならば、今こそそれが発揮されるべきときではないでしょうか。

別添は、いくつかの市民団体が政府に対して出そうとしている緊急要請です。ぜひ、この要請書に連名をしてください。または、国会でこの問題を質問してください。

よろしくお願いします。

(あなたのお名前)

こちらを添付してください

「愛する飯館村を返せ!」飯館村村民決起集会に参加 [2011年04月29日(Fri)]

「愛する飯館村を返せ!」飯館村村民決起集会に参加

「この季節は花が咲き始めてもっとも美しい季節なんだ」と飯館村後方支援チームの小澤さん。

起伏にとんだ里山と田畑が組み合わされた風景は、どこか懐かしく、故郷に帰ったような心持ちにさせられます。多くの村外の人たちがこの村に魅せられ、第二の人生をこの村で、と移住した人もいるほどです。

4月26日、飯館村後方支援チームの皆さんと飯館村を訪れ、その夜、村内で開かれた村民決起集会に参加する機会を得ました。

人口約6,000人。農業や畜産業などを基軸としつつ、分散型の再生可能エネルギーの利用などを進める持続可能な村づくりに取り組んできたこの村の平和な日常は、原発震災により完全に破壊されてしまいました。

村民決起集会は、最近まで村の第一線で活躍してきた団塊の世代の人たちと、村の若者の連携によって実現したものです。

集会では、村人たちが口々に思いを語りました。

「専門家のえらい先生たちや国が、安全だ、安全だと言ったその直後の計画的避難。憤りと悔しさで声もでない」

「一瞬のうちに放射能の波が村を襲い、すべてが失われてしまった」



集会の最後に、村民たちは、国と東電に対して、迅速な計画的避難の完了や、飯館村の返還などを求める決議文を採択。

この決議文は村への愛が切々とつづられており、たいへん心をうつものです。
下記にPDFを掲載しました。ぜひご一読ください。
http://www.foejapan.org/infomation/news/iidate_20110428.pdf

同村は、4月11日、計画的避難区域に指定されました。

しかし、村人たちには、避難に関する補償やサポートについて明確な情報が知らされておらず、不安な日々を過ごしています。一刻も早く避難が必要でしょうに、たとえば避難先の家賃に上限(6万円)を設けるなど、それが事実だとすれば理不尽きわまりない指示もだされているようです。

避難にあたっては、それに要する経費すべてを補償するという、国の強いコミットメントが必要とされます。(満田夏花)

※関連情報>プレスリリース 飯舘村等の計画的避難区域の設定にかかる緊急要望
http://www.foejapan.org/infomation/news/110418.html

↓自然エネルギーの活用など魅力ある村づくりを進めてきた飯館村。私自身は外部者ではありますが、憤りを抑えることができません。

「安心して子育てしたい」 山口・上関原発建設についてお母さんたちが申入れ [2011年04月28日(Thu)]

昨日、山口県庁で山口県の様々な市町村からいらっしゃったお母さんたち(「未来につながる生命(いのち)を育てる会」)に混じり、上関原発に関する申入れに参加してきました。申入れは11:00〜12:00にかけて行なわれ、約20名のお母さんたちが参加(福島から避難されている方も参加されていました)。その間、他の約50名程のお母さんたちも、県庁下に集まりました。妊婦の方、子連れの方も多かったです。

「安全なところで子育てしたい」――お母さんたちのストレートな不安の声と子どもを大切に思う気持ちは、やはり心に響きました。昨日夕方の地方ニュースでは、各局、この申入れの件を取り上げていました。全国の方にも、この声をぜひ届けられたらと思います。

申入れ時とその後の議論の様子は一部Youtubeにアップしてあります。
 http://www.youtube.com/watch?v=j_T2_OAGHqI
 http://www.youtube.com/watch?v=ayP3qOS2oHY
 http://www.youtube.com/watch?v=CduBPmwXu7Q
写真も一部、こちらにアップしてあるので、ぜひご覧ください。
 http://album.yahoo.co.jp/photos/my/10336747/

さて、3,679個人、14団体が署名した申入れの内容は、以下5項目でした。
1. 福島事故による県内の放射性物質汚染について、詳細な検査実施と結果公表
2. 上関原発建設に対する県民全員による投票やアンケートの実施
3. 上関町田ノ浦の公有水面埋め立て許可の取り消し
4. 上関原発の建設計画を白紙に戻すよう中国電力と国に対して要請すること
5. 原発ではなく、山口県の自然を活かした持続可能なエネルギーへの転換

県の回答は予想通り、書面を読むだけのもので、お母さんたちはかなりストレスを感じられたと思います。県の基本的なスタンスは「国の政策に従う」というもので、
  「上(国)ばかり見ているが、ここに住んでいる県民の生活はどう思うのか。」
   「法律重視で、いのちを軽視している。」
  「県民の声を聴き、県としての意見を国に伝えて。」
というお母さんたちの訴えにも、以下の回答を繰り返すばかりでした。

●県としての安全確保
・まず、福島の原発事故を収束させることが第一。その後、国が原因究明を行ない、新たなエネルギー政策、また、新たな安全対策を出すことになるだろう。県はそれを慎重に見極めて対応する。
・県としては、監督権限が限られている中、平成13年に安全確保の大前提として、6部門21項目にわたる意見書を出した。地震、事故、防災対策等、安全に関わるものがこの中にすべて入っている。この6部門21項目に関し、専門家の意見も聞きながら、国が今回の事故を踏まえ、どのような対応をしていくかをしっかりチェックすることで、県の責任を果たし、県民の安心・安全を担保していく。

●事故後の県の対応(工事中断と追加調査の継続)
・福島の事故後、3月13日、中電に対し、上関の埋立て工事等の準備工事について、今後の国の対応を十分に見極めて、慎重な対応をされるよう要請した。3月15日から準備工事を一時中断。
・中電による発破を伴う追加調査が継続されている点については、平成20年12月に設置許可申請を事業者が出したが、申請後の安全審査の過程で、追加調査をしたほうがよいという意見が国から出された。その指示を受けて、事業者が同調査を実施している。したがって、その調査の実施の中断は、国の指導を受けて判断するべきもの。

●県による埋め立て許可
・埋め立て免許は、平成20年に事業者から出願があり、審査した時点で、法の定める免許用件を満たしていたことから発行。
・一般的には、事業者に法令違反がある場合以外には、許可の取り消しはできない。現時点では法令には違反していない。
・しかし、今回は想定を越える災害である福島の原発事故を受けて、こうした国の法定義務として処理している埋め立て免許業務に関し、指導とか要請とかも含め、県知事としてどのような対応が可能か、運用・解釈について、早急に国に見解を求めることにしている。

「未来につながる生命(いのち)を育てる会」は、今後もこうした動きを継続されたいとのことでした。全国各地で、上関原発建設計画の白紙撤回に向け、さらに追い風を作っていけるといいですね。

(Written by H.H.)
20ミリシーベルト撤回要請〜経過報告 [2011年04月25日(Mon)]

緊急要請「子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する」には、3日間で3万もの署名をいただきました。

心ある人たちの怒りが爆発したかのような署名の洪水に、受付フォームが一時、パンクしご迷惑をおかけしました。

今日中に頂いた署名は、一次とりまとめとして集計し、4月27日に管総理大臣および高木文部科学大臣宛に仮提出させていただきます。

一方、現在、政府交渉の再設定に時間を要している関係上、より多くの皆様の署名を集め、再度、日本政府宛に本提出させていただきます。ということで、最終的な締切を4月30日(土)23時に設定させていただきます。引き続き、「20ミリシーベルト」撤回に向けて、みなさまのご協力をお願いいたします。


署名第1弾は締め切りました。多くのみなさまのご協力、ありがとうございました。

「20ミリシーベルト」撤回要請 第2弾はこちら


なお、現在、議員からの連名もお願いしているところです。皆様からも地元選出議員に、本要請への連名を呼びかけて頂ければたいへん幸いです。

(文責:満田夏花)
Urgent Petition Against 20mSv Radiation Exposure onto Children in Fukushima [2011年04月24日(Sun)]

【緊急声明と要請】<子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する> 和文はこちら

Urgent Petition Against 20
millisieverts per year (mSv/y)
Radiation Exposure onto
Children in Fukushima

>Sign the petition

Preliminary deadline:
Tue. April 26, 2011 at 23:00 in Japanese time (UTC/GMT +9 hours)
Final deadline:
Sat. April 30, 2011 at 23:00 in Japanese time (UTC/GMT +9 hours)


We urgently demand the withdrawal of the Japanese Government's inhumane decision to force 20
millisieverts per year (mSv/y) radiation exposure
onto children

On April 19th, the Ministry of Education, Culture,
Sports, Science and Technology (MEXT) notified
the Board of Education and related institutions in
Fukushima Prefecture the level of 20 millisieverts
per year (mSv/y) as a Radiation Safety Standard for
schools in Fukushima Prefecture. This is the
standard to be used for school grounds and buildings.
The Government has indicated that 20mSv/y is
equivalent to 3.8microSv per hour measured
outdoors.

3.8 micro Sv/h is roughly 6 times
[the 0.6microSv/h] of "Radiation Controlled
Areas" (0.6 microSv/h or more). The Labour
Standards Act prohibits those under the
age of 18 from working under these
conditions. Forcing children to be exposed
to such radiation doses is an exceedingly
inhumane decision. Therefore, we condemn
this in the strongest terms
.

20 mSv/y is comparable to the [legally]
recognized dose for inducing leukemia in
nuclear power plant workers
. It is also
comparable to the maximum dose allowed for
nuclear power plant workers in Germany.

In addition, this 20mSv standard [for Japanese
children] does not take into account the fact
children have higher sensitivity to radiation than
adults, nor does it take into account any
internal radiation exposure.


Currently, according to the radiation monitoring
conducted at elementary and middle schools within
Fukushima Prefecture, more than 75% of these
schools have contamination levels comparable to
"Radiation Controlled Areas" (0.6 micro Sv/h or
more). Further, roughly 20% of the schools fall
within "Individual Exposure Controlled Areas"
(2.3 microSv/h or more) and are in an extremely
dangerous situation.

The level set by the Japanese Government at this
time amounts to coercion of this dangerous
situation upon children, and, can interfere with
voluntary measures by schools to minimize exposure.

MEXT states that 20mSv/y is based on the
recommendation Pub.109 by the International
Commission on Radiological Protection (ICRP)
as well as on the reference levels in the band of 1
to 20 mSv/y as "Post Emergency Situation"
Standards from the ICRP statement released on
March 21st. The latter means MEXT has adopted
the maximum level.

As of March 21st, there has been no substantive
information disclosure by the Japanese Government
on the decision-making process for establishing
these standards. Moreover, no explanation has
been given concerning why the Government has
neither taken the sensitivity of children into
consideration nor internal radiation exposure into
account. The contents of the consultation held
between MEXT and the Nuclear Safety Commission
(NSC) are not disclosed, and the situation remains
extremely opaque.


We demand the Japanese government of the
following:

- Retraction of the "20mSv/y" standard for
children.

- Disclosure of the names of experts, who deemed "20mSv/y" for children to be safe.


Note:
At the governmental negotiation held on April 21st, it
became evident that the Nuclear Safety Commission
(NSC) concluded the 20mSv/y standard for children
as "Permissible" without undertaking any formal
consultation. Moreover, on April 22nd, the
Commission reported to the office of Mizuho
FUKUSHIMA, member of the Japanese Diet, House of
Councillors that no minutes (records) exist of the 5
Nuclear Safety Commission members' deliberation
leading to the 20mSv/year standard.

References:
Expert comments cited from the articles on the
establishment of the 20mSv/y standard ("Fukushima
-Katastrophe - Japan legt hohe Strahlengrenzwerte fur
Kinder fest" or "Japan's MEXT sets High Exposure
Limits for Children"), Der Spiegel, April 21st, 2011.
(See comparison to German workers.)
http://www.spiegel.de/wissenschaft/mensch/0,1518,758410,00.html

Edmund Lengfelder (Otto Hug Radiation Institute),
"The cancer risk will visibly rise in the future. By
setting these standards, the government will steer
clear of any liability legally, however not morally."

-------

This petition is being organized by:
Green Action, Greenpeace Japan, Citizens' Nuclear Information Center, Citizens Against Fukushima Aging Nuclear Power Plants (Fukuro-no-Kai), Osaka Citizens Against the Mihama, Oi, and Takahama Nuclear Power Plants (Mihama-no-Kai), Friends of the Earth Japan

For further inquiries, please contact:

Green Action
Suite 103, 22-75 Tanaka Sekiden-cho
Sakyo-ku, Kyoto 606-8203 Japan
Tel: +81-75-701-7223
info@greenaction-japan.org

Friends of the Earth Japan
3-30-8-1F Ikebukuro Toshima-ku Tokyo 171-0014, Japan
TEL: +81-3-6907-7217
finance@foejapan.org

[English translation of Japanese original: FoE Japan / Green Action]
【緊急声明と要請】子どもに「年20ミリシーベルト」を強要する日本政府の非人道的な決定に抗議し、撤回を要求する [2011年04月23日(Sat)]

「20ミリシーベルト撤回署名」第1弾は締め切りました。多くのご協力、ありがとうございました。

報告

「20ミリシーベルト」撤回要請 第2弾はこちら

=====緊急声明&要請(本文)=====

4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知した。この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当すると政府は示している。

3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量を子どもに強要する、きわめて非人道的な決定であり、私たちは強くこれに抗議する。

年20ミリシーベルトは、原発労働者が白血病を発症し労災認定を受けている線量に匹敵する。また、ドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当する。

さらにこの基準は、大人よりはるかに高い子どもの感受性を考慮にいれておらず、また、内部被曝を考慮していない

現在、福島県によって県内の小・中学校等において実施された放射線モニタリングによれば、「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が75%以上存在する。さらに「個別被ばく管理区域」(2.3マイクロシーベルト/時以上)に相当する学校が約20%も存在し、きわめて危険な状況にある。

今回、日本政府が示した数値は、この危険な状況を子どもに強要するとともに、子どもの被曝量をおさえようという学校側の自主的な防護措置を妨げることにもなる

文科省は、20ミリシーベルトは、国際放射線防護委員会(ICRP)勧告Pub.109およびICRP3月21日付声明の「非常事態収束後」の基準、参考レベルの1-20ミリシーベルトに基づくとしているが、その上限を採用することとなる。

21日現在、日本政府からは、本基準の決定プロセスに関しては、何一つ具体的な情報が開示されていない。また、子どもの感受性や内部被曝が考慮されなかった理由も説明されていない。文科省、原子力安全委員会において、どのような協議が行われたのかは不明であり、極めてあいまいな状況にある(注)。

私たちは、日本政府に対して、下記を要求する。

子どもに対する「年20ミリシーベルト」という基準を撤回すること
子どもに対する「20ミリシーベルト」という基準で安全とした専門家の氏名を公表すること


(注)4月21日の政府交渉で、原子力安全委員会は正式な会議を開かずに、子どもに年20ミリシーベルトを適用することを「差支えなし」としたことが明らかになった。また、4月22日、5人の原子力安全委員の意見とりまとめについて議事録は無かったと、福島瑞穂議員事務所に回答している。

(参考)
4月21日付ドイツシュピーゲル誌の20ミリシーベルト設定に関する記事(「文部科学省、子どもたちに対してドイツの原発労働者と同様の被爆限度基準を設定」)より、専門家のコメント

エドムント・レンクフェルダー(オットーハーグ放射線研究所)

「明らかにがん発症の確率が高まる。基準設定により政府は法的には責任を逃れるが、道徳的には全くそうではない。」

※※参考情報:4月21日、文科省・原子力安全委員会との交渉報告(FoEブログ)
https://blog.canpan.info/foejapan/daily/201104/21


問い合わせ先:
国際環境NGO FoE Japan 担当:渡辺・満田(みつた)
E-mail:finance@foejapan.org
〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-8 みらい館大明1F
tel: 03-6907-7217(平日のみ) fax: 03-6907-7219
子供に「年20ミリシーベルト」の非人道性=「放射線管理区域」の6倍に相当する被曝を強要 [2011年04月21日(Thu)]


 本日、文科省・原子力安全委員会vs.NGOの交渉に参加してきました。これは、フクロウの会・福島みずほ事務所の主催の会合で、美浜の会、フクロウの会、グリーンアクションがそれ以前に提出した質問書に基づくものでした。会合では、19日に文科省が発出した「20ミリシーベルト」だったら校庭で遊ばせても大丈夫という点に集中したやりとりが行われました。

 子供に対して、きわめて高い20ミリシーベルトという基準を強要する、この無責任極まりない国の方針は、きわめてずさんなプロセスで決められたようです。

 なんとかこの20ミリシーベルトを覆すために、みなさんもぜひ、文科省などに怒りの声をお寄せください。下記、簡単に会合のポイントを記します。

(背景)
・4/19、文科省は「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を発表、福島県教育委員会や県などに通知。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/04/1305174.htm

(ポイント)
・福島県内の小中学校などの汚染レベルが放射線管理区域以上(0.6マイクロシーベルト/時以上)となっている学校が、現在75%以上。「放射線管理区域」:労働基準法で18歳未満の作業を禁止している。

 参考:「福島県放射線モニタリング小・中学校等実施結果」の集計
 http://www.foejapan.org/infomation/news/110413_sakagami3.pdf

・年20ミリシーベルトは、3.8マイクロシーベルト/時に該当し、この「放射線管理区域」の0.6マイクロシーベルトの約6倍に相当する。

・年20ミリシーベルトとは、原発労働者が白血病を発症し労働認定を受けている線量に匹敵する。

・文科省HPによれば、ICRPの「事故収束後の基準」の1〜20mSvを採用。20ミリシーベルトはこの最大値。

・この基準は、子供の感受性を考慮にいれていない。

・この20ミリシーベルト基準適用にあたっては内部被曝を考慮していない。

・すでに、各学校では、文科省の通達をうけた教育委員会からの指示で、子供を校庭で遊ばせている。

(本日の会合での文科省・原子力安全委員会の答弁)

・文科省:「放射線管理区域」の基準を上回るという事実は認識せず(というか、担当者はそもそも「放射線管理区域」の基準を知らない)。

・このような議論が行われたかも知らない。

・原子力安全委員会:原子力安全委員会は14時頃に文科省からの「20ミリシーベルトでいいか?」という連絡をうけ、16時頃に「よい」と返答した。

・この間、会議は開催していない。委員会内でどのような協議をしたかは不明。議事録もあるかも不明。

・文科省:20ミリシーベルトの根拠は、ICRPの「事故収束後の基準」(1〜20ミリシーベルト)と「事故継続等の緊急時の状況における基準」(20〜100ミリシーベルト)の中間。→これはHPの記述と異なります。

・文科省:内部被曝は考慮せず。あるシミュレーションをもとに、内部被曝を考慮しなくてもよいという結論に至る。そのシミュレーションの詳細については承知していない。

・子供にも大人と同じ基準を用いているかといわれれば、そのとおり。

(NGO側要求)

・20ミリシーベルト決定のプロセスをすべて明らかにすること。

・根拠を明らかにすること。これらすべてについて文書で回答すること

・内部被曝を考慮しなかった根拠としなっているシミュレーションとは何か明らかにすること。

・子供であることを考慮しなかった理由を明らかにすること。

・測定は、福島県の市民と相談しながら行うこと。

・年20ミリシーベルトという基準を撤回すること。

ぜひ、みなさまも政府に抗議してください!

※抗議先:

首相官邸:https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

文部科学省:https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry09/

文科省スポーツ・青少年局学校健康教育課03−5253−4111

続きはまたご報告します。

(文責:満田夏花)

※参考
【フクロウの会ブログ】
原発震災復興・福島会議の進言書に、福島のお母さんたちの悲痛な声が多くよせられています。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html

【FoE等主催の緊急セミナー報告】
「原発震災から子供たちを守れ」(4月13日開催)
http://www.foejapan.org/infomation/news/evt_110413.html
週末の災害ボラ報告 in 石巻(下) 〜 カステラ 〜 [2011年04月20日(Wed)]

(これは、私たちの災害ボラ・グループが清掃のお手伝いをした、ある喫茶店のマスターとの会話をメインに綴った備忘録です。脈絡のない読み物ですが・・・読んでもらえると嬉しいです。)

「ボランティアなんて、来てくれると思ってなかったから。ありがとう。」
玄関先の棚の中を泥拭きしていると、後ろから、おじさんが声を掛けてくれた。東北訛りのその言葉がやけに心に沁みた。
「そんな。本当にこんなに大変なんだから。おじさん一人で、ここまで泥掻きや後片付けをして、頭が下がります。私たちが来るのが遅かったくらいです。もっと早く来ていれば、もっとお手伝いできたのに。」
「他に何もやることもないから。両親とか、こんなとこまで来て、心配してるんじゃない?」
「ご両親に言わずに来ている人もいます。でも、みんな、TVで見て、本当に何かしたいって思って来たんだと思います。東京でも、いろんな人が東北の物を売っているお店に行ったりして、応援してるんですよ。」
「あぁ、アンテナショップな。」

「今度、やるお店の名前も、『あぷりこっと』のままですか?」
私はずっとお店のことが気になっていた。
「今度は『あんず』にしようかな」
ふっと、おじさんの顔に笑みがこぼれた。
「えっ、そうなんですか?店の名前、なんで『あぷりこっと』っていうんですか?」
「『あ』行にあったんだよ。」
「えっ、本当にそうなんですか?」
それ以上、おじさんは何も言わなかったけれど、「本当は別のもっと大切な理由があるに違いない」と思った。それを聞き出せるのは、おじさんにまた会いに行ったときかもしれない。
「コーヒーカップは、80%位は残ってるんだ。」
「あっ、本当だ。よかったですね。喫茶店を再開するとき必要ですもんね。」
おじさんの自宅の居間には、きれいに箱詰めして片付けてある多くのカップが並んでいた。

玄関先の総仕上げをしていると、おじさんが1パック6切れのカステラを差し出した。
「これ、食べな。」
「えっ、でも、今、物が無くて大変なんだから、取っておかないと。」
「甘いもんは食べない?」
「いえ、そんな。大好きです。でも。」
もう一度、差し出すおじさんに、私たちはそのカステラをいただくことにした。

別れ際、おじさんが何度も「ありがとう」と言ってくれるのに対し、私も「ありがとうございます。本当に元気で、気をつけて。」と言い、名残惜しかったが、おじさんに背を向けた。その瞬間、私はあることを思い出し、おじさんのほうに踵を返した。
「おじさん、またお店を出すときの名前は『あぷりこっと』ですよね?」
私は念を押し、もう一度、おじさんに同じ質問をした。
「だから、『あんず』、括弧で『あぷりこっと』って言ったじゃない。」
「本当ですよね?だって、また私たちがおじさんのお店に来ようと思ったとき、もし名前が変わってたら、わからないかもと思って。また、おじさんの作ったパスタを食べに来ますね!」
「そりゃ助かるわ。ありがとう。」
本当にもったいないくらいのその言葉を私は深く心に刻んだ。

作業後、テントに戻った私たちが口にした、おじさんのカステラは、私の疲れた身体を癒すのに最高の特効薬だった。

おじさんはその日の夜、避難している古い友人の家から自宅に戻ると言っていた。私の目には、今日もおじさんが前向きにあの場所を綺麗にしている姿がはっきりと浮かんでいる。
「一日、頑張ろう!」――その姿が私の気持ちを今日もぎゅっと引き締める。

(Written by H.H.)
週末の災害ボラ報告 in 石巻(中) 〜 Seven Star 〜 [2011年04月20日(Wed)]

(これは、私たちの災害ボラ・グループが清掃のお手伝いをした、ある喫茶店のマスターとの会話をメインに綴った備忘録です。脈絡のない読み物ですが・・・読んでもらえると嬉しいです。)

その喫茶店には「あぷりこっと」という愛らしい名前の看板がかかっていた。
「ごめんください!」
呼びかけても、何も返事がない。裏へ回ると、60代の大柄のおじさんが一人で棚を洗っていた。
「ごめんください!こんにちは。喫茶店の泥掻きのお手伝いに来たんですが、オーナーの方ですか?どこからやったらいいでしょうか?」
「あっ、何?手伝ってくれんの?」
おじさんは言い、喫茶店に向かって歩き始めた。
「適当にやって。」
と、おじさんが喫茶店の扉を開けると、そこには、木の内装がレトロな雰囲気を醸し出す、こぢんまりとした、ゆっくりとした空間が広がっていた。

一日目は、私たちが喫茶店で作業を進める間、おじさんは専ら裏の自宅を一人で片付けていて、あまり会話もなかったが、2日目になると、徐々に会話が増えていった。その一つのきっかけは同僚のタバコだった。

「タバコ、のもうかな。」
作業2日目の朝、おじさんの喫茶店の裏にある自宅玄関の棚の泥拭きをしていると、おじさんの呟きが聞こえた。
「あっ、タバコ吸うんですか?だったら、ちょっと待ってて下さい!東京から、日本製のタバコ持ってきてるんです!」
泥拭きの手を止め、自分の荷物を置いた場所に駆けていった。「あった、あった。」思わず込み上げてくる笑みとともに、玄関先にいるおじさんの元に戻った。
「この銘柄、おじさん吸いますか?」
「じゃ、一本だけ。」
おじさんは一本だけタバコを取り出し、Seven Starの箱を返そうとしたが、
「今、東京でも品薄らしくて、被災地でも珍しいはずだし、渡してきてほしい、って同僚から託されたんです。全部もらってください!」
と私が言うと、おじさんはそれを受け取ってくれた。

その日、私たちが作業を終えるまで、何度か、おじさんがタバコを吸っているところを見かけた。
「ヘビースモーカーなんですか?」
「いや、震災後かな。タバコが無ければ無いで吸わなくてもいいんだけど。タバコと酒があったら、酒のほうがいい。」
その前日、おじさんから「やっぱり夜は怖くて眠れない。」という言葉を聞いていたこともあり、「不安でタバコを吸いたくなってるのかな。」とふと思ったが、それは口には出さなかった。
「お酒は何が好きなんですか?地酒?」
「いや、焼酎かな。この辺の日本酒だと塩釜の浦霞が有名だけど。」
「あっ、じゃぁ、それ、今度飲んでみます。」

何本目のタバコのときだろう。おじさんが、ふと呟いた。
「今日はおふくろの命日なんだ。」
「そうなんですか。今日、お墓参りとか行かれるんですか?」
「いや、高台のほうにあって、車も流されちゃったし、行けないよ。」
「そうなんですね。車も、流されてしまったんですね。」
「家の前の駐車場に止めてたんだけど、どうやって(水が)回っていったのかわからないけど、一本向こうの道まで、(車が)流れていったんだよ。外に置いてあったアイスクリーム用のクーラーもどっかに流されていったよ。」

「震災のときは、お一人だったんですか?」
「店をやっていて、ちょうど客のいないときだったから良かった。地震が来たときは、あの(コーヒーカップなんかを入れた食器)棚が倒れないように支えて、(地震が)収まった後は、すぐに黄色のチェーンを(棚に)巻いてな。そしたら、みんな『逃げろ、逃げろ』って。でも、俺は『逃げねぇ』って言って。たぶん、車で逃げたほうが危なかったんじゃねぇか。地震後、20分もしないうちに、黒い水が押し寄せて、カウンターに登ったんだ。でも、首まで水が来てよ。水が引いてから、横の窓を蹴破って、外に出たんだ。」
「本当にとっさの判断だったんですね。おじさんが無事で本当によかったです。」
「近くに住んでいる孫が津波に巻き込まれたんじゃないかって、心配で。何日かして、会いに行ってよ。」
「ご無事だったんですか?」
「無事で。……会えて、本当に嬉しかった!」

吸いかけのタバコを口に運ぶ手を止め、そう語ったおじさんの腹の底からの声は、私の心にも強く響いた。

(Written by H.H.)
週末の災害ボラ報告 in 石巻 (上) [2011年04月20日(Wed)]

週末にピースボートの災害ボランティアとして石巻へ行った。泥掻きがようやく始まった一つの商店街で作業を行なったが、まだ現場は震災から1ヶ月以上経ったとは思えない惨状で、復興に向けた第一段階の後片付けのために、もっともっと人手が必要な状況だった。

石巻専修大学にテントを陣取り、そこからバスのピストン輸送で現場に向かった私たちは、旧北上川が見えてきたところで目を見張った。階段部分と表札が残る玄関口のほんの一部を除き、完全に崩壊してしまった家のガレキの山が目に飛び込んできたからだ。どうやったら、ここまで無残な姿になってしまうのか――私は息を呑むことすら忘れ、食い入るようにその光景を見つめた。

そのすぐ近くにある現場のボランティア本部前でバスから降り立った瞬間、今度は鼻をつく異臭と粉塵に見舞われた。家から運び出された家具、電化製品、そして子供のおもちゃまで、あらゆる日常生活用品が泥まみれとなり、周りの家々の前に山のように積まれていたのだ。東方の丘陵が壁となり、この一帯に津波が直接到達することはなかったようだが、北方を流れる旧北上川が氾濫し、家屋の1階部分は瞬く間に黒い濁流に呑まれたということだった。

注意事項を受けた後、私たち総勢200名余りは、スコップやブラシ、ワイパーなど、泥掻きの作業道具一式を本部で揃え、10人1組となって、商店街の泥掻き、清掃へ出発。2日間、私たちのグループは二手に分かれた。一手は、震災後、ほぼ手付かずのままの歯科医とその自宅で、まさに泥掻きと泥にまみれてしまった様々な物を外に運び出す作業から始まったようだった。2日かけて、ようやく床の木目やタイルが見えてくる――そんな状況だった。

私自身は、歯科医の向かいにある喫茶店とその裏にある自宅にほとんどの時間を充てた。そこは60代のおじさんが一人で経営しているらしいレトロ風の喫茶店だった。お店のカウンター内に残された倒れかけの食器棚を大人数で運び出したり、トイレ等の泥掻き、フロアの泥出しなど、私たちは黙々と取り組んだ。このお店で、おじさんがまたコーヒーをお客さんに出せる日が一日も早く来るように願いながら。

最初、喫茶店のことをおじさんに聞くと、「誰か借りてくれる人がいたら、使ってもらうよ。」という答えが返ってきていたのだが、2日目に、おじさんの自宅の玄関先や風呂場の清掃を手伝う傍ら、色々な会話が弾むようになると、「補助金か保険が出たら、まず仮店舗をどこか別の場所でやって、その間にあの店をきれいにするよ。」という言葉がおじさんの口から聞けるようになった。その変化が、私たちにおじさんが徐々に心を開いてくれたからなのかどうかはわからなかったが、ただ無償に嬉しくて、別れ際、私は、「石巻におじさんの作ったパスタを食べに来ますね!」と心からおじさんにエールを送った。「そりゃ助かるわ。ありがとう。」本当にもったいないくらいのそのおじさんの言葉を私は深く心に刻んだ。

作業を終え、本部に戻る道すがら、すれ違う地元の人たちは、口々に「ありがとね。」「いやぁ、本当に助かった!」という言葉をかけてくださった。涙が思わず、こみ上げてきた。

賞味1日半しか手伝いはできず、私一人では本当に本当に小さい力にしかならなかったが、こうしたボランティアが毎週現地に手伝いに入ること、また、私たちが自分の地域でできることをやっていくこと――そうした積み重ねが大きな力となって、地元の人たちの復興へ向けた動きをサポートしていけるんだと、改めて強く思った週末だった。

写真はこちら http://album.yahoo.co.jp/photos/my/10336747/

(Written by H.H.)
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