エシカルな製品を求めて [2012年03月06日(Tue)]
インターンの三上です。 2月27日にYMCAアジア青少年センターで、フォーラム「米国金融規制改革法と紛争鉱物の日本企業への影響」が開かれました。 私たちが普段使用している携帯電話、テレビ、ゲーム機などの電子機器や家電製品などにはレアメタルやタンタルなどの金属が含まれています。これらは日本であまり採掘できないため、中国や南アフリカ、インドネシアなど様々な国から輸入されています。 この鉱物が採掘される上で以下のような問題が引き起こされています。 自然が破壊され生物多様性が失われる。 その土地にもともと住んでいた人々が移住せざる負えなくなっている。 子供たちが強制的に働かせられている。 武装勢力の資金源となり紛争が持続している。 私はこれまで自分が使っている製品がどこから来てどのような過程で作られたのかということを考えたことがありませんでしたが、今回のフォーラムを切っ掛けに、製品が出来上がるまでの経緯も意識する必要があると思いました。 確かに、採掘されているのは私たちの住んでいるところから遠く一見関係ないように思えますが、私たちが得ている「便利さ」は上記のような犠牲を伴って与えられているという意味で繋がっており非常に重要な問題です。 私たちにできること、それはまず「知る」ことです。このような現状を知らない人が大半を占めているので、私もより多くの人に伝えていきたいと思っています。製品の背景にある問題を一人一人が意識することで少し変わってきます。 企業がこのような過程で生み出された鉱物によって製品を作らないようにするためには私たち市民の声が必要です。今、「エシカルケイタイキャンペーン」という活動をしています。エシカルとは道徳的な・倫理的なという意味です。ぜひ、署名でエシカルな製品を企業に求めましょう。 ご協力お願いします。 エシカルケータイキャンペーンおよび関連情報はこちら↓ ★鉱物資源と私たちのくらし http://www.foejapan.org/aid/metal.html |