{シェーナウの想い」上映会&トークを開催しました [2012年06月21日(Thu)]
スタッフの瀬口です。
2012年6月18日(月)夜、青山の東京ウィメンズプラザで、映画「シェーナウの想い」上映会&トークを開催しました。短い告知期間にも関わらず、会場はほぼ満席となりました。 ![]() 映画は、ドイツ南西部の小さな町シェーナウの住民たちが、チェルノブイリ事故をきっかけに、「原発に頼らない、市民の電力会社をつくろう」と立ち上がり、長い運動の末にドイツ初の自然エネルギー100%の市民電力会社を設立するまでのドキュメンタリーです。 上映の後、自然エネルギー推進市民フォーラム理事長の都筑建さん、ドイツ在住ジャーナリストの田口理穂さんとともに、「シェーナウからのメッセージを受けて、サステナブルな日本へ」と題したトークを行いました。 2002年にいったん脱原発を決めたドイツが、原発推進派の巻き返しで稼動延長を決め、福島原発事故を受けて、改めて、脱原発に至った経緯を振り返り、田口さんは、「今回の決定は9割以上の国民が賛成しており、ゆるぎないものだ」と言いました。 都筑さんは、長年のエネルギーシフトに向けた草の根活動から、電力システム改革の前に立ちはだかる巨大な権力に対抗するだめの、しなやかな市民力の重要性についてお話されました。 また、短い時間でしたが、フロアからの発言もいただき、ゲストとの交流を行いました。 大飯原発再稼動が決まってしまいましたが、ドイツの市民に負けないくらいの粘り強い市民の活動こそが、エネルギーの自治を勝ち取るには不可欠なのだとの想いを、強く共有したイベントでした。 ※イベントの案内はこちら http://www.foejapan.org/sustainable/germany/event/120618.html |