• もっと見る

«「自主的意見聴取会」7/19院内集会 | Main | 「水Do!@キャンパス」キックオフミーティングをしました»
プロフィール

FoE Japanさんの画像
<< 2016年02月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29          
リンク集
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
https://blog.canpan.info/foejapan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/foejapan/index2_0.xml
「自主的意見聴取会」7/20福島からエネルギー・環境の未来を考える  [2012年07月23日(Mon)]

FoE Japanの吉田です。
20日(金)、福島市でエネルギー政策に関する「自主的意見聴取会」を市民主催で開催しました。
平日夜にかかわらず、メディアもふくめ約50名が参加しました。
福島市内はもちろん、二本松、郡山、相馬、南相馬、などからも参加されました。
会場の予約・準備を担ってくれた佐々木慶子さんはじめ、福島のみなさんには大変お世話になりました。東京からは、満田、吉田が参加しました。
DSCF4710.JPG
「福島の苦しみを、自分の身において考えてほしい」との胸をうつ発言が複数の方からあり、なによりも、福島県民は、この「国民的議論に意見を言いたい、言わざるを得ない!」ということが切々と、激しく、訴えられた貴重な機会となりました。(下記の報告をご覧ください)
なかでも、8月1日に福島市で開催される政府主催「意見聴取会」に対して、周知方法や開催の方法について疑問とともに、以下の強い要望が出されました。
*土日にも開催すべき
*複数個所で開催すべき
*インターネット以外からも申し込めるようにすべき
*福島県や福島市にも最低限協力を求め、周知広報を行うべき。新聞折り込み広告なども行うべき

いずれも、十分に検討可能なことだと思います。持ち帰って検討してもらいますが、25日(郡山)でも、また週明けにも改めて国家戦略室に確認できればと思います。これを要請・確認できたことも含め、福島のみなさんの率直な、身に迫る声を直接聞いていただくことができ、急な設定ではありましたが、開催した意義があったと思います。

●なお、8月1日の福島の「意見聴取会」について、会の中で、事務局に確認してもらいました。
場所は、福島テルサのFTホール(約250人)14:30〜17:00。
意見表明は30人。
参加対象は、福島県在住または避難者。
※参加者や主催者が、意見聴取会の情報をきちんと広報するように強く要請したことがきいてか、この直後、ウェブに情報がアップされました。
オンライン以外の申し込み受付など、引き続き改善が必要です。
http://kokumingiron.jp/

「自主的意見聴取会」25日郡山も、もう一度、直接意見を伝えられる機会です。
ぜひ、ご参加ください&お知り合いにお伝えください。
【拡散希望!】<福島からエネルギー・環境の未来を考える>
・日時: 2012年7月25日(水)18:30〜20:30
・会場: 郡山教職員組合会館 2F会議室 (郡山市・桑野)
http://www.foejapan.org/energy/evt/120720.html

以下、簡単ではありますが、今日(20日)福島の報告です。また、JANICで中継・録画していただきました。
http://www.ustream.tv/user/ngoJANIC

●会の流れ
・司会:満田
・国家戦略室より、選択肢概略説明
・吉田より、選択肢提示の問題点
・佐々木慶子さんより挨拶・意見表明
・質疑応答(疑問点など)
・意見表明・意見交換

●「国民的議論」について
・8月1日の意見聴取会について、毎日朝晩とウェブサイトを見ているが、まだ場所も出ていない。ばかにしている。
・(本日福島県庁に行ってきたが)福島県も何の連絡も受けていなかった。福島県にすら連絡がない状況の中で、本当に福島の意見を聞く気があるのか?
・なぜ、民間高校会社に運営させているのか?それは私たちの税金。
・なぜ数千万円かかって11箇所のみなのか?
・パブコメや国民的議論の結果は、次の政府に引き継がれるのか?
・今日のような場で出た意見が、きちんと政治家に伝えられるのか?改ざんされることはないのか?
・8月末に決定は短すぎる
・国民的議論のあり方として、一方通行でない、双方向のやり取りにしてほしい。

●福島県民の苦しみ
・冷静にしているが毎日苦しい。本当に怒りにふるえている。自分の身において考えてほしい。
・なぜ東電を説得できないのか 事故リスクについて保険でカバーできる話ではない。
・みんな被害を受けている。なぜ、第二原発の廃炉を決められないのか?!
・お子さんはいるか?子供たちを福島に連れてこられるか?福島はいまだに20ミリシーベルトを強いられている。
・どれだけ福島県民が苦しんでいるか、どれくらい苦労しているか、どれほど子供たちのことで胸を痛めているか。
・私は、自分の子どもを原発で働かせることはできない。それほど危ないものだとわかっていないのか?被ばくを押しつけてできる電気はいらない。
・私たちは政府をまったく信用していない。日々の生活に苦労している中で、8月1日に平日に来いというのか?4、5箇所での開催は当然だ。
・(東京からの参加者、除染ボランティア参加)原発がなくても電気は足りている。被曝者手帳の交付、適切な賠償の支払いなど、たくさんの要求がある。被ばくを心配しながら除染を行っている。
・政府の人も除染ボランティアをしてほしい。
・今日、福島県民の苦しみと悲しみが怒りになって表れたことを伝えてください。女たちの怒りを届けてください。

●「選択肢」について
・2030年の選択しについて、福島原発はどうなっているか、避難計画はどうなっているかも併記すべきではないか?
・「継続できる省エネ」「継続できない省エネ」とは、なんと言う言い方か!なぜ原発ゼロを前提としたシナリオがないのか。すぐに止めてもやっていける。やっていけないのであれば、電気を使う東京や大阪に原発を作るべき。その前にできることがたくさんある。夏休みを一ヶ月にして、会津にきたらい
い。
・原子力の問題は、エネルギー問題なのか?原子力は、エネルギーとして考えるにそぐわない。
 そもそも電気を使うことありきなのはなぜか。
・地熱発電でもっとできるのではないか?
・原発のコストについて、仮に保険をかければ莫大に高くなる。無理ではないか。
-------------------------------------------
           (吉田 明子)
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました

コメントする
コメント