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「安心して子育てしたい」 山口・上関原発建設についてお母さんたちが申入れ [2011年04月28日(Thu)]

昨日、山口県庁で山口県の様々な市町村からいらっしゃったお母さんたち(「未来につながる生命(いのち)を育てる会」)に混じり、上関原発に関する申入れに参加してきました。申入れは11:00〜12:00にかけて行なわれ、約20名のお母さんたちが参加(福島から避難されている方も参加されていました)。その間、他の約50名程のお母さんたちも、県庁下に集まりました。妊婦の方、子連れの方も多かったです。

「安全なところで子育てしたい」――お母さんたちのストレートな不安の声と子どもを大切に思う気持ちは、やはり心に響きました。昨日夕方の地方ニュースでは、各局、この申入れの件を取り上げていました。全国の方にも、この声をぜひ届けられたらと思います。

申入れ時とその後の議論の様子は一部Youtubeにアップしてあります。
 http://www.youtube.com/watch?v=j_T2_OAGHqI
 http://www.youtube.com/watch?v=ayP3qOS2oHY
 http://www.youtube.com/watch?v=CduBPmwXu7Q
写真も一部、こちらにアップしてあるので、ぜひご覧ください。
 http://album.yahoo.co.jp/photos/my/10336747/

さて、3,679個人、14団体が署名した申入れの内容は、以下5項目でした。
1. 福島事故による県内の放射性物質汚染について、詳細な検査実施と結果公表
2. 上関原発建設に対する県民全員による投票やアンケートの実施
3. 上関町田ノ浦の公有水面埋め立て許可の取り消し
4. 上関原発の建設計画を白紙に戻すよう中国電力と国に対して要請すること
5. 原発ではなく、山口県の自然を活かした持続可能なエネルギーへの転換

県の回答は予想通り、書面を読むだけのもので、お母さんたちはかなりストレスを感じられたと思います。県の基本的なスタンスは「国の政策に従う」というもので、
  「上(国)ばかり見ているが、ここに住んでいる県民の生活はどう思うのか。」
   「法律重視で、いのちを軽視している。」
  「県民の声を聴き、県としての意見を国に伝えて。」
というお母さんたちの訴えにも、以下の回答を繰り返すばかりでした。

●県としての安全確保
・まず、福島の原発事故を収束させることが第一。その後、国が原因究明を行ない、新たなエネルギー政策、また、新たな安全対策を出すことになるだろう。県はそれを慎重に見極めて対応する。
・県としては、監督権限が限られている中、平成13年に安全確保の大前提として、6部門21項目にわたる意見書を出した。地震、事故、防災対策等、安全に関わるものがこの中にすべて入っている。この6部門21項目に関し、専門家の意見も聞きながら、国が今回の事故を踏まえ、どのような対応をしていくかをしっかりチェックすることで、県の責任を果たし、県民の安心・安全を担保していく。

●事故後の県の対応(工事中断と追加調査の継続)
・福島の事故後、3月13日、中電に対し、上関の埋立て工事等の準備工事について、今後の国の対応を十分に見極めて、慎重な対応をされるよう要請した。3月15日から準備工事を一時中断。
・中電による発破を伴う追加調査が継続されている点については、平成20年12月に設置許可申請を事業者が出したが、申請後の安全審査の過程で、追加調査をしたほうがよいという意見が国から出された。その指示を受けて、事業者が同調査を実施している。したがって、その調査の実施の中断は、国の指導を受けて判断するべきもの。

●県による埋め立て許可
・埋め立て免許は、平成20年に事業者から出願があり、審査した時点で、法の定める免許用件を満たしていたことから発行。
・一般的には、事業者に法令違反がある場合以外には、許可の取り消しはできない。現時点では法令には違反していない。
・しかし、今回は想定を越える災害である福島の原発事故を受けて、こうした国の法定義務として処理している埋め立て免許業務に関し、指導とか要請とかも含め、県知事としてどのような対応が可能か、運用・解釈について、早急に国に見解を求めることにしている。

「未来につながる生命(いのち)を育てる会」は、今後もこうした動きを継続されたいとのことでした。全国各地で、上関原発建設計画の白紙撤回に向け、さらに追い風を作っていけるといいですね。

(Written by H.H.)
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